何を聞いても「わからない」の子どもが気持ちを話すようになったコミュニケーション方法

話をする母子
ママが質問をしても返ってくる言葉は「わからない」の返事ばかりのお子さんとコミュニケーションが成り立たず困っているママはいませんか?そんな子どもが気持ちを話すようになったコミュニケーション方法をお伝えします。
 
 

1.何を聞いても「わからない」「忘れた」しか返事がない子ども

 
 
学校のことを聞いても、好きなものの話を聞いても、返ってくる言葉はいつも「わからない」「忘れた」ばかり。
 
 
こちらが聞いても求めていた言葉ではない返事ばかりで、我が子なのに何をかんがえているのかわからない!と困っているママはいませんか?
 
 
我が子はまさにこれでした。
 
 
もし、「どう聞けばいいのかわからない」と感じているなら、関わり方を少し変えることで、子どもが自分から話し始めるきっかけをつくることができます。
 
 
この記事では、「わからない」「忘れた」としか言えなかった子どもが、「ママ、あのね」と話し始めた関わり方のコツをお伝えします。
 
 
悩むお母さん
 
 

2.娘とのコミュニケーションが成り立たなかった過去

 
 
現在小3の娘は保育園の時から、我が子なのに何を考えているのかわからない子どもだなとずっと感じていました
 
 
何を聞いても、「わからない」「忘れた」がお決まりで感情がよく掴めない子どもでした。
 
 
小学校に入学してからも、お友達とのやり取りも上手くできない様子でよく一人で過ごすことが多かったようでした。
 
 
なので本人から学校の様子を聞くことは全くありませんでした。
 
 
療育センターの先生から、不安が強い娘に「今日あったいいこと発表」を1日の終わりに話す日課がいいとアドバイスを受けました。
 
 
そこで実際に取り入れてみたのですが、なかなか言葉は出てきませんでした。
 
 
「ない」「忘れた」そんな返事ばかりで、しまいには聞かれるのが苦痛だったようで「それ聞くのやめて」と嫌がるようになってしまい、全く変化が見られませんでした。
 
 
もしかすると、「いいことを思い出すこと」や、それを言葉にすること自体が難しかったのかもしれません。
 
 
あるいは、質問の形が娘に合っていなかったのかもしれないとも感じました。
 
 
今思えば、娘に合わせた関わり方ではなかったのかもしれません。
 
 
それでも当時の私は、どう関わればいいのかわからず、この子は、これから先大丈夫なんだろうか?と、漠然とした不安が私にはいつもありました。
 
 
悩んでいる女性
 
 

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3.ASDキッズは上手く言葉にできない

 
 
発達科学コミュニケーション(発コミュ)自閉スペクトラム症(ASD)の勉強をしていくうちに、発達特性のある子は「自分の気持ちを言葉にすること」が少し難しいと言われていることを知りました。
 
 
「あーそうだったんだ。何も感じていない訳じゃなく、どう言語化すればいいのかがわからなかったんだ!」と腑に落ちました。
 
 
また、曖昧な表現も理解ができないので 「どうだった?」 の質問に答えられなかったんだ! と自分のコミュニケーションがそもそも子どもに合ってなかったんだと気づきました。
 
 
つまり、話さないのは「話したくない」のではなく、どう言えばいいのかわからない状態だったのです。
 
 
だからこそ必要なのは、答えを引き出す質問ではなく、言葉にしやすくする関わり方でした。
 
 
ピンと気づいた人形
 
 

4.安心して話せるようになる会話のコツ

 
 
わかりやすい言葉で話すように気をつけながら会話をするようにしました。
 
 
例えば、「どうだった?」ではなく「発表会、楽しかった?それとも緊張した?」 のように、選びやすい形で聞くようにしました。
 
 
そして、やり取りの中でママが「楽しかったね」「びっくりしたね」気持ちの言語化を添えてあげるようにしていきました。
 
 
それともう一つ大事なのが、
 
  • ママの表情
  • 声のトーン
  • ゆっくりとした間の取り方
 
でした。
 
 
以前は全然怒っていないのに 「ママ、怒ってる?」 と聞かれることが多くありました。
 
 
ASDキッズは、声のトーンや表情などの非言語情報に敏感に反応することがあると言われています。
 
 
そのため、私の日頃の無意識の表情や声の出し方が、子どもには「怒っている」と伝わっていたのかもしれないと気づきました。
 
 
日頃の表情、声のトーン、間の取り方を意識していくと徐々に
 
「学校が嫌な理由」
「でも、この勉強は楽しい」
「私、今嫌な気持ちになった」
 
と自分の感じていることを少しずつ自分のタイミングで話してくれるようになってきました。
 
 
私の「話してくれて、ありがとう」の言葉に子どもの表情もほぐれていたのを覚えています。
 
 
子どものペースに合わせて待ってあげること、話してもいいんだよという雰囲気が安心して話し始めるきっかけになったと思います。
 
 
話をする母子
 
 

5.楽しい親子のコミュニケーションができるようになる

 
 
上手く言葉にできない子どもを見て、なぜこんなに一方的なやり取りなんだろうと親子のコミュニケーションにモヤモヤしていた私ですが、子どもの特性を理解し、対応を変えていくことで徐々に子どものタイミングで話してくれることが増えてきました
 
 
そして、ASDキッズは言葉にできない時間があっても大丈夫。
 
 
大切なのは気持ちは確かにあると信じて受け止め、待つことで、それが子どもにとって一番安心できる居場所になるということに気づけました。
 
 
子どもとの時間は有限です。
 
 
限られた親子の時間をもっと楽しい時間にできるようコミュニケーションを変えてみるきっかけになればと思います。
 
 
笑顔で抱き合っている親子
 
 

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執筆者:まさき つむぎ
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
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