不安が強い子どもの行動力を上げる本当の意味でのほめる子育て

不安,強い
不安が強い子どもは、様々な苦手を抱えているため、ほめられるより注意されることの方が多くなりがちです。そうは言ってもどうほめればいいのかわからない…と悩んでいませんか?できていることを認める声掛けで、子どもの行動力を上げていきましょう!
 
 

1.ほめる子育てをしたいけど、なんだかうまくいかないと悩んでいませんか?

 
 
不安の強いお子さんの対応に悩まれているママはいませんか?
 
 
お子さんが不安の強いタイプだと、おうちの外では固まってしまって上手く話せない、行動できないことが多く、ママも心配になりますよね。
 
 
そんな様子を見ていると、「もっとしっかりした子に育てないと」と思う方も多いと思います。
 
 
でも厳しく接すると、余計に行動できなくなってしまったり、逆に癇癪を起こしてしまったり、というようなことはありませんか?
 
 
最近では、子どもは厳しくしかるより、「ほめて伸ばした方がいい」ということがよく言われ、一般的になってきています。
 
 
ほめて育てる方がいいとわかっていても、不安の強い子どもを育てていると子どもの問題点ばかりが目について、どこをどうやってほめればいいのかわからない、というママもいるのではないでしょうか?
 
 
私もそんなママの一人でしたが、「ほめる子育て」の本当の意味を理解してからは子どもを自然にほめることができるようになりました。
 
 
「ほめる子育てをしたいけど、なんだか上手くいかないな」と感じているママはぜひご一読ください!
 
 
ポイント
 
 
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2.不安が強い娘をほめて伸ばすつもりが自信を奪ってしまっていた

 
 
厳しく子どもをしつける昭和の子育てとは打って変わって、現在では、子どもは「ほめて育てる、ほめて伸ばす」という考え方が主流になっていると思います。
 
 
私には二人の娘がいますが、次女は厳しくしつけようとすると、すぐに癇癪を起こしたり、習い事でも先生が厳しいとやる気や自信ををなくしてしまって行かなくなるような典型的な「ほめられて伸びる」タイプです。
 
 
そんな次女に対して、「この子はほめて伸ばしてあげなければ」と思い、ほめる子育てを意識していたつもりだったのですが、なんだかうまくいきませんでした
 
 
次女は家の外では不安が強く、初めての場所・人が苦手でうまく話すことができなかったり、びくびくして常に周りをうかがっているので思い切った行動もできません。
 
 
その一方で家では気に入らないことがあると癇癪を起こすことが多く、行動の切り替えが苦手で呼んでも食卓に来ない、お風呂になかなか入らないなど、小さいころから育てにくさを感じていました。
 
 
私は、どうしても子どものできないこと・できていないことにばかり目が行ってしまい、ほめるよりも注意やダメ出しをすることが圧倒的に多く、どうやってほめたらいいのかわからないし、そもそもほめる機会がない!と思っていました。
 
 
当時の私は、何か難しいことができるようになったり、何かを上手くすることができたときに「ほめる」のであって、普段の生活習慣などは、やって当たり前のことで、できたとしてもほめる対象ではないと考えていました。
 
 
このように間違った「ほめる子育て」をやろうとして、ほめて伸ばすどころか不安の強さや癇癪が強化されてしまいました。
 
 
その結果、次女は「無理」が口ぐせとなり、上手くいかないと人のせいにして怒る、少しでも難しいと感じるとやらなくなる、というような行動をとるようになってしまいました。
 
 
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3.なぜほめるところがないと思ってしまうのか

 
 
私の次女のような不安の強い子どもたちは、たくさんの苦手を抱えていることが多いのです。
 
 
初めての場所や人が苦手なので、出かけた先でママから離れられなかったり、他の人から話しかけられても固まって挨拶もできなかったり…。
 
 
見通しを立てることが苦手なので、何か予定の変更などがあると、癇癪やパニックを起こしてしまったり…。
 
 
行動の切り替えが苦手なので、何度言っても遊びがやめられず、食卓に来なかったり…。
 
 
このように苦手なことが多いと、ママはどうしてもできないことに目を向けてしまいます。
 
 
そして、「これではいけない」と考え、注意したり、ダメ出ししたりしてしまいます。
 
 
しかし、注意やダメ出しといった否定的な注目が多くなってしまうことで、子どもたちは「自分にはできない、無理だ」とどんどん自信を無くしていってしまうのです。
 
 
こうなると、困りごとが大きくなり、ママは余計にほめるところがわからなくなってしまいます。
 
 
また、ほめ方がわからなかったり、ほめるポイントがみつからない、というお悩みは、ママが「ほめる」ということを狭い意味でしか捉えていないからかもしれません。
 
 
確かに、難しいことができたときや何かを上手にできたときには、「すごい!」とか「上手にできたね!」のようにほめるというのはわかりやすいですが、そう頻繁にあることではありません。
 
 
しかし、実はほめポイントはそこら中に転がっているのです。
 
 
それを理解すると本当の意味での「ほめてる子育て」を実践することができるようになります。
 
 
気づき
 
 

4.何でもないことでもほめポイント!子どもの行動力をあげる声掛けとは

 
 
ほめるポイントは、日常生活のいたるところにあります。
 
 
なにもすごいこと、難しいことをする必要はありません。
 
 
小さなことでも、やって当たり前のことでも、「〇〇してるんだね」「△△できたね」など、できていることを認める声掛けをします。
 
 
例えば、
「トイレ行ったんだね」
「服を着替えてるんだね」
「お風呂に入るんだね」
など、普段できていること、今していることを言葉にしてあげるのです。
 
 
これならば、わざわざほめるところを探す必要はないのではないでしょうか?
 
 
「ほめる」というよりも子どもの行動を「認めてあげる」、「できているよ、と教えてあげる」という感覚の方がしっくりくるかもしれません。
 
 
難しいことをしたり、何か上手にできるようになったり、そうした成功体験ももちろん子どもたちには大切なものです。
 
 
しかし、それ以上に、普段の生活でできていることをこまめに見つけて「できている」とたくさん肯定してもらうことが、不安の強い子どもたちにとっては自信を回復するために必要なことなのです。
 
 
自信がつけば、行動力があがります。
 
 
この本当の意味での「ほめる育児」を理解し、こまめに子どものできていることを認める声掛けを実践した結果、うちの次女も苦手だった学校に少しずつ行けるようになったり、食事やお風呂など日常の行動がスムーズになりました。
 
 
ぜひ、普段お子さんの当たり前にしている何でもないことでも「〇〇してるんだね!」と言葉にしてたくさんほめてあげてくださいね!
 
 
母娘
 
 
 
 
 
執筆者: 中川まさみ
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
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