子育てをしていると手のかかる子、育てにくい子と感じることはありませんか？その違和感をそのままにしていても子育てはラクになりません。先ずは子どもの気持ちを満たすことが最優先です。子どもの気持ちを満たすために何ができるのかをお伝えします！
１．育てにくい子どもの真相はいかに？
うちの子、手がかかる…、育てにくい…、と感じたことがあれば、その感覚を是非大事にして欲しいと思います。
実はそれ、もしかしたら子どもからのSOSかもしれないのです。
発達の問題は、
「そのうち良くなる！」
「大きくなれば治る！」
「時間が経てば解決する！」
ということは全くありません！
様子を見ていて解決することは１個もないので、「様子を見ましょう」という言葉に安心し切って、騙されないようにしましょう。
また、「今、手がかかる子ほど将来は有望なのよ！だから将来が楽しみね！」なんて言われると、後に落ち着いてちゃんとした子になるのかな？と思ってしまいますが、その言葉には何の根拠もありません。ただの慰めや励ましの言葉でしかないのです。
子どもの達の生活が一変してしまう、母子登校・付き添い登校、不登校においては、決していきなりそのような状況になるわけではないんですね。
子ども達はたくさんのSOSを出しながら、だんだんと状況が進行していき、気付いたら学校へ行くのが難しい状況になってしまった、というのがほとんどです。
実はわが家の息子もまさにそのパターンでした。
２．わが子のSOSを振り返ってみると…。
今、振り返ってみると、わが家の息子もSOSのサインを出していたんです…。
私自身、その時は全く気付いていませんでしたが、振り返ってみるとたくさんのSOSを出していたことが分かります。
・小さい時から人見知り、場所見知りが強く初めての人、初めての場所がとにかく苦手だった
・子育てイベントに参加しても、いつも私にべったりで離れることができなかった
・保育園の登園時にいつもバイバイができず「ママがいいー！」と泣き叫んでいた
・公園でも「ママ来てー！」と言ってひとりで遊べなかった
・運動会や発表会など人が集まる場所で、わが子だけ先生に抱っこされ、固まって動かなかった
他にも思いつくことはまだありますが、なんでうちの子だけ皆と違うの…？という状況をたくさん目の当たりにしていました。しかし、その時はなにも気付いてあげれなかったのです。
一生懸命しつけをしても、思い通りにならないと息子はすぐに癇癪を起し、本当に手がかかるし育てにくいと悩んでいました。
ママ友や知り合いに相談しても、
「そのうちよくなるよ！」
「大きくなれば大丈夫！」
と言われると本当にそうなのかな…？と思ってしまい見守ることしかできない日々。
きっと小学校に入学すれば大丈夫!!もっと楽になる!!という期待は見事に外れ、小学校の入学後は、結局は母子登校・付き添い登校になってしまいました。
３．子どものSOSを探ってみる
私は発達科学コミュニケーションを学んで、実はお母さんの「あれっ？」という違和感は当たっているこいうことが分かりました。
子どものSOSサインについて振り返りなどをしていると、子どものSOSのポイントを掴むことができるようになりました。それが以下の内容です。チェックしてみください。
✓ 急に甘えん坊になった
✓ 身支度が自分でできなくなった
✓ お母さんを独占するようになった
✓ ちょっとしたことで癇癪を起こす
✓ トイレが近い
✓ お留守番を嫌がる
✓ 登校、登園をしぶる
✓ 朝になると元気がない
✓ 赤ちゃん返り
お子さんにこのような様子が見られると、それは子どもからのSOSのサインだと疑ってもいいと思います。
そして、早目にお母さんが気付くことで母子登校・付き添い登校に発展する前に予防することができるかもしれません。
お母さんの
「なんだか育てにくい…」
「うちの子手がかかる…」
と、ちょっとした違和感気を感じたら、「ちょっと」のうちにお母さんには行動を起こしてもらいたいと思います。
問題が小さければ小さいほど問題解決に時間はかかりません。問題が大きくなってしまうと、その分、問題解決に時間はかかるので早目に対応していきましょう。
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４．肯定の眼差しを向ける
手のかかる子ほどSOSサインの数は多くあります。お母さんはどのように対応していったらいいのでしょうか？
SOSのサインを弱めるためには、お母さんが肯定的な注目を増やしていくことがとても大切です。
子どもの気になる行動ばかりを注目して、どうにかしようとしても子どもは変わりません。
特に手のかかる子や育てにくい子ほど肯定的な注目を増やして心を満たしてあげる必要があります。お母さんが気になるSOSのサインを治すことばかりに囚われ過ぎず、先ずは肯定的な注目を増やして心を満たしてあげましょう。
具体的にはお母さんが、
・子どもを褒める
・子どもを認める
・子どもに笑顔を見せる
・子どもの意見にうなづく
・子どもへジャスチャーで反応する（オッケーサインやグッジョブサインなど）
・子どもへ優しい声で話す
・子どもに喜んだり驚いたりしている姿を見せる
・子どもの行動を分かりやすく言葉にして褒める
などを意識的に子どもに向けてしてあげます。
このようにお母さんが行動を変えていくと、子どもはお母さんからの注目がとても嬉しいものとなります。
いつも真顔で、抑揚のない声で、淡々と話をしていると誰だって、自分に興味がないのかな？自分のことあんまり好きじゃないのかな？と思ってしまいますよね。
なので、子どもにそのような態度で接していなかったか今一度振り返ってみてください。
お母さんが優しい眼差しで、子どもに関わってあげると子どもはとても気持ちが満たされ自信が沸いてきます。
そうすると、本来の子どもらしい無邪気な姿を見せたり前向きな気持ちになったり、人の気持ちを考え優しくすることができるようになってきます。気になるSOSサインが少しずつ減っていくはずです。
先ずは１つでもいいので出来るところから先ずはお子さんのことを肯定してみてくださいね！
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