小学校の個人懇談をわが子の成長を加速させるチャンスに変えるママの秘策

入学・進級から時間が経ち、お子さんも学校生活に慣れてきましたね。本来の姿が見られるこの時期に、個人懇談を行う学校もあります。お子さんの発達を促す為には、個人懇談でお子さんの特性をうまく伝えることがカギです。今回はその方法をお伝えします!
 

【目次】

1. 個人懇談のねらいとは?

 
 
まもなく12月。2学期の終わりに個人懇談を行う学校もありますよね。
 
 
子どもを交えず、担任の先生と親の二人で子どもについて話をする機会を個人懇談といいます。
 
 
また様々な呼び方があり、「個人面談」、「二者面談」、「懇談会」、「個別面談」、「教育相談」などがあり、家庭訪問も個人懇談の一つといえます。
 
 
では、個人懇談をするねらいにはどのような理由があるのでしょうか。
 
 
個人懇談には、大きく2つのねらいがあることをみなさんご存知ですか?
 
 
1つ目のねらいは、「担任の先生と私たち保護者がお互いを知り、良い関係性をつくること」です。
 
 
良い関係性をつくり信頼関係ができていれば、お子さんの困りごとなどが起きた時、よりスムーズに連携をとることができますね。
 
 
特に、発達障害・グレーゾーンの子どもは、その特性から、学校でパニックになってしまったり、教室に入れなかったり、あるいは思いを伝えられず一人で悩んでしまうこともあります。
 
 
そんな時、担任の先生とうまく連携が取れていれば、より速やかに対応ができ、お子さんも安心して学校に通うことができます!
 
 
 
 
2つ目のねらいは、「子どもの普段の家庭での様子・学校での様子を互いに情報交換することで、より子ども本来の姿を理解すること」です。
 
 
さらには、子ども本来の姿を理解した上で、学校と家庭での子どもの教育を充実させることです。
 
 
つまり、個人面談のねらいは、
 
 
「子どもの教育を充実させるために担任(学校側)と保護者(家庭)が親睦・連携を図り、いつでもタッグを組める状態にすること」 なのです。
 
 
個人懇談は強制ではなく任意に行われる場合もあります。
 
 
仕事で忙しい、仕事の休みを取ったり早退するのが申し訳ない、ただただ面倒くさいなど理由があるかもしれませんが、子どもの学校生活を知るチャンスとなります。
 
 
ぜひ、積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
 
 
きっとお子さんのことで普段は知りえない情報を知ることができるはずです。
 
 
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2.個人懇談に事前準備が必要な理由とは

 
 
個人懇談は、だいたい15~20分の短時間での設定となっています。
 
 
何も準備をせずに個人懇談へ行くと、
 
 
「雑談していたら、本題に入る前に終わりの時間になってしまった」
 
 
「先生からの話を聞くだけで、思ったことを伝えないまま終わってしまった」
 
 
ということになってしまいます。
 
 
また、発達障害・グレーゾーンの子どもをお持ちのお母さんの中には、
 
 
「子どものできないことばかりを一方的に言われ、何も言い返せなかった」
 
 
「特性を理解してもらえず、自分の子育てを否定されているようで落ち込んでしまった」
 
 
と情報交換の場である懇談で、傷ついて終わってしまう、というお母さんもいるようです。つらいですよね。
 
 
 
 
先生からの指摘はショックではありますが、成長のチャンスと捉え、できたら前向きに受け止めていきたいですね。
 
 
学校と家庭でどのような対策が取れるかを話し合う場としても個人懇談を活かして欲しいのです。
 
 
そのためにも、個人懇談の前にしておく事前準備が、とても大切なんです!その準備とはどのようなことなのでしょう。
 
 
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3.個人懇談を成功させるカギは「現状の把握と伝え方」

 
 
個人懇談を成功させるためには大切なポイントが2つあります。
 
 
先ず1つ目は、子どもの現状を把握することです。
 
 
いくつかの項目について思い出せるだけ書き出してみてください。書き出すことで困りごとに気付くことが出来ます。
 
 
現状が理解出来ると、2つ目は、担任の先生への伝え方が重要となります。
 
 
より具体的なアドバイスをもらうためには伝え方にもひと工夫が必要です。
 
 
2つのポイントをふまえて、早速、お子さんのことについて書き出してみましょう。
 
 

◆①子どもの現状把握と質問内容の優先順位を決める

 
 
次の項目別に、お子さんがどのような学校生活を送っているのか考えてみましょう。
 
 
・学校での様子(忘れ物がないかな?係活動などしているかな?)
 
・友だち関係(仲良くしているお友だちがいるかな?休み時間の過ごし方は?)
 
・学習面(積極的に授業に参加しているかな?)
 
・宿題(毎日無理なくできているかな?提出忘れはないかな?)
 
