宿題や漢字練習をやらせようとすると、子どもが手のつけようがないほどに暴れ出すという毎日に疲れ切っているママはいませんか? この記事ではこんな困りごとを抱えたママに向けて子どもが負の感情を爆発させている時の対応方法ついて伝授しています。
1.宿題に取りかかろうとすると決まって負の感情が顔をだす
漢字の練習が宿題に出ると帰宅するなり不機嫌で
「漢字なんかなくなればいいのに」
と言い放ち、「そろそろやったら?」と取り掛かりを指示しようものなら手がつけられないほどに暴れ出す。
そんなお子さんの対応に困り果てているママはいませんか?
宿題には手をつけないのに、動画やゲームには長時間向き合っている姿を見ると、ついママも我慢の限界になってしまいますよね。
その結果、家の雰囲気がいつも険悪ムードになってしまうご家庭も、少なくないと思います。
宿題はほぼ毎日出されるものですよね。
その度に子どもの負の感情に付き合っていてはさすがに疲れてしまうので、こんなストレスのかかる生活からは1日でも早く抜け出しましょう。
この記事では、子どもが負の感情を爆発させている時の脳の状態を理解した上で、どのようにすればこの負の感情を断ち切って落ち着いて宿題に取り掛かることができるのかについてご紹介しています。

2.漢字練習が大嫌いな息子のこと
小学2年生の息子は宿題があると、とにかく早く終わらせてしまいたい性格の持ち主です。
長期休暇の宿題なども、終業式の日から取り掛かり1秒でも早く終わらせてしまいたいと思っているほどです。
それなのに、漢字の練習が宿題に出た日は別問題。
これがなかなか進みません。
いつもはすぐにでも終わらせてしまいたいから取り掛かりはスムーズな方なのに、漢字の宿題が出た日には一向に手をつけたがりません。
そんな息子の姿に「そろそろ宿題始めようか?」と声をかけると、「いやだ!まだやらない」と主張を曲げずに、ずっとこのやり取りが繰り返されるのです。
こちらもだんだんヒートアップしてしまい、決して穏やかとは言えない口調で「もういい加減にやりなよ‼︎」と言ってしまいます。
「あ、良くなかった……」と反省したのも束の間、息子は暴れて泣き、負の感情を爆発させていました。
こんな日々のやり取りに私もぐったり疲れきり、漢字の宿題の日が怖いとさえ感じていましたが、子どもが負の感情を爆発している時の脳の状態を理解し、その対処法を学んだことで私の子育てはとても楽になりました。

3.負の感情が爆発している時の脳の状態
子どもが文句を言いたい時や自分の主張を曲げない時、脳の中はどんな状態になっているかというと、自分の中ではどうしようもないほどに抱えきれない負の感情を外に向かってアウトプットさせている状況です。
この癇癪にママがいちいち反応していると、子どもは「負の感情を爆発させるとママが向き合ってくれる」と学習してしまいます。
その結果、癇癪を起こすことで問題を解決しようとし、同じ行動が繰り返されやすくなってしまいます。
それではこの先もこの癇癪は一向に無くならず、ママの困りごとも解決しない負のループに陥ってしまいます。
それでは、どのようにしたらこの困りごとは解決できるのでしょうか。
次項でその対処法について解説していきます。

4.子どもの感情に巻き込まれない「待つ」というスキル
子どもが反抗をしてきた時など好ましくない行動をしている時に大事にしたいことは、子どもの感情に巻き込まれることなく、待つということです。
ここでいう「待つ」は、放置することではありません。
子どもの感情に巻き込まれず、落ち着いた行動が出た瞬間を逃さず受け取るための関わり方です。
具体的には、子どもの好ましくない行動には注目せずに、見て見ぬふりをして待ちます。
ママにとっては忍耐が必要なので大変かもしれませんが、子どもの行動を取り合わずに待つという過程が子どもを良い行動に導くために欠かせない行為なのでここは頑張りどきです。
待つ時にはポイントが3つあるのでご紹介します。
①好ましくない行動が始まったらすぐに見て見ぬふりをして、視線や体を向けないこと
→注意したり叱ったりしてから見守るのではなく、最初から見て見ぬふりをします。
「ママはあなたのしていることに気づいていない」という態度を意識します。
②否定的な表情、態度、言葉、感情を示さない
→ママは家事など何か他のことをするなどして感情をコントロールし、平静な態度をキープします。
③褒める準備をする
→子どもが好ましくない行動をやめるか、好ましい行動を始めるのを素知らぬ顔で待ちながらも、褒め逃しのないよう褒める準備をしておきます。
あくまでも目的は子どもの好ましくない行動をストップして、好ましい行動を促すことです。
子どもに無言のプレッシャーを与えたり、精神的なダメージを与えることではありません。
そのため、待っている間はため息をついたり、子どもを怖がらせるような大きな音を出したり、子どもにプレッシャーを与えるようなことは絶対にしないように気をつけてください。

5.できたことをすぐに!褒めることを忘れない
子どもがふてくされながらも次の行動を始めたり、何か好ましいことを始めた時にはすかさずに褒めます。
「お!宿題始めたんだね。えらいよ〜!」
息子は、漢字ノートのマスから字がはみ出してしまったり、上手に書けなかったりすることに、強い苦手意識を持っていました。
そのため、宿題に取り掛かったらすぐに褒めることに加えて、たった一文字でも良いところを見つけたら、「この字、お手本みたいだね!」とこまめに声をかけていました。
すると息子は、「ママは、こういう字を褒めてくれるんだ!」と感じたようで、少しずつ自信をつけ、漢字を書き進めていくことができるようになりました。
親として、つい出来ていないところに目が向いてしまいがちですよね。
でも、出来ているところにこそ注目するということを意識し、親子の関係性が少しずつ穏やかで良いものへと発展していけると良いですね。

執筆者: 小川 よしこ
発達科学コミュニケーション トレーナー




