朝の支度の着替えで毎日癇癪を起こす子どもに困っていませんか?それはわがままではなく感覚過敏が関係していることも。服を嫌がる理由と、朝の着替えがラクになる3つの関わり方を紹介します。
【目次】
1.朝の着替えで大暴れ…毎日繰り返される癇癪に疲れていませんか
2.「わがまま」ではなく感覚の感じ方が関係していることも
3.服を嫌がる子どもへの3つの関わり方
①暴れているとき:別の感覚に切り替える
②落ち着いたあと:気持ちを言葉で代弁する
③前日の夜:着る服を一緒に決めておく
4.朝の「戦い」は終わらせることができます!
1.朝の着替えで大暴れ…毎日繰り返される癇癪に疲れていませんか
朝の登園前、突然スイッチが入ったように泣き叫ぶ。
着替えもできない、靴も履けない。
いろいろ工夫してみても、なかなかうまくいかない。
体を反らして暴れる子どもを前に「これ以上どうしたらいいの?」と、途方に暮れてしまいますよね。
実は、朝の登園前に癇癪が起きる子どもには、共通した理由があるケースが多いんです。

またこの大変さがなかなか人に伝わらないことで、ママの心も折れそうになりますよね。
園では落ち着いていると言われたり、夫に話しても「そんなに?」と言われたり。
本当に大変な姿を知っているのは、毎朝そばにいるママだけです。
ネットで対応法を調べてみても、「寄り添いましょう」「落ち着くまで待ちましょう」。
頭ではわかっていても、目の前で暴れている子どもを前に
「本当にそんなことできるの?」
「私の愛情が足りないの?」
そんなふうに、自分を責めてしまうこともありますよね。
何よりつらいのは、この毎朝がいつまで続くのかわからないことではないでしょうか。
この記事では朝のお着替えで暴れる理由と、今日からできる対応法をお伝えします。
2.「わがまま」ではなく感覚の感じ方が関係していることも
朝の着替えで癇癪が起きると、
「この子はわがままなのかな」
「甘やかしてしまったのかな」
そんなふうに自分を責めてしまうママも多いと思います。
私もそうでした。

ですが実は、服を嫌がる子どもの中には「わがまま」ではない理由が隠れていることがあります。
それが感覚の感じ方の違いです。
子どもによっては、服のタグや縫い目、素材の感触などを、脳が「危険なもの」として処理してしまうことがあります。
感覚の刺激が強くなりすぎると、気持ちがコントロールできなくなり大きな癇癪になることがあります。
発達分野ではこのような状態を「センサリーメルトダウン」と呼ぶこともあります。
普通なら気にならない小さな刺激でも、その子にとっては我慢できない不快感になっていることがあるのです。
例えばこんなことはありませんか?
・服のタグがチクチクして気になる
・縫い目が肌に当たる感じが嫌
・素材のゴワゴワ感が苦手
▼▼靴下を履けない・服を嫌がる子どもの具体的な対応について詳しく紹介しています。
さらに、感覚の受け取り方に特徴がある子どもには着替え以外にもこんな様子が見られることがあります。
・ボール投げや体を動かすことが苦手
・落ち着きがないと言われる
・手先が不器用で集中が続きにくい
一見すると着替えとは関係ないように見える困りごとも、実は根っこでつながっていることがあります。
朝の着替えで癇癪が起きているときに子どものために頑張らせた対応が、逆効果になってしまうことがあるのです。
困りごとの本当の理由を見つけられれば、対応の仕方を変えることができます。
そしてそれは、朝のバタバタした時間をラクにするヒントにもつながっていきます。
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3.服を嫌がる子どもへの3つの関わり方
朝の着替え癇癪に感覚の感じ方が関係している場合は、不快な刺激を減らすことが大きな助けになります。
ここでは、朝の着替えが少しラクになる関わり方を3つ紹介します。
◆①暴れているとき:別の感覚に切り替える
服が肌に触れたとき、子どもによっては「針が刺さるような痛み」や「耐えられない不快感」として脳が反応していることがあります。
そんなときに「着なさい」と頑張らせても、子どもの脳はますます警戒モードになってしまいます。
そこで役立つのが、別の感覚を使って気持ちを切り替える方法です。
例えば
・身体にしっかりと圧力を感じられるよう、ぎゅっと抱きしめる(深部覚)
・好きな匂いをかぐ(嗅覚)
・好きな食べ物を少し口に入れる(味覚)
「着替えさせること」より「落ち着くこと」を優先してみてください。

