学校に戻りたい。
本人もそう言っている。
友達ともつながっている。
本当は勉強もできる。
好きなことには夢中になれる。
それなのに、朝になると動けない。
行こうとすると体調が悪くなる。
遅刻するくらいなら、休む。
そんな姿を見ると、
「本当に戻りたいの?」
「このままで大丈夫?」
「勉強、追いつけなくなるよ」
そう言いたくなりますよね。
実は、昔の私もそうでした。
次女が小5の頃、
急に学校に行けなくなった時期があります。
昇降口で私にしがみついて、
大声で泣き叫ぶ。
家では、思い通りにならないと大泣きして、
物を投げる。
夜中に家を飛び出そうとして、
30分近く抑えたこともありました。
その頃の私は、
次女のことを理解したいと思っていました。
発達のことも、
脳のことも、
心理学も学んでいました。
それなのに、追い込むことをやめられませんでした。
なぜなら、
次女には力があると知っていたからです。
競技は好き。
得意なことも自覚している。
本当はやりたい。
だからこそ、
「ここで休ませたらもったいない」
「今頑張れば伸びる」
「この子ならできる」
そう思ってしまったんです。
けれど、今ならわかります。
やりたくない子だったのではありません。
やりたいのに、
置かれている環境が辛すぎて、
脳が動けなくなっていたんです。
発達凸凹の子は、
好きなことなら何時間でも集中できる。
知識も深い。
記憶力もある。
人より鋭く気づける。
その一方で、
不安、刺激、予定変更、失敗への恐怖が重なると、
一気に脳が防衛モードに入ります。
すると、
学校に行けない。
勉強に手がつかない。
生活リズムが崩れる。
確認行動が増える。
白黒思考になる。
そんな姿として出てきます。
だから、ここで必要なのは、
「学校に行くか、行かないか」を決めることではありません。
まず必要なのは、
この子の脳が、
もう一度安心して考えられる状態をつくること。
そして、
好きなこと・得意なことを入り口にして、
「自分はできる」
「これなら動ける」
「選べる」
「戻れるかもしれない」
という感覚を育て直すことです。
学校に戻る未来もあります。
別の道を選ぶ未来もあります。
大切なのは、
どちらを選んでも、
「逃げた」のではなく、
「自分で考えて選んだ」と思える子に育てること。
私は、次女を通して学びました。
子どもの強みは、
無理をさせて伸ばすものではありません。
安心の中で、
小さな階段をひとつずつクリアーさせてあげるものです。
今、お子さんが動けなくなっているなら、
本来の力がなくなったのではなく、
発揮できない状態になっているだけです。
ママの関わりが変わると、
子どもの脳の反応が変わります。
責める声かけから、
安心して動ける声かけへ。
正論で押す関わりから、
特性に合った関わりへ。
その先に、
この子らしい未来が輝き始めます^^


