ADHDキッズが学校トラブルを起こした時どうする?叱る代わりにしてほしい2つの対応

 

学校からトラブル報告の電話がかかってくると、「しっかり言い聞かせないと!」と思ってしまいますよね。ですがそれ、逆効果かもしれません!叱る代わりにお母さんができる対応をご紹介します。
 

【目次】

 
 

1.学校からのトラブル報告の電話。厳しく叱っていませんか?

 
 
 学校からかかってくるトラブル報告の電話。 何度も続くとお母さんにとってものすごくストレスですよね…
 
 
電話が夕方かかってくると、その後の家事も手につかなくなります。
 
 
クラスの子に手が出てケガをさせてしまった場合は、相手の保護者に謝罪をすることも。
 
 
もちろん、相手のお子さんや保護者の心情を考えると申し訳ない気持ちになりますよね。
 
 
ですがいざ謝罪するとなるとそれ以上に
 
 
「なんて言われるだろうか。」
 
「ダメな母親だと思われているだろうな…。」
 
 
という不安が、さらにお母さんを苦しめます。
 
 
 
私は小学校の教員の経験があるので、発達障害は生まれ持った特性で、 育て方のせいでないことを知識として知っていました。
 
 
それでも息子のトラブルの電話がかかってくるたびに
 
 
「自分の育て方のせいではないか。」
 
 
と自分を責め、 涙が出てくることも何度もありました。
 
 
「なんとかしなくては!」と、繰り返し子どもを叱ったり、「もうしない」と約束させたりすることもありました。
 
 
ですが、叱っても改善はしません。
 
 
むしろ、叱れば叱るほど、話を聞かなくなり悪化してしまいます。
 
 
そんな経験がある方もいるのではないでしょうか。
 
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2.叱ってもよくならない理由

 
 
どうして叱っても改善しないのでしょう? それには脳の特性に理由があります。
 
 

◆自分でコントロールすることが難しい

 
 
多くの場合、注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの子はやってはいけないことを理解しています。
 
 
でも、やってしまうのです。
 
 
ADHDの特性の1つに衝動性が高いことが挙げられます。
 
 
脳の中の行動や感情のコントロールをする部分がまだ未熟なため、考えるより先に動いてしまうのです。
 
 
自分ではコントロールできないことを学校でも家でも注意され、 守れるかわからない約束までさせられている。
 
 
「次はしない!」 と本当に思っているのに、また同じことをしてしまい、また叱られるの繰り返し…
 
 
子どもも苦しんでいます。
 
 
 

◆ネガティブな経験だけが残ってしまう

 
 
進化の過程で、脳はネガティブな感情がより記憶に残りやすい仕組みになっています。
 
 
発達凸凹の子はさらにその傾向が強いです。
 
 
また、ネガティブな感情のときに脳は発達しにくいので、 いくら指導や注意をしたところで、子どもには届いていません。
 
 
シャットアウト状態です。
 
 
子どもはすでに学校でたくさん叱られてきています。
 
 
学校でも叱られた上に、家でも叱るということは 負の経験をたくさん積み上げていることになります。
 
 
それなのに大事なことは脳には届いていない可能性が高く、残るのは「叱られた」というネガティブな記憶。
 
 
これでは行動が改善していきません。
 
 
とはいえ、全くその話題に触れないというわけにもいかないですよね。
 
 
相手がいて謝罪をする場合はなおさらです。
 
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3.叱る代わりにやってほしい2つのこと

 
 
ではどのように関わったらよいのでしょう?
 
 
叱る代わりにやってほしい、2つの対応をご紹介します!
 
 

◆ポジティブな経験で終わらせる

 
 
・よくないことをしてしまったけれど、その後先生ときちんと話ができた。
 
 
・「ごめんね。」と謝ることができた。
 
 
・その後は気持ちを切り替えて頑張れた。
 
 
など、よくない行いの中でも、肯定してあげられる行動を見つけ、言葉にして褒めることで、ポジティブな経験に変えることができます。
 
 
また、よかったことを言葉にして意識させてあげることで、その行動を定着させる効果もあります。
 
 
これはお母さんだけでは難しいので、 先生から連絡があったときに、
 
 
「先生と落ち着いて話をすることができたんですね。」
 
 
「お友達に素直に謝ることができたんですね。」
 
 
「その後は気持ちを引きずらず、次の活動に参加できたのでしょうか?」
 
 
と、様子を聞いておくとよいです。
 
 
 

◆気持ちに共感して、代弁してあげる

 
 
トラブルが起こると、真っ先に叱られてしまうことが多いですが、本人にも理由や言い分があるかもしれません。
 
 
そこを飛ばして行動ばかりを変えようとすると、先生やお母さんからの言葉は耳に入らなくなってしまいます。
 
 
先生が気持ちを聞いてくれている場合も、学校では言えなかった本心があるかもしれません。
 
 
「〇〇が嫌だったんだね。」
 
 
「そんなふうに思ったんだね。」
 
 
「悔しい気持ちになったんだね。」
 
 
と気持ちを聞いて、「こうだったんだね。」と繰り返したり、うまく言えない場合は代弁してあげるようにしましょう。
 
 
言葉より先に手が出てしまう場合、 お母さんが感情に名前をつけてあげることで、 少しずつ言葉でのやりとりができるようになっていきます。
 
 
子どもの気持ちに充分共感し、ネガティブな感情が落ち着いた後に 「どうしたらよかったかな?」 と、好ましい行動について一緒に考えると、お母さんの言葉に耳を開いてくれるようになります。
 
 
叱られる経験をたくさんしてきている子は 「どうせまた怒られる。」 と思い、始めは自分の気持ちを話してくれないかもしれません。
 
 
叱らず共感することを続けていくことで、 少しずつ話してくれるようになるので焦らないでくださいね。
 
 
トラブルの連絡があると、お母さんも落ち込んでしまいますが 一番苦しい思いをしているのはお子さんです。
 
 
お母さんの声かけでネガティブな体験を最小限に抑えられるよう試してみてくださいね。
 
 
 
 
 
 
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執筆者:若月綾
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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