自閉スペクトラム症(ASD)って知っている?

今日は、
「自閉スペクトラム症(ASD)」
についてお話しします。

もしかすると、
「自閉症」
と言う言葉は、
どこかで聞いたことがあるかもしれません。

ですが「スペクトラム」とつくと、
なんだか聞き馴染みがない人も
いるかもしれません。

実は私も、
数年前に息子が
「自閉スペクトラム症」と診断されるまで、
この言葉を知りませんでした。

だから病院で思わず、
「スペクトラムってなんですか?」
と先生に聞いたほどです。

「スペクトラム」とは
もともと「連続体」「分布」
という意味で、

わかりやすく例えるなら
『虹』のようなイメージです!

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自閉スペクトラム症(ASD)とは、
以前まで「広汎性発達障害」という名称で
ほぼ同義として使用されていました。

しかし発達障害の中でも、
コミュニケーションの困難さ、
こだわりの強さ、
社会性の苦手さなどがある、

✔︎自閉症
✔︎アスペルガー症候群
✔︎広汎性発達障害

これらを総称して、
『自閉スペクトラム症(ASD)』
定義するようになりました。

つまり、
今までは細かく診断名で
分けて考えていたんですが、

今はこれらを、
別々に考えるのではなく、
全部ひっくるめて
「自閉スペクトラム症(ASD)」と
考えるようになりました。


ですが実際は、
根本には同じような特徴や
苦手さを感じているけれど、

人によっては程度や
困りごとの状態も様々です。

重度の子もいれば、
軽度の子さんも含まれる。

知的障害がある子もいれば
知的には待ったく問題がない子も
とても多いです。

またアスペルガーのように
言葉が得意なお子さんもいれば、
自閉症のように、
言葉が苦手なお子さんもいる。

まさに虹のように、
赤もあれば青もあるし、
濃い色もあれば、淡い色もある。

つまり
自閉スペクトラム症
と一言でいっても、

誰ひとり同じような特徴を
持っているわけではなく、
一人ひとりみんな違う!

得意も苦手もみんな違うし、
困りごともみんなそれぞれ違う
と言うことなんです。


そもそも人間は誰ひとり
完璧な人なんていないし、
苦手が全くない人なんていないんです。

もしかしたら私たちも、
虹のどこかに属しているのかも
しれませんね!

だから大切なのは、
うちの子は赤なのか?青なのか?
それとも白なのか?黒なのか?
といった論争をするのではなく、

それぞれのカラーを尊重しながら、
社会に出るまでの準備をすることが、
とても大事だと思っています。

発達障害?
発達グレーゾーン?
それとも定型発達?

と言う言葉に
ママが翻弄されるのではなく、

みんなそれぞれ
虹のどこかの色を担っているんだ!
と思い、
目の前の我が子をまっすぐに見て、

得意はどんどん伸ばしてあげて、
苦手は補っていけばいいだけです。

うちの子は、
どんな色のカラーを
持っているのかな?

という視点で、
子どもと向き合ってほしいと思っています。

完璧な子も、
完璧な大人もいない!

そしてもし、
子どもが困っているのであれば、
発達障害であろうがなかろうが、
子どもが生きやすくなるように、
対応してあげたいですね^ ^

今日は、
「この子はどんな色?」
と考えてみてください!

では!

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