登校しぶりのお子さんを
持つママから、
こんなお話をよく聞きます。
「今日は1時間、学校にいられました!」
「昨日より長くいられました!」
「今日は給食まで頑張れました!」
もちろん、
昨日より長く学校にいられたら
嬉しいですよね。
「少しずつ回復してきたのかな」
って思うと思います。
だけど今日は、
ここで一つ考えてほしいんです。
学校に長くいられたら、
本当に回復しているのでしょうか?
ということ。
以前、あるママも
学校に行けたら前進。
長く学校にいられたら、
もっと前進。
そう考えていました。
だから、
1時間いられたら、
「次は2時間いられるかな?」
午前中いられたら、
「今度は給食までいられるかな」
逆に、
昨日は2時間いられたのに
今日は30分で帰ってきたら
「また後退しちゃったのかも」
と不安になっていたんです。
つまり、
「学校に何時間いられたか」
が、回復の物差しに
なっていたんですね。
だけど私は、
このママにお伝えしました。
私が一番大事にしているのは、
学校に何時間いられたかだけでは
ありません。
見るべきなのは、
その子が学校で、
どんな心と脳の状態で
過ごしていたのか?
ということなんです。
例えば、
学校には3時間いられた。
だけど、その3時間ずっと
「怒られたらどうしよう」
「失敗したらどうしよう」
「早く帰りたい」
と緊張していた。
教室の音や人の多さにも疲れて、
一生懸命我慢して、
家に帰ってきたらぐったり。
それでも、
「3時間いられたから今日は成功!」
と言えるでしょうか?
時間だけでは
回復は判断しないで欲しいのです。
なぜなら、
つらい気持ちを抱えたまま
無理をして学校へ行く経験が
重なることで
子どもの中に
「学校=つらい場所」
「学校=怖い場所」
というネガティブな記憶が
強く残ってしまうことがあるからです。
学校に行ったか、
行かなかったかだけで、
その日を評価しないでくださいね。
見るべきなのは、
「何時間いられたか」ではなく
学校で過ごす時間に、
わが子がどんな心と脳の
状態だったのか。
まずは、そこを
見てあげてくださいね。

無理をして長く学校にいることが
続けば、かえって
疲れや不安が積み重なり、
回復に時間がかかることもあります。
だから明日の朝、
「今日は何時間いられるかな?」
と思ったら
その前に一度だけ
「今、この子は
どんな状態なんだろう?」
と見てみてください。
登校時間ではなく、
わが子の状態を見る。
まずは、そこから
始めてみてくださいね。
今日はここまで!


