不登校だった子どもの心境の変化がうれしい!再登校のきっかけとなったイベントとは〜ポジティブお母さんの作戦Part2〜

不登校の子どもをもう一度元気にしてあげたい。元気になったら再登校できるのかな?でもどうしたら良い?そう迷ってしまうことありますよね。今回のインタビューでは、子どもの自信を回復させるための活動の選び方、楽しみ方についてうかがいました!
 

【目次】

 

1.不登校の子どもが再登校するきっかけ

 
 
不登校の子どもにとってまず第一に大事なこと。 
 
 
それは「子どもが休みたいときに早めにしっかり休むこと」です。
 
 
インタビューのPart1『不登校の休み方が未来を左右する!ギフテッドの小学生、先生が嫌なら○○しよう〜ポジティブお母さんの作戦Part1〜』では、不登校になった小学6年生のTくんを休ませるまでのお母さんの気持ちの変化をお伝えしました。
 
 
しかし、
 
 
「休ませていればそれでいいの?」
「どのくらい休んだら再登校できるの?」
 
 
お母さんも学校を休ませたものの、その先どう対応したら良いのか不安になってしまいますよね。
 
 
子どもを休ませて少し元気になってきたら、次のステップが必要です。そのステップはお母さんが用意してあげることができるんです。
 
 
 
 
インタビューをしたお母さんのSさんに、Tくんが元気と自信を取り戻したきっかけについて教えてもらいました!
 
 
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2.子どもが生き生きとできる居場所はどこか?

 
 

ーーー不登校中に参加したイベントで元気を取り戻すことができたと伺いました。Tくんが参加したのは、どんなイベントだったんですか?

 
 
「まずは冬休み中にずっと興味をもっていたロボットプログラミングの講習会二日間参加しました。そこで適切に褒めて頂いたことで自己肯定感と自信を少し取り戻すことができたと思います。
 
その流れで3学期期間には『ミニフィーチャーシティ』というイベントにも参加しました。子どもたちが自分たちで作ったモノやサービスを店で販売し、仮想の電子通貨でお給料をもらって買い物をするという、職業体験のイベントです。
 
全国各地で、時期を変えて行われているようです。
 
最初は、事前のリーダー会議で子どもたちが考えて採用になった職業が20くらいあります。参加者全員がどこかのお店で働き、どうやったら儲かるのか試行錯誤していくんです。
 
新しいシステムを考えたり、転職したり、廃業したり、職業を新たに作ったりする子もいるんです。
 
『ミニフィーチャーシティ』では、スタッフの方がたくさん子どもたちについてくれるんですけど、大人の意見を押し付けることはなくて、見守ってくれるんですね。」
 
 

ーーー体調が万全ではなかった頃だと思うんですが、心配ではなかったですか?

 
 
「かなり迷ったんですよね、参加を決めるにあたって。普通には学校へ行けない、教室へ入って同年齢の子どもたちと関わることに嫌悪感と恐怖心を抱いてしまっている状態だったので。
 
長時間知らない人が大勢いる中最後まで無事に過ごせるのかどうか、精神的にも不安定だったので人と考え方で衝突したときにうまく対応できるのかな、という心配もありました。」
 
 

ーーーTくんをフォローするために何か対策をされて参加したのですか?

 
 
「どんなイベントなのか、過去の報告を見てTに話をして参加する意思があるかよく確認しました。
 
そして参加したら何をやりたいのかも事前に話し、リーダー会議から参加しました。事前の説明会には私も一緒に参加して本番当日の不安を減らせるようにして、本番当日はいつでも連絡が取れるように近くで待っていました。」
 
 

ーーー

 
 
不登校となりうつ状態にまでなってしまったTくんを、もう一度元気にしたいと誘ったのは、学校とは関係のないイベント活動でした。
 
 
 
 
好奇心が旺盛で、難しい問題を解くことが好きなTくんにとって、楽しいと感じることはなんだろうと情報収集して見つけたとのことです。
 
 
お母さんだけではなく、第3者の大人からも褒められる体験をすることで、子どもの自信や自己肯定感は回復していきます。
 
 
子どもにとって安心して自分の力を発揮できる場は、学校やフリースクールなど毎日通う場所でなくても良いのですね。短い期間の体験でも子どもに合っていればいいのです。
 
 
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3.お母さんの作戦勝ち!不登校で失った自己肯定感を取り戻す

 
 

――イベントに参加して、Tくんはどうでしたか?

