前回は、きょうだいゲンカの「怒り爆発期」についてお伝えしました。
感情を出すことが脳の成長のスタートだと知ると、見え方が少し変わりましたよね。
今回はその次のステップ
「言葉で伝えたいけれど、うまく伝わらない時期」を見ていきましょう。
この時期のお子さんは、
頭の中ではちゃんと「言いたいこと」があるのに、
言葉と感情がまだバラバラに動いてしまう段階です。
「貸してって言ったのに!」
「先に使ってたのに!」
自分なりに言葉で伝えようとしても、思うように伝わらず、結局どちらも怒り出す…。
ママから見ると「せっかく話せるようになったのに、またケンカ…」と感じるかもしれません。
ところが、
ここが脳がぐんぐん伸びている“練習期”なんです。
脳の中では何が起きてる?
感情を感じる脳と、言葉をつかさどる脳は別の場所にあります。
ステップ2では、この2つをつなぐ神経ネットワークが発達中
そのため、感情が強くなると、まだ言葉が飛んでしまうことも多いんです。
つまり、言葉が出ない=まだ練習中なだけ。
ここを責めるのではなく、
「言葉にしようとしたこと」を認めてあげることが鍵になります。
<ママにできること>
この時期のサポートは
“代弁”と“翻訳”
「○○って言いたかったんだね」
「こうしてほしかったんだよね」
そう言葉を添えることで、
子どもの脳が
「気持ちは言葉で伝えていいんだ」と覚えていきます。
うまく言えないまま終わったケンカでも、
あとから
「さっきはイヤだったね」
「どうしたかった?」と声をかけてあげるだけでもOK。
言葉で気持ちを整理する回路が、少しずつ太くなっていきます。

「言葉で伝えなさい!」と叱るより、「言葉で伝えようとしてたね」と認めてあげる。
たったその違いで、
子どもの“伝える力”が確実に伸びていきます。
ママが「できてない部分」ではなく「できはじめたサイン」に気づけると、
ケンカの見え方もずいぶん変わっていきますよ。
<まとめ>
「伝えたいけど伝わらない」は、言葉と感情をつなぐ大切な練習期。
ママのひと声が、その回路を確実に育てていきます。

