子どもの爪噛みをどうにかやめさせたいと悩んでいるママはいませんか?爪噛みの原因は果たして、愛情不足なのでしょうか?本記事では子どもが爪を噛む理由とその治し方についてご紹介しています。
1.子どもの爪噛みをどうにか辞めさせたい…と悩んでいませんか?
子どもの爪噛みがひどい。
とめても、なかなか、爪噛みが治らない。
爪噛みがひどくて、指から血が…。
子どもの爪噛みがひどかったり、長く続くと、お母さんたちも心配ですよね。
私の娘は自閉スペクトラム症(ASD)傾向があり、不安の強い子です。
現在中学生になりますが、幼少期からずっと爪噛みの癖があります。
小学生の頃は、血が出るほど、頻繁に爪を噛んでいた時期もありました。
どうにか爪噛みを辞めさせようと、厳しく注意をしましたが、注意をすればするほど、なぜか頻度は増していく一方で…
また、『爪噛みは愛情不足が原因』とネットに書いてあったのを見て、子どもの爪噛みを見るたびにに「私の育て方が悪いから…」と落ち込んだこともありました。

2.爪噛みの原因は愛情不足?!子どもが爪噛みをする本当の理由
子どもの爪噛みには、どのような理由があるのかご存知ですか?
爪噛みは、子どもが感覚刺激を得るためにしている行為であることが多いです。
①不安を解消するために感覚刺激を求めている
人は不安な状況になると、安心を得るために、感覚的に刺激を欲したり、好きな刺激を得ようとします。
普段から爪噛みがある子どもは、爪を噛むという行為や噛んだ感覚が好きな子どもが多いようです。
新学期前
発表会前
試験前 など
本人にプレッシャーがかかっている時期に爪噛みがひどくなるのは、不安を解消している現れ。
子どもは、爪を噛むことで安心材料を得ているのです。
特に自閉スペクトラム症(ASD)の傾向がある子どもは、脳の発達特性として、不安やこだわりが強いお子さんが多いです。
見通しの立たないことや自分の予定通りに物事が進まないことで、強い不安を感じてしまうため、爪噛みをして安心を得ようとしていることが考えられます。
爪噛みをする理由が寂しさや不安を紛らわせるためということもあり、爪噛みは母親の愛情不足が原因と思われがちですが、決してそんなことはありませんので、ご安心ください。
② 手持ち無沙汰のときに、刺激を得ている
何もすることがなく暇なときに、爪を噛んで得る刺激によって、脳を覚醒させたり、情緒を保ったりしていることが考えられます。
これを自己刺激行動と言います。
発達障害などの特性を持っている子どもの場合、本人が「爪を噛まないようにしよう」と思っていても、自己刺激を与えずにはいられないケースもあるようです。
『感覚過敏』や『感覚鈍麻』などの感覚特性を持っている子どもの場合、自己刺激行動がよく見られると言われています。

3.家庭でできる!ストレスなく爪噛みを治す方法
爪噛みを辞めさせようと、お母さんが必死になって、きつく叱ったり、注意したりして、無理にやめさせることは絶対にしないでください!
子どもに更にストレスを与えてしまい、爪噛みがよりひどくなってしまう恐れがあります。
ですが、怪我をしたり、生活に支障の出る程の爪噛みであれば、親として心配にもなりますし、どうにかして治してあげたいと思いますよね。
そんな親御さんのために、爪噛みを治すためのご家庭での対応の基本をご紹介します。
爪噛みを辞めさせたいのなら、まずは爪噛みの原因を知ることが必要です。
原因にアプローチすることで、爪噛みを減らしていくことができます。
爪噛みの原因にアプローチする治し方の方法を3ステップでご紹介していきます。
◆ステップ1 子どもの行動を観察してみよう!
まずは、お子さんの爪噛みがどのような時に起こるのか、しっかり行動を観察してみましょう。
行動の観察として、1〜2週間かけて、ゆっくりと様子を見ていくと、お子さんが爪噛みをするタイミングがどんな時なのか、見えてくると思います。
可能であれば、メモをとり
A:どのような状況で
B:爪噛みをして
C:結果、お子さんはどうなったのか
を書いていくと、より原因を発見しやすくなります。
◆ステップ2 爪噛みの原因を見つける
子どもの行動の原因は主に
・注目「わたしをみて!」
・獲得「これがほしい!」
・回避「したくない!」
・感覚刺激「きもちがいい!」
この4つに分けられます。
爪噛みの原因として考えられるのは、注目、欲求、感覚刺激。
お子さんが爪噛みをしている原因がどこに当てはまるのかを考察してみましょう。
◆ステップ3 原因に合った対応をする
お子さんがお母さんから注目してもらいたいために、爪噛みをしているのなら
爪噛みをするたびに、お母さんが子どもに注目して「爪噛んだらダメ!」といちいち注目をしてしまうと、さらに爪噛みは増えていきます。
注意したい気持ちはグッと堪えて、見て見ぬふりをしてみましょう。
お子さんが安心を得るために、爪噛みをしているのなら、爪噛み以外の安心できる習慣を一緒に見つけてあげることが効果的です。
お母さんが『肯定的な注目』を増やし、子どもが常に安心できる環境を作ってあげるとよいでしょう。
感覚刺激を求めて爪噛みをしているなら、爪噛み以外で感覚刺激を得られる感覚遊びを日常に取り入れることをおすすめします。
スライム作り、砂遊び、水遊び、粘土遊びなど…お子さんが欲する感覚を見つけて、たくさん体験させてあげましょう。

4.発達科学コミュニケーションは『爪噛み』にも有効だった!
私の娘の爪噛みの場合、新しい環境の中で、不安を紛らわすための安心材料になっているようでした。
対応として、我が家では、娘の安心できる環境を整えるために、私が発達科学コミュニケーションを学び、肯定の注目を増やしていきました。
発達科学コミュニケーションの基礎講座が半分くらい終わった頃から、娘の爪噛みはびっくりするくらい減っていきましたし
私自身、爪噛みをしていることを『やめさせたい行動』として捉えなくなったので、娘の爪噛みを意識すらしなくなっていきました。
現在、中学生になる娘ですが、たまに緊張したり不安になったりしている時に、爪噛みをしている時があります。
娘が爪噛みをしていると「あ、緊張しているんだな」「不安なのかな」と娘の内面に気づいてあげることができ、そのような場合は肯定の注目を増やしてあげることができるので、助かっているくらいです。
今、爪噛みがひどくて、悩んでいるママの気持ちも、痛いほどわかりますが…
ママが無理やりやめさせたり、注目しすぎると、さらに行動は増えていってしまいます。
子どもの行動には必ず理由があります。
爪噛みという行為自体に注目しすぎずに「なんで爪噛みをするのだろう?」とお子さんの様子をじっくりと観察してみてくださいね。
