褒める育児には落とし穴があります。褒めるタイミングを間違えると、逆に子どもの自信を喪失させてしまう結果に…。本記事では、子どもの成長を促すベストな褒めのタイミングをご紹介しています。
1.褒める育児って難しい…。
『子育ては褒めて育てましょう』なんて言うけれど
褒めるところが見つからない!
全然子どもを褒められない!!
褒めているつもりだけど、子どもには全然届いていない…。
「褒めることが難しい…。」と感じているママはいませんか?
子どもを褒めるって、なかなか難しいですよね。

2.上手に出来ていることがいいことだと、ずっと信じていました…。
恥ずかしながら、私は今まで『上手にできること』や『完璧にできること』が良いことだと思っていました。
上手に出来ないのは、恥ずかしい…。だから上手に、出来なきゃいけない。
子どもの頃からずっとそれが正しいと思って生きてきました。
部活も受験も仕事も。
自分が生きてきた経験の中で、どんなことも『上手にしなきゃいけない』と思って、がんばってきました。
そんな私は、子育てにおいても、『上手にできなきゃいけない』というものさしで、子どもを見てしまっていました。
発達障害グレーゾーンの息子の子育ては、幼い頃から出来ないことばかりの連続でした。
他の子は上手に話しているのに、うちの子は発語がない…。
お姉ちゃんが出来ていたことを、この子は出来ない…。
授業参観では、他の子はちゃんと座っているのに、我が子はソワソワ話を聞けない。
うちの子は、あれは出来ない。これも出来ない。正直、どこも褒めるところがない…。
出来ることが「良い」ことで、出来ないことが「悪い」という見方をしていたので、息子を肯定的に見ることが全くできていませんでした。

3.「できる」「できない」にこだわる子育てにサヨナラ!
子育てにおいては、結果が全てではなく、それまでのプロセスやそこまでの頑張りを認めたり、肯定してあげることが大切です。
なぜなら、出来た時だけ褒めていると「できることが良いこと!」と子どもは思ってしまい、出来ないことは「最初からやらない!」と行動を起こさなくなってしまうからです。
ですので、出来た時だけ褒めるのはすぐにやめましょう!
また、肯定的な関わりは決して『褒める』ことだけではありません。
・認める
・受容する
・励ます
・感謝する
・抱きしめる(スキンシップ)
・今すでに出来ていることを伝える
などなど
『褒める』以外の肯定的な関わりを増やすと良いでしょう。

4.大事なのは、褒めるタイミング
褒めるタイミングとして大事なのは
①行動を起こした瞬間
②行動の途中
この過程で、しっかりと褒めを入れてあげることです。
子どもは出来ないことが出来るようになっていく過程で、大きく成長していきます。
うまくいかない時こそ、成長のチャンスが隠れています!
出来ないことがあったら、成長のチャンスだと思って、子どもの行動を観察しながら、しっかりと褒めを入れ、子どもの行動を見守ってあげましょう。
子どもは肯定されることで自信がつきます。
そして、自信がつくから行動するようになります。
行動すると、子どもの脳はぐんぐん発達します。
脳が発達すると、自然に行動が出来るようになり、自立に繋がります。
子どもの成長には「自信」は不可欠です。
誰よりも我が子の可能性を信じ、「自信」を授けてあげられる肯定の関わりを深めていってほしいと思います。