 
 
「参加中、新しいアイデアを考え出して周りにアナウンスしてもらえる機会がたくさんありました。驚くほど積極的に参加していたようです。
 
Tも、『とても楽しかった』って言っていました!『大人の人たちに褒めてもらえたり、認めてもらえて嬉しかった、また次も行きたい。』とも言っていました。
 
イベントでのできごとを生き生きと嬉しそうに話してくれて、学校に行けなくなる前のTに戻ったようでした。」
 
 

―――イベントへ参加して本当に良かったんですね。最適な時期に最適な判断ができたのはさすがです。Tくんのイベントの様子を見て、Sさんはどう思いましたか?

 
 
「学校では、他の子どもたちと違うところを周りに指摘されて気に病んでしまうのに、このイベントでは他の子ども達と違うところを逆に褒めてもらえてよかったと思いました。
 
イベントで認めてもらえた経験で、失ってしまった自己肯定感や自信を取り戻したようでした。それが先に進むための大きなきっかけになって中学校での再登校につながったように感じました。
 
イベントの中に自由な環境で子どもの発想力や行動力に驚いて、それを引き出してくれた運営の方法にたくさん気づかされることがありました。」
 
 

―――どんな気づきでしたか?

 
 
「それまでボランティアなどで子どもに接する機会がわりと多くありました。他の子どもに対しては集団から外れた行動をしていても寛容に見守っていられるのに、我が子にはついつい「協調性を持つように」と声かけしてしまっていたなと反省しました。」
 
 

ーーー

 
 
賢くて繊細な特性をもつ子ども達は、親が思っている以上に学校でのルールを理解し、先生や友達の意見をよく聞いているものです。
 
 
「こうしなければいけない。」
「こんなことをしたら、叱られる。」
「思ったことを言ったらバカにされた。」
 
 
など、自分の本当にやりたいこと、伝えたいことを言えずに我慢しているかもしれません。奇想天外なアイデアを受け入れられず、いつしか無気力になっていってしまうこともあります。
 
 
Tくんが生き生きする姿を見て、あらためて我が子の良いところを再発見することができたSさん。また、イベントにお母さんも積極的に関わることで、周りの子ども達と違うところも素敵なところだと気づくことができたのです。
 
 
Tくんは、伸び伸びと自分の意見を言える場で、お母さんや他の大人に認めてもらえるチャンスに恵まれました。そのことで、苦手なことにも立ち向かい中学校では再登校したいという気持ちをもつようになっていきます。
 
 
 
 

4.再び動き出すために必要なこと

 
 
大人が「こうでなければならない」という縛られた考えをやめて、大らかな気持ちで子ども達を見てあげられる環境では、子どもは伸び伸びと自分のことを表現し、自信をつけることができます。
 
 
不登校で自信をなくしてしまった子どもには、「好きなことや、楽しいと思えるようなことをやってみようか」と誘ってあげましょう。
 
 
ただ一方的に誘うのではなく、「一緒にやってみよう。一緒に考えてみよう。」とお母さんも一緒に関わることが必要です。
 
 
お母さんは笑顔で、優しい声で、楽しそうに子どもに共感しましょう。肯定的な対応をしてくれるお母さんがいることで、子どもの脳は自分の行動に自信が持てるようになります。
 
 
ただし、好きなこと、楽しいことでも久しぶりに外に出たり、久しぶりに家族以外の人と接したりすることはとても緊張するものです。
 
 
大きな失敗体験をしてしまうとまたエネルギーを消耗してしまいます。成功体験となり、自信をつけられるようにしっかり準備を考えたいですね。
 
 
 
 
いよいよ後半では、お母さんがTくんの中学校進学へ向けて立てた段取りについて聞いていきます!中学校進学を機に再登校を目指しているお子さんをお持ちのお母さん、お見逃しなく‼︎
 
 
【イベント情報】
こちらは2020年2月現在の情報です。参加の際には、最新の情報を確認してください。
 
 
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執筆者:すずき 真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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