我が子の口から「自分なんて…」などという自信がない言葉を聞いた時、親はどのように関わっていけば良いのでしょうか?自信がない不登校の子どもの「自信」をお家で育み、「将来」に夢を持たせる否定ゼロの関わり方の記録です。
1.自信がない子どもに大切なママの関わり方
自信がないお子さんを気にしているママはいませんか?
大事な我が子には、自信をもって生きていってほしいですよね。
自信がないお子さんには、実は発達の特性が隠れていることがあります。
発達の特性による自信のなさを放置しておくと、無気力になったり、学校に行くことが難しくなったり、時にはお腹が痛くなる、頭が痛くなるなど身体症状として表れることもあります。
そこで必要なのは、ママが関わり方を変え、お子さんの自信をお家で育んでいくこと。
ママがこれまでの常識を捨て、関わり方を変えることで、お子さんの笑顔と自信を取り戻すことができますよ。

2.不登校と同時にできなくなってしまった当たり前のこと
実は、我が家の息子は小学校4年生の時、学校へ行けなくなってしまいました。
それと同時に、
「いなくなりたい」
「どうして生きているのかわからない」
と泣きながら言うようになってしまったのです。
当時の私はどうしてよいのかわからず、思いつく限りのあらゆる相談先に相談しました。
しかし、思うような解決策もなく時間だけが過ぎていきました。
不登校と同時に、いつもできていたこともできなくなってしまいました。
・ご飯を食べる
・お風呂に入る
・眠る
・楽しく遊ぶ
などといった当たり前のことができず、別人のようになってしまった息子。
どう対応すれば良いのかわからず、私は途方に暮れていました。

3.自閉スペクトラム症(ASD)キッズに合わない関わり
そんな真っ暗闇の中で出会ったのが、発達科学コミュニケーション(発コミュ)の学びでした。
学びを深める中で、我が子には発達の特性があることに気づきました。
息子は、自閉スペクトラム症(ASD)の特性の多くに当てはまりました。
そして、私がASDキッズに全く合わない関わり方をし続けていたことにも気づかされました。
それは「叱る」「比べる」「急かす」という関わり方です。
私はこれまで、息子をASDキッズだと全く気づかずに過ごしていました。
ですから、できないことを見つけては注意し、できるようにさせようと躍起になっていました。
ASDキッズは、努力が足りないわけではなく、やり方や感じ方が周囲と違うために、がんばってもまわりと同じようなパフォーマンスができないことがあります。
思い返してみると、息子は手先が不器用で、
・リコーダーの指がうまく押さえられない
・漢字を枠内に書くのが難しい
・はさみがうまく使えない
というようなことで、学校でも傷ついていたのだと思います。
そんなことも知らずに、
「どうしてできないの?」
「みんなはできてるよ」
「早くしなさい!」
などと家で私に言われた息子は、ますます自信を失ってしまったのです。
自信を育む場所が、学校にも家にもない子どもは、次第に自分自身を否定するようになってしまいます。
息子が自信をなくしてしまったのは、私の関わり方が原因だったのです。

4.否定ゼロ!肯定的な関わりで育む子どもの自信
そこで私は、発コミュで学んだ「肯定10」の関わりをすることにしました。
やることは、とてもシンプル。
子どものできていること、やろうとしていることだけに目を向けて声をかけることです。
「歯磨きしてるんだね!」
「ご飯たくさん食べてくれて嬉しいな」
「その動画、面白そうだね」
ポイントは、やり終わってからではなく、やっている途中で声をかけること。
やり終わったという結果だけではなく、やっているという経過を認めていきます。
「優しい声色」「ゆっくり」「笑顔」という3つのことにも気を付けながら声をかけ続けました。
ここで大事なのは、「できていないことは見て見ぬふりをする」ということ。
私自身が「息子にこうあってほしい」という願望を捨て、ありのままの息子を受け入れようと努力しました。
肯定的な言葉のシャワーを傷ついてしまった息子の心に浴びせる、というイメージで関わっていきました。

5.子どもが描けるようになった「将来の夢」
肯定的な関わりを続けていくと、子どもに変化が見られました。
・食欲が戻る
・お風呂を楽しめるようになる
・好きな遊びができるようになる
・入眠がスムーズになる
不登校になりできなくなってしまっていたことが、再びできるようになりました。
我が家の場合は2か月くらい経った時には、将来の夢を語るようにまで回復しました。
「将来、こんな車に乗ってみたい」
「大きくなったら、犬を飼ってみたい」
以前は「いなくなりたい…」と言って自信をなくしていた子どもの口から「将来」に関する言葉が出た時は、涙が出るくらいとても嬉しかったです。
自信がない子どもの「自信」は、家でママが育んであげられます。
ぜひ今日から、「否定ゼロ」の関わりを始めてみて下さいね。

執筆者: 三谷 のぞみ
発達科学コミュニケーション アンバサダー




