「遠足行きたくない!」と泣き出す小学生…学校行事が楽しみになるママの魔法の声かけ

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「遠足行きたくない」というお子さんにどう対応したらいいか悩んでいるママへ。母子登校だった小学生の娘が、卒業遠足に笑顔で参加できた秘密を公開。不安が強い子どもの気持ちを「行きたい!」に変えた具体的なステップと、ママの声かけ法を紹介します。
 
 

1.「遠足に行きたくない…」どう声をかければいいのか分からず悩んでいませんか?

 
 
・ママから離れるのが苦手
・人混みが怖い
・いつもと違うことが不安
 
その気持ち、痛いほどよく分かります。
 
 
実は、この記事を書いている私も、小学6年生の娘が同じように「卒業遠足には行かない!」と断固拒否した経験があります。
 
 
娘は母子登校中で、常に不安が強く学校のイベントはいつも避けていました。
 
 
そんな娘が、最終的に笑顔で遠足に参加できたのは、特別な訓練をしたからではありません。
 
 
不安を解消するための「心の準備」を約1ヶ月かけて一緒に行ったからです。
 
 
この記事では、不安が強いお子さんの気持ちに寄り添いながら、遠足を「楽しい!」と感じてもらうための具体的なステップを、私の実体験を交えてご紹介します。
 
 
泣く小学生
 
 

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2.「遠足行きたくない」小学生が抱える心の不安とは?

 
 
お子さんが遠足に行きたがらないのは、決してわがままではありません。
そこには、ちゃんとした子どもなりの理由があるのです。
 
 
◆いつもと違う環境への不安
 
普段とは違う場所に行くこと、いつもと違うスケジュールで動くことに、先が見えない不安を感じます。
 
 
◆人間関係への不安
 
「グループ活動が苦手」「お友達とどう過ごせばいいか分からない」「嫌な思いをしたらどうしよう」といった、対人関係の不安を抱えている場合があります。
 
 
◆過去の嫌な記憶
 
以前の遠足で「転んで恥ずかしい思いをした」「お弁当を食べる場所がなかった」など、楽しかった記憶より嫌な記憶が鮮明に残っている場合があります。
 
 
特に不安が強いお子さんは、物事の良い面よりも悪い面に目が向きやすく、失敗や嫌な出来事を強く記憶する傾向があります。
 
 
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3.親ができること|子どもの不安な心に寄り添う言葉がけ

 
 
お子さんが「遠足行きたくない」と言ってきたとき、まずは「行きたくないんだね」とその気持ちを受け入れてあげることが重要です。
 
 
<NGな声かけ>
 
「せっかくの遠足なのに、なんで行かないの?」
「みんなは楽しみにしているよ?」
「行かないと後で後悔するよ」
 
これらの言葉は、お子さんの不安を否定し、さらに心を閉ざさせてしまいます
 
 
<OKな声かけ>
 
「遠足、行きたくないんだね。何が一番不安?」
「もし嫌なことがあったら、どうしようと思ってる?」
「遠足に行くことで、どんな嫌なことがあると思う?」
 
このように、「なぜ行きたくないのか」という理由をゆっくりと引き出してあげましょう。
 
 
感情
 
 

4.【成功事例】「行きたい!」に変わった3つのステップ

 
 
娘が遠足に行けるようになった鍵は、「不安な記憶」を「できた!」という成功体験で上書きすることでした。
 
 
具体的な3つのステップをご紹介します。
 
 

◆ステップ1:「これならできる!」と思える選択肢を与える

 
いきなり大きな課題をクリアさせるのではなく、お子さんが「これならできる!」と思える小さな成功体験を積ませてあげます
 
 
(場所の工夫)
大勢が参加する話し合いの場が苦手なら、隣の空き教室で少人数で話し合うなど、安心できる環境を学校の先生と協力して作ってもらいました。
 
 
(質問の仕方)
「遠足で何したい?」と聞くのではなく、「AとB、どっちならやってみたい?」と選択肢を2つに絞って質問しました。
 
「どっちを選んでもOK」という安心感が、「自分で決めた!」という自信につながります。
 
 

◆ステップ2:学校の先生との情報共有で安心材料を増やす

 
学校と連携し、お子さんの不安な気持ちを事前に共有しておくことも大切です。
 
 
(具体的な情報共有の例)
 
「娘は人混みや大きな音が苦手なので、イヤーマフを持って行っても大丈夫ですか?
「お昼ご飯を食べる場所や座る場所の配慮をお願いできますか?
体調が悪くなった時の対応をあらかじめ確認しておきたいです。」
 
事前に情報を共有しておくことで、お子さんも「もしものことがあっても大丈夫」という安心感を持つことができます。
 
 

◆ステップ3:「下見」で遠足の全体像を把握する

 
初めての場所は誰でも不安なものです。
事前に下見をすることで、不安を大きく軽減できます。
 
 
(下見で確認すること)
 
・バス停や集合場所の様子、トイレの場所
・お昼ご飯を食べる場所の雰囲気
・観光地全体の広さや混み具合
 
娘と実際に観光地を訪れ、「当日はここでお弁当を食べるんだね」「バス停はここにあるね」と確認し合いました。
 
 
事前に「いつ、どこで、誰と、何をする」が分かっているだけで、不安は大きく軽くなります。
 
 
ポイント
 
 

5.不安は「安心」で上書きできる!

 
 
遠足への不安は、特別なものではありません。
 
 
適切な関わり方と「心の準備」で、お子さんは「行きたい!」という気持ちに変えることができます。
 
 
今回の経験で、私は「心の準備が9割、本番は1割」だと感じました。
 
 
当日の朝、娘は「楽しみ!」と笑顔で出かけていきました。
丸一日私と離れて過ごせたのは、初めてのことでした。
 
 
不安が強いお子さんを持つ親御さんへ。
どうか焦らないでください。
 
 
お子さんの不安な気持ちに寄り添いながら、小さな成功体験を積み重ねていけば、きっと笑顔で「行ってきます!」と言ってくれる日が来ますよ。
 
 
親子
 
 
 
 
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