6歳の息子の激しい癇癪と暴力により、家庭は崩壊寸前だったという受講生のママ。子どもを変えようとするのではなく、親の関わり方を変えるという新しい価値観を知り、コミュニケーションを変えることで、息子さんの癇癪が激減した体験談をお伝えします。
1.癇癪・暴力に疲れ果てる日々
私には6歳の息子と3歳の娘がいます。
息子の幼稚園への行き渋りが続き、年長になったころからは、家族への暴力や、強いこだわりが目立つようになりました。
思い通りにならないとすぐ癇癪をおこし、一度始まるとずっと暴れ続けて切り替えができませんでした。
そこにイヤイヤ期の娘が加わり、家の中は毎日のように大荒れでした。

2.家庭崩壊の危機!発達科学コミュニケーションとの出会い
息子は年少のころから3年間ずっと幼稚園の行きしぶりが続いていました。
園では人並みにがんばれるけど、家に帰ってきたら癇癪、妹や私たち親に暴力の日々。
娘の命を守るために怒らざるを得ない日もありましたが、それでも暴力はおさまりませんでした。
娘は泣いてやり返し、夫は力で押さえ込もうとさらに荒れる。
夫婦喧嘩も増え、家の雰囲気は最悪でした。
◆発コミュとの出会い
発達科学コミュニケーション(発コミュ)に出会ったのは、3年前の息子が年少だったころです。
行き渋りを検索して、いきついた先がマスタートレーナーのいたがきひまりさんのメルマガでした。
毎日メルマガで励まされながら読んでいましたが、「休むのは休み癖がつくからよくないよな…。」などと、自分のいいように切り抜きながら見ていました。
しかし限界を感じて、勇気をもって個別相談に申し込みました。
そこで、ひまりさんから「子どもの心を壊してまでやらなきゃいけないことなんてひとつもない。」と言われ、心にズドーンと突き刺さりました。
◆受講を決意
受講することを決めたものの、夫に猛反対され、一度は受講を諦めました。
専業主婦の私は夫の許可をもらわないと自分がやりたいことができない。
それが悔しかった。
そこから本を読んで自己流で発コミュを実践しましたが、なかなかうまくいかない。
状況は悪化するばかり。
最悪の状況のときには「ーもうこの子たちを連れて死ぬしかない-」と頭によぎるほど追い詰められていました。
「死ぬくらいなら、どんなに反対されようと、やってみようじゃないか!」と発コミュ受講を決意しました。

3.自分が変わるという、新しい価値観
発コミュを受講しはじめて、まず気づいたのは、今まで子どもを変えようとばかり考えていたということでした。
でも実は、自分自身の考え方や、親子のコミュニケーションの仕方を変えることで、子どもが自然と良い方向に変わっていくんだという新しい価値観に出会いました。
発コミュは対象の子どもだけではなく、他のきょうだい、旦那さん、ママ友、関わるすべての人が対象です。
肯定から入るコミュニケーションを意識しました。
そして、「躾を、しなければ」という、 「〜しなければ」を手放すと、 ママ自身が楽になって、余裕が生まれて、落ち着いて対応できるようになりました。
ママが笑えば子どもも笑う。
妻が笑えば夫も笑う。
まさに幸せの好循環への入り口でした。

4.肯定のコミュニケーションに変えたら、子どもの行動がみるみる変わる⁈
肯定を基本とする会話に気をつけるようになって、褒めすぎると逆に落ち込む息子には、実況中継や表情、明るい声色を心がけ続けました。
「できないこと」より「できていること」に注目することも意識しました。
そうした声がけを心がけていると、癇癪の頻度が目に見えて減っていきました。
「あれ?いつぶりの癇癪だ?」と冷静に考えることができるほどで。
あんなに一日何回も癇癪が起きていたのが、今ではなつかしく感じるほどです。
さらに、今まではただ泣いて怒るだけだった息子が「あーうまくいかなくてイライラしてきた」と癇癪になる前に自分の気持ちを言葉に出したり、
「ちょっと充電切れだから休憩しよう」と自分で自分をコントロールできるようになってきました。
もちろん、環境の変化や、私の接し方が自己流の子育てにもどりつつあると、息子もまた逆戻りして荒れるときもあります。
それでも、私にはこの状況を落ち着かせたことがあるという成功体験があるから大丈夫!
落ち着いて、スモールステップでコツコツと心掛けてやっています。

5.ひとりにさせない。子育てにブレない軸を
私の夢は、私と同じように自分の子どもに育てづらさを感じ、 日々ひとりでネットで検索して色々試して、うまくいかず落ち込んでしまう…。
そんな毎日を繰り返しているママたちの支えになることです。
周りの価値観や、「こうあるべき!」という言葉に縛られて揺れ動き、ブレブレだった私だからこそ、そのママたちの気持ちがわかるはずと感じています。
子育てにブレない軸をみんなに届けたい! そう思い、これから活動していきたいと思っています。






