発達障害やADHDの子どもが動画ばかり見ていると不安ですよね。実は動画は、現実世界へと興味を引き出す最高の入り口になるんです。無理にやめさせるのではなく、「好き」を体験へつなげる 3つのステップをお伝えします。
【目次】
1.子どもが動画ばかり見ていても大丈夫?
2.発達障害やADHDの子どもに動画が役立つ理由とは?
3.今日からできる!「好き」を「体験」に変える 3ステップ
①動画で「興味の入り口」をリサーチする
②子どもの「やってみたい」を引きだす
③「体験」から世界を広げる
4.動画を味方にすると子どもの世界は広がる
1.子どもが動画ばかり見ていても大丈夫?
動画は、無理にやめさせなくて大丈夫です。
ここで大切なのは、
「動画ばかり見ている=悪いこと」
「やめられない=問題」
と、決めつけないことです。
発達障害や注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向のある子どもにとって、動画は
・安心できる世界
・「好き」に出会える入り口
でもあるのです。
「また同じ動画を見ている……」
「何度言っても切り替えられない」
そんな姿を見ると不安になりますよね。

この“好きの芽”をどう扱うかで、その先の広がりは大きく変わります。
動画を敵にするのではなく、興味を広げる入り口として活用することが大切です。
この記事では、動画を上手く使って興味を広げていく方法をご紹介します。
2.発達障害やADHDの子どもに動画が役立つ理由とは?
発達障害やADHD傾向のある子どもにとって、動画は心の準備になるツールです。
なぜなら、発達障害やADHD傾向のある子どもは、
・見通しが立たないこと
・初めての場所
・何が起きるかわからない状況
に人一倍不安を感じやすい特性があるからです。
動画であらかじめ見ておくことで、子どもの中に
「これ知ってる!」「見たことある!」
という安心感が生まれます。
この「知っている」という感覚(見通し)が、子どもが新しい場所や体験に踏み出す力になります。
つまり動画は、ただの暇つぶしではなく、現実の世界へ一歩踏み出すための準備になるのです。

動画の中だけで完結しているように見える子どもも、現実とつながる体験が増えることで、少しずつ世界を広げていくことがあります。
次に、動画をきっかけに子どもの「好き」を体験へつなげる方法をご紹介します。
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3.今日からできる!「好き」を「体験」に変える 3ステップ
大人が子どもの世界に入り込むことが大きなポイントになります。
子どもの興味を画面の外へと引き出していく、 今日からできる3つのステップをご紹介します。
◆①ステップ :動画で「興味の入り口」をリサーチする

まずは、子どもが好きな動画で、興味をじっくり探ってみましょう。
動画のどこに惹かれているのか、できればテレビ画面などママも一緒に見える環境で、「共通の話題」を作るのがコツです。
もちろん難しければスマホやタブレットでもかまいません。
集中している時に無理に話しかけず、あとから
「さっきの動画の〇〇、おもしろかったね!! どこが好きなの?」
「お母さんはね~〇〇がかっこいいと思ったな!!」
など、子どもの世界に大人が入り込むことを意識してイメージで聞いてみてください。
「わかってもらえた」という安心感が、次の一歩につながります。
楽しそうにしゃべり出すポイントがあれば、そこが現実世界へつなぐヒントですよ!!
もしいくら話しかけてみても反応が薄ければ、まずは親子の信頼関係の土台を作る必要があるかもしれません。
子どもの好きを否定せず、肯定の関わりからはじめてみましょう。
◆②ステップ :子どもの「やってみたい」を引きだす

次に、動画で見ていたものを、現実の中で体験してみます。
お出かけはもちろん
・動画に出てきたものを一緒に作ってみる
・動画で紹介されているものを探してみる
など、できる範囲で OK です。
体験が難しい動画の場合もありますよね。
例えば
・おもしろいギャグ動画→なりきって動画を撮ってみる、オリジナルを作ってみる
・ゲーム実況→ 何のゲームの実況か当てっこしてみる
など、ステップ 1 で見つけたヒントを入り口に、子どもの「やってみたい」を引き出します。
◆③ステップ :「体験」から世界を広げる

動画で見ていたものを実際に体験すると、動画では味わえなかった気づきや発見が生まれます。
わが家でも、特定の場所しか行きたがらなかった息子が、動画をきっかけに「行ってみたい」と興味を示した動物園に足を運んだことがあります。
息子は「ここ、知ってる!!」と大興奮し、大きさやにおいを肌で感じながら、その体験を存分に楽しんでいました。
本物を体験して「実際はこうなんだ!!」「やってみると楽しい!!」という感動を味わうと、受け身だった姿勢が少しずつ変わっていくのです。
1.子どもが動画ばかり見ていても大丈夫?
このように、動画をきっかけに体験が生まれると、子どもの興味は少しずつ画面の外へ広がっていきます。

「動画で知る → 実際にやってみる」
このサイクルが生まれると、「もっと知りたい」「次はこれをやってみたい」という自発的な好奇心が育つからです。
わが家でも、気になったことを動画で調べたら、次は自分で試してみる、という流れをつくることができました。
興味が広がって忙しくなったことで、結果的に「動画を長く見ている時間が少なくなった」のです。
動画ばかり見ているように見える時間も、子どもの「好き」を見つける大切なきっかけになることがあります。
動画を味方にして、親子で楽しい思い出をたくさん作っていきましょう。
執筆者:栗原 かおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)



