小1の冬、登校しぶりが頻発し、原因が分からず心身ともに限界寸前だったママの体験記です。発達科学コミュニケーションで目から鱗の原因を知り、肯定の声掛けを始めて4ヶ月後には付き添い登校を卒業できました!
1.真っ暗闇のトンネルの中で、途方に暮れていた日々
私の息子はとても繊細で、いつもマスクを装着し、周りの目を気にし過ぎる、
外ではいい子と言われることが多いのに、家でだけ暴言や癇癪が起きる、
そして入学後少し経つと、「行きたくない」と登校しぶりが見られるようになりました。
それでも登校はできていたし、1年生はそんなものかと深くは気に留めていませんでした。
ところが夏休みが終わり、2学期がスタートしたころ。
運動会ではリレーの選手になったり、お友達とも楽しく過ごしているように見えましたが、朝になると「お腹が痛い」「気持ち悪い」と不調を訴えるようになりました。
いったんは登校班の集合場所に向かうものの、泣きじゃくって帰宅する日も増え、ついには玄関から出られなくなりました。
ただでさえ忙しい朝、幼稚園の下の子たちの準備がある中で私はイライラが募り、半ば強引に送り出す日もありました。
「なんで行けないの?何が嫌なの?」原因が分からないから、毎日質問攻めにしていました。
それでも、これといった答えは一向に出てきません。
休みが続いたある日、嫌がる息子を連れて一緒に学校に行きました。
先生と立ち話をしていると、突然「もう嫌だ!」と泣き叫び、上履きを脱ぎ捨てて靴も履かずに、極寒の中を靴下のまま走り去ってしまいました。
この衝撃の光景を目の当たりにした時、ようやく私は気がつきました。
「これはただ事ではない。」
これまで人前で取り乱すことなんてなかった息子のそんな姿を見て、無理やり学校へ連れて行くことはもうやめようと心に決めました。

2.見つけた!一筋の光
無理やり連れて行かないと決めたものの、自宅ではどう過ごすべきか悩んでいました。
学校と同じように勉強をさせたり、時々は気分転換になればと散歩に連れ出したりしていましたが、それでも息子の顔は晴れず、回復の兆しはまるで見えませんでした。
ある時、「学校、一緒に行ってみる?」と聞いてみた所、意外にも「行ってみる」というので、私も覚悟を決め、付き添い登校をスタートすることにしました。
そうして学校にはなんとか行っているけれど、教室には入れず、途中で帰る日々。
季節は真冬。学校の廊下は想像以上に寒く、それでもなかなか教室に入ろうとしない息子にだんだんと苛立ちが募りました。
息子を責めてはいけないと頭では分かっているのに、どうしようもなく心身共にもう限界が来ていたのです。
苦しくてしんどくて、真っ暗なトンネルの中にいるような日々を送る中で、何とか突破口を探そうと、夜な夜なネット検索をしていた所、いくつか気になるメルマガを見つけて登録してみることにしました。
その中で直感的にこの方のお話を聞いてみたい!と思って体験会に申し込みました。
それが、発達科学コミュニケーション(発コミュ)との出会いとなりました。
それまでは、原因が分からなかったのが辛くて、自分の子育てをただただ責める日々を送っていました。
それが、体験会では「ママのせいではなく、脳に未熟さがあるから」ということを教えて頂き、それはそれは衝撃でした。
私の育て方のせいではない!!!!
驚きと安堵感と、何より明確な理由が分かったことは、真っ暗闇のトンネルにいた私たち家族にとって、一筋の光が差した瞬間でした。
まさか原因が「脳」にあるとは思いもよらず、目から鱗でした。

3.付き添い登校は必ず終わる!!
体験会でつかんだ感覚を夫に話した所、発達科学コミュニケーションを受講することを快諾してくれました。 そこからは、肯定の声かけをスタート。
肯定は10で否定はゼロにすることを徹底し、いつも手元には肯定テクニックのテキストを置き、コツコツと声かけを続けていきました。
その結果、今日は教室に入れた!1時間目まで受けられた!と、日に日に学校で過ごせる時間が伸びていきました。
3ヶ月後には休み時間を活発に過ごすようになり、「今、離れられるかも」と感じられる場面が増えて、4ヶ月後には母子分離に成功しました。
原因と対策が分かってからの私は強く、あれほどしんどかった付き添い登校までもだんだん楽しく思えてきました。
きっと私が元気を取り戻したから、息子も変わってきたのだと思います。
母子分離成功後、私は学習支援ボランティアを始めました。
今は一緒に学校に通い、教室に息子を送り届けた後、私は違う学年の教室へと向かう日々を送っています。
「学校が怖い」と私から離れることができなかった息子が今や一人で教室に入り、帰りの会までこなして集団下校で帰宅しています。
終わりの見えなかった付き添い登校が終わりました。

4.徹底した肯定の声かけ
とにかく、息子を否定せず、肯定10否定0を貫きました。
夫や祖父母にも「言いたいことはあるだろうけど、私が必ず、何とかするから、良くするから!今は黙って見守って欲しい」と伝え、否定的な言葉を避けてもらいました。
さらに、息子の場合は特に目からの情報が入りやすいことも学んだので、とにかく笑顔で接してほしいと徹底的に協力を仰ぎました。
一心不乱に肯定の声かけに注力し、「絶対に私が息子を良くするんだ!」という強い覚悟は息子にも通じました。

5.一人で悩まないで!
今、一人で悩んでいるママに勇気を持って相談して欲しいです。
自分がこの子を良くする!必ず、良くなる!と信じて、動いて欲しいと思います。
私はずっと一人で悩み続けて苦しかったし、しんどかったけれど、発コミュを学んだことで、あれだけ辛かった子育てがもう怖くはありません。
兄弟にも応用ができるので、いつも逃げ出したいと思っていた子育てでしたが、今では自信すら持てています。
そして私は今、辛かった経験を価値に変えるべく、トレーナーへの道を目指しています。
同じ思いで苦しんでいるママの気持ちが人一倍分かるからこそ、一人でも多くのママを救いたい!
その思いに突き動かされ、今日も学びを続けています。