・受験の予定があるお子さんは受験について
 
 
など。項目のほとんどは、学校での様子をベースとした質問になります。
 
 
それを踏まえて家庭での困りごとなどがあれば、担任の先生に質問してみるといいですね。
 
 
 
 
その中で、優先順位の高い困りごとを明確にして、1つまたは2つに絞って、担任の先生に実際に聞いてみましょう。
 
 
質問する時に、「うちの子、落ち着きがなくて」「なかなか宿題に取り組まなくて」など、ただ伝えるだけでは、なかなか改善には結びつきません。
 
 
お母さんからみて、 「お子さんが今、学校や家庭で1番どのようなことに困っているのか?また、 2番目に困っていることは何か?」 を考えてみてください。
 
 
できるだけ具体的に困っている内容を伝えることで、担任の先生は的確なアドバイスを出してくれます。是非、詳しい内容をメモしておくことをお勧めします。
 
 
質問の優先順位が決まったら、次は伝える準備です!
 
 

◆②伝わりやすい伝え方を事前にメモをしてまとめておく

 
 
1 困っている状況
2 その結果現れる行動
3 改善するための対応法
 
 
の順番でメモをして面談に臨みましょう。
 
 
<伝え方例1:自閉スペクトラムで聴覚過敏があるケース>
 
 
例えば、音楽の時間、お友達が叩いたシンバルの音に苦手を感じ、耳を塞いでしゃがみこんでしまってパニックになってしまうという場合を考えてみましょう。
 
 
この場合は、あらかじめお母さんが、
 
 
「うちの子、聴覚過敏があって、突然大きな高い音が聞こえると耳を塞いでしゃがみこむことがあるんです。(状況)
 
そうなるとパニックになって、どんな声かけをしても耳を傾けません。(行動)
 
そんな時、我が家では静かな場所に移動させ、しばらく1人にします。そうすると落ち着きを取り戻してもどってきます。(対応)
 
 
と担任の先生に伝えると分かりやすいです。
 
 
 
 
<伝え方例2:学習障害で聞き取る力が弱いケース>
 
 
お友達との話し合いの時間になると、一度にたくさんの情報が処理できず、話についていけなくことがあります。
 
 
結果、ぼーっとその場にいるだけになってしまい、授業についていけなくなり、やがて学力不振につながってしまう場合があります。
 
 
この場合もあらかじめお母さんから
 
 
「うちの子は話を聞き取る力が弱く、話の内容が早いスピードで展開していくと、話についていけなくなるんです。(状況)
 
すると、ぼーっとしてその場にいることが多いです。(行動)
 
そんな時、家では私が内容を短くわかりやすい言葉に置き換えて伝えるようにしたり、理解できているかその場で確認しています。(対応)
 
 
と整理して伝えましょう。
 
 
実はこれ、我が家が実際におこなったやりとりなんです。
 
 
担任の先生は、グループに分かれて話し合う際、そばにいて様子を見守ってくれました。
 
 
そして、ぼーっとしている時には、もう一度発言した子どもに簡潔に話してもらうようにしたり、担任の先生が意見をまとめて簡単に説明するサポートをしてくれました。
 
 
整理された情報を具体例として伝えれば、担任の先生はお子さんに迅速な対応をとりやすいと思います。
 
 
お子さんも最小限のストレスで、困りごとから解放されますね!
 
 
この2つのケースは、対応法まで保護者が伝えるケースですが、3の対応について担任の先生にアドバイスをもらいたいという場合もあるでしょう。
 
 
そのような時は、3の対応を話し合う時間として懇談の時間をあてたらいいですね。
 
 

4.今後の学校との連携に必要な情報は個人懇談中にもメモ!

 
 
個人懇談では、先生から「学校での子どもの様子」について話しをしてくれます。
 
 
懇談時は、話に夢中になってしまいがちですが、 会話の中には、
 
 
「このようにしたらいいですよ〜」 「こんなところに気をつけていきたいですね」 など、先生からのアドバイスや課題がいっぱいです!
 
 
これを聞くだけでなく、この情報もその場でメモをしておくことが大切です。このメモは、懇談後に再度学校生活の様子を聞く際にも役立つはずです。
 
 
そして、学校との連携をとる意味でも、大切なものになります。
 
 
また、個人懇談の中で話が終わらないこともあるでしょう。もっと相談したいことがあるかもしれません。
 
 
そのような時は遠慮せずに、改めて相談する日時を設定してもらいましょう。
 
 
 
 
後に待っている保護者の方もいますので、くれぐれも長話にならないよう他の方への配慮を忘れずに個人懇談へ挑んでください。
 
 
最後に、お子さんと過ごす時間が一番長いのはお母さんです。
 
 
気づいていないかもしれませんが、 お子さんの一番の専門家はお母さん、あなたです!
 
 
お母さんがお子さんと関わる中で見つけた対応法を、ぜひ担任の先生に伝えてくださいね。
 
 
そして、もし、改善するための対応法がわからない場合でも、大丈夫!
 
 
担任の先生と話し合い、最適な方法を見つけていきましょう。
 
 
それこそが、個人懇談をおこなうねらいなのですから。
 
 
さあ、まずはメモをすることからはじめてみませんか!
 
 
 
 
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執筆者:さくら聖子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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