泣き止まない子どもにどう関わる?ママが感情に飲み込まれない方法

泣き止まない子どもにどう関わる?ママが感情に飲み込まれない方法
泣き止まない子どもにどう関わればいいのか悩んでいませんか。何を言っても逆効果に感じていた私が、発達科学コミュニケーションの4ステップの対話で、感情に飲み込まれない関わり方を見つけた体験をお伝えします。
 
 

1.泣き止まない子ども――どう関わればいいのかわからなかった日々

 
 
泣きだしたら止まらない
 
 
エスカレートしたとき、どう対処したらいいのか分からない。
 
 
声をかけようとしても、逆に大きな声で怒鳴られてしまう。
 
 
そんな経験はありませんか。
 
 
子どもの感情が溢れたとき、どう関わればいいのか
 
 
そして、自分も巻き込まれずにいられるのか
 
 
私も、ずっと悩んでいました。
 
 
この記事では、泣き続けて止まらない子どもに対して、まず何から意識すればいいのかを、私の体験を通してお伝えします。
 
 
泣いている子ども
 
 
「この癇癪、どう対応すればいい?」と迷ったときに。
泣く・怒る・暴れる…
癇癪が起きた“その瞬間”に使える関わり方をまとめました。
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2.何を言っても逆効果で、話しかけることが怖くなった私

 
 
きょうだいげんかをしたときや、自分の思い通りにならなかったとき、 我が子は急に泣きだし、なかなか切り替えられませんでした
 
 
「何があったの?」
「泣いてたらわからないよ!」
 
 
そう声をかけても、大声で怒ったり、足をバタバタさせたりして、泣き方はどんどん激しくなっていきます
 
 
どう声をかけたらいいのか分からず、何を言っても逆効果に感じて、次第に話しかけること自体が怖くなっていきました。
 
 
気づけば、私の中にもイライラがたまり、ため息をついたり、強い口調で叱ってしまったり
 
 
「こんなふうに怒りたいわけじゃないのに」
 
そう思いながらも、同じことを何度も繰り返してしまう自分がいました。
 
 
そして、こんな場面になるたびに私は、
 
「この時間が早く終わればいいのに」
 
と、心の中で叫んでいました。
 
 
「どうしてこんなにも泣き続けるんだろう」
 
 
「私は、どうしたらいいんだろう」
 
 
ひどいときには、1時間近く泣き続け、過呼吸のようになってしまうこともありました。
 
 
癇癪を起こしている子供
 
 

3.泣き止まないのは、「考える力」が使えなくなっているサイン

 
 
子どもが大泣きして、自分の気持ちや行動を止められなくなっているとき。
 
 
それは、わざと困らせている状態ではありません。
 
 
強い不安や悔しさ、悲しさが一気にあふれると、子どもは 「どうしたらいいか考える力」を一時的に使えなくなってしまいます。
 
 
このとき子どもは、落ち着こうとしているのではなく、必死に耐えようとしている状態です。
 
 
だから、
 
・気持ちを言葉にできない
・「落ち着いて」と言われても止まれない
・声をかけられるほど、余計にエスカレートしてしまう
 
そんな反応が起きます。
 
 
子どもの中では、もうこれ以上、自分でコントロールできない状態になってしまっていました。
 
 
これが、泣き続けてしまう本当の理由でした。
 
 
この状態の子どもに必要なのは、行動を止めさせる言葉ではなく、安心してブレーキが戻るのを待てる関わり方でした。
 
 
ポイント
 
 

4.子どもの心が落ち着きを取り戻す関わり方「4ステップの対話」

 
 
私が発達科学コミュニケーションで学んだのは、子どもの心が落ち着きを取り戻す「4ステップの対話」でした。
 
 
私は以前、目の前で何か起こるたびに、今の状況を変えなきゃ!と焦り
 
「どうしたの?」
「こうすればいいんだよ」
 
と、無意識に“解決モード”に入っていました
 
 
でもそれは、感情でいっぱいの子どもの脳にはまだ受け取れない言葉だったのです。
 
 
そこで実践したのが、次の4ステップです。
 
 

① 保留…すぐに解決しようとしないこと

 
泣く・怒る・固まる、その瞬間、ママの考えを一度止めます
 
 
何が正しいか、どうさせるべきか、を考えるのをやめ、「今、どんな状態かな?」と観察するだけです。
 
 
子どもの脳がこれ以上刺激を受けないための、最初のブレーキです。
 
 

② 受容…「ここは安全だ」と伝えること

 
泣いていても、怒っていても、黙っていてもそのままの状態を否定しません
 
 
何かを直そうとせず、そばにいる・静かに見守ることです。
 
 
「どんな状態でも、ここにいていい」というメッセージが、子どもの安心をつくります。
 
 

③ 理解…気持ちを“当てにいかない”こと

 
少し落ち着きが戻ってきたら、こんな声かけをしました。
 
 
「何か嫌なことがあったんだね。」
「話してくれたら嬉しいな。」
 
 
理由を聞かない・正解を探さない
 
 
子どもが「わかってもらえるかも」と感じる入口をつくります。
 
 

④ 共感…感じ方をそのまま受け止めること

 
子どもが話してくれたら、評価やアドバイスを挟まずに、
 
「そう感じたんだね。」
「話してくれてありがとう。」
 
と返します。
 
 
感情が受け止められたとき、子どもの脳は初めて“次の一歩”を考えられる状態になります。
 
 
不安な親子
 
 

5.困難があっても、自分で向き合える心が育っていった

 
 
この関わりを続ける中で、子どもは
 
・嫌なことがあっても、気持ちに飲み込まれ続けることが減った
・泣くことはあるけれど、長時間引きずることが少なくなった
・落ち着きを取り戻したあと、自分から「何があったか」を話してくれるようになった
 
 
そしてそれは、子どもだけの変化ではありませんでした。
 
 
私自身も
 
・いつもうまくいくわけではないけれど、「どうしたらいいの?」と途方に暮れる時間が減った
・子どもの感情に引っ張られて、イライラし続けることが少なくなった
 
このような変化を実感するようになりました。
 
 
こうして少しずつ、自分で向き合うための心の準備が整っていったのだと感じています。
 
 
泣き続ける姿を見るのは、簡単なことではありません。
 
 
何度も繰り返されると、心がすり減ってしまうこともありますよね。
 
 
でも、子どもの感情をどうにかしようとしなくても大丈夫です。
 
 
まずは、ママが一度立ち止まること
 
 
それだけでも、親子の時間は少しずつ変わり始めます。
 
 
どんなふうに向き合えば、ママが感情に振り回されずに、子どもとの関係を築いていけるのか。
 
 
この記事が、そのヒントのひとつになれば嬉しいです。
 
 
親子で楽しそうに会話をしている様子
 
 
「今の対応、このままでいいのかな…」と不安になったら。
癇癪が強くなりやすい関わりと、
落ち着きを取り戻しやすくなる声かけを
今日から試せる形でまとめました。
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執筆者: 夏井 さや
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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