◆②落ち着いたあと:気持ちを言葉で代弁する
癇癪が起きているとき、子ども自身も「なぜイヤなのか」をうまく言葉にできていないことがあります。
そんなときに助けになるのが、気持ちを言葉で代弁することです。
例えば子どもが服を嫌がったとき
「この服、チクチクする感じがしたのかな?」
「ママ気づかなかったよ。教えてくれてありがとう」
「違う服にしてみようか」
こんなふうに声をかけると、子どもは「イヤ」を言葉で伝える方法を少しずつ覚えていきます。
子どもはまだ、自分の感覚や気持ちをうまく言葉にできません。
だからこそ大人が言葉を貸してあげることが、感情を整理する力の土台になっていきます。
◆③前日の夜:着る服を一緒に決めておく
朝はどうしても時間に追われます。
その状態で着替えのやり取りが始まると、子どもも大人も余裕がなくなってしまいます。
そこでおすすめなのが、前日の夜に服を選んでおくことです。
「この服とこの服、どっちにする?」
こんなふうに選択を任せることで、子どもは自分で決めた感覚を持つことができます。
小さなことですが、着替えへの抵抗感がやわらぐことがあります。
4.朝の「戦い」は終わらせることができます!
朝の着替えで癇癪が続くと「この状態はいつまで続くんだろう」そう不安になるママも多いと思います。
私も、先が見えない毎日がとても苦しく感じていました。
ですが子どもの感覚の感じ方を知り、関わり方を少しずつ変えていくことで朝の着替えの時間は少しずつ落ち着いていきました。
もちろん、すぐに全部うまくいくわけではありません。
それでも理由がわかると、終わりのない戦いではなくなります。
何を目指せばいいのかわかると、ママの気持ちもぐっとラクになります。

もし今、朝の着替えでつらい思いをしているなら、それはママの関わり方が間違っているからではありません。
子どもの困りごとの本当の理由がまだ見えていないだけかもしれません。
早く気づくことができれば、朝の「戦い」は終わらせることができます。
ひとりで抱え込まず、子どもの特性を理解しながら少しずつ関わり方を変えていきましょう。
▼▼感覚の問題は生きづらさに直結します。感覚過敏を強めてしまう意外な要因をがわかります。
▼▼感覚の幅を広げる!感覚遊びや言葉かけの方法がわかります。
朝の着替えを嫌がる子どもによくある質問(FAQ)
Q1:子どもが朝の着替えを嫌がるのはなぜですか?
A1:朝の着替えを嫌がる理由にはさまざまありますが、服のタグや縫い目、素材の感触を強く感じてしまう「感覚過敏」が関係している場合もあります。普通は気にならない刺激でも、子どもにとっては我慢できない不快感になり、癇癪として表れることがあります。
Q2:服を嫌がる子どもは感覚過敏なのでしょうか?
A2:すべての子どもが感覚過敏というわけではありませんが、服のタグや縫い目を強く嫌がる場合は感覚の感じ方の違いが関係していることがあります。子どもの様子を観察しながら、不快な刺激を減らす工夫や関わり方を見直していくことが大切です。
Q3:朝の着替えで癇癪が起きたときはどう対応すればいいですか?
A3:まずは無理に着替えさせるのではなく、抱きしめるなど別の感覚を使って気持ちを落ち着かせることが助けになります。落ち着いたあとに気持ちを言葉で代弁したり、前日の夜に服を選んでおくなどの工夫も効果的です。
▼▼子どもが朝の着替えで癇癪を起こす、支度が進まない…その根本を知りたいママは一度のぞいてみてくださいね。
執筆者:本田ひかり
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)



