学校へ行っていないのに体調不良が続く。なかなか元気にならない子どもを前に、どう関わればいいのか悩むママも多いのではないでしょうか。この記事では、ママが今日からできる4つの対応をお伝えします。
1.学校へ行かなければ、体調不良は治るのか?
学校を休んでいるのに、体調不良が続く。
無理をさせていないはずなのに、元気にならない子どもを前に「どうしたらいいの?」と悩んでしまうことはありませんか。
実は「学校へ行っていない=心も体もすぐに元気になる」とは限りません。
不登校の子どもの長引く体調不良には、不安の強さや自宅での過ごし方、周囲の関わり方が影響していることがあります。
この記事では、ママが今日からできる4つの対応をお伝えします。

2.学校へ行っていないのに続いた息子の体調不良
私の息子は学校へ行こうとすると、
・お腹が痛くなる
・だるくなる
といった身体症状がありました。
この時期に私は、これらの症状を深刻に受け止めず、なんとか学校へ行かせようとしていました。
そうすると、身体症状は心の不調とも合わさって、どんどんひどくなり、あっという間に不登校になってしまいました。
不登校になってからは「学校というストレスがないのだから、身体の不調はすぐに良くなるだろう」と思っていました。
ところがなかなか息子の体調不良は改善しませんでした。
・出かけようとすると「だるくなりそう」と言う
・さっきまで元気に遊んでいたかと思ったら、急に「頭が痛い」と言う
度々体調不良を訴えられ、正直イライラしてしまう自分がいました。
「学校行ってないのにどうして?」
「ストレスはないはずなのに…」
考えれば考えるほど、息子の状態が理解できず困惑していました。

\多くのママに読まれています/
「この声かけで合ってる?」と迷ったときに。
不安が強い子への関わり方を知ることで、
今日からの声かけに迷いが減りました。
一人で挑戦できる力を育てる
ママの関わり方はこちら▼
3.不安を強めていたのは私の対応だった
自宅で過ごしているにも関わらず、何カ月経っても息子の体調不良は続きました。
・すぐに疲れてしまう
・頻繁にだるくなってしまう
・頭痛がする
などの症状が消えることはありませんでした。
どうして、学校へ行っていないのに体調不良が続くのでしょうか。
その背景には、息子の体調不良に対する私の反応が「否定的」になっていたという理由がありました。
・私の「また?」というイライラした対応
・「大丈夫だよ!気のせいだよ!」という体調不良を否定する声かけ
これらの対応は、息子の感じている不調や不安を受け止めていない関わりでした。
子どもは不安が強くなると、体の不調として現れることがあります。
それなのに私は「不安からきているかもしれない」という視点を持てず、否定的な対応を続けてしまっていました。
不安は、安心が積み重なることで軽減していきます。
体調そのものだけでなく「安心できているか」という視点で見ることが大切だったのです。

4.安心を積み重ねるための発コミュ流4ステップ
発達科学コミュニケーション(発コミュ)の学びをしていく中で、子どもの体調不良への対応について学ぶ機会がありました。
それまではどう対応していいのかわからず、ついイライラした関わりになってしまっていました。
そこで私は、発コミュで学んだ対応を意識して実践していきました。
子どもが体調不良を訴えた際は、次の4つのステップで対応しました。
① 具合が悪いと言えたことを肯定
子どもが体調不良を訴えた時に
「だるいんだね、教えてくれてありがとう」
と「具合が悪い」と言えたことを肯定します。
② 小さな行動の提案
大きな解決ではなく、小さな行動を提案します。
「5分だけ横になる?」
「少しだけ目を閉じてみようか?」
このように、すぐにできる具体的な行動を提案します。
行動が明確になると、不安が落ち着きやすくなります。
③ 落ち着いて見守る
不安な表情で「大丈夫なの?」と寄り添い過ぎてしまうと、子どもの不安が増幅してしまいます。
一定の距離感を保ち、落ち着いた声と表情で見守ります。
「だるいんだね」と受け止めるだけでも安心しやすくなります。
④ 成功体験の記憶を作る
少し元気になったあとで、できたことを振り返り、自信と安心の記憶として残します。
「自分でだるいってわかるんだね」
「自分で不調に気づいて伝えられるの、すごいことだよ」
「5分休んだら、ちょっと元気になったね」
このように、できたことを言葉にして伝えていきます。

5.安心を積み重ねたことで起こった息子の変化
私が息子の体調不良の訴えに対して、肯定的に対応していくことで、息子の様子が少しずつ変わってきました。
体調不良になっても、回復までの時間が短くなったのです。
出かける前に「具合が悪くなるかもしれない」と決まり文句のように言っていたのも、次第に減っていきました。
そして半年くらい経つと、体調不良を訴えること自体が少なくなっていきました。
私の関わり方が変わったことで、息子は少しずつ「体調不良になっても大丈夫」と感じられるようになっていったのだと思います。
「休んでいるのに元気にならない」と感じる時間は、ママにとってもとてもつらいものです。
しかし、体調が整うスピードは子どもによって違います。
焦らず、比べず、体調不良を否定しない関わりを続けていくことが大切です。
また、体調不良が長く続く場合や日常生活に支障が大きい場合は、医療機関に相談することも大切です。
同じように悩んでいるママがいたら、①から④の対応を試してみてください。
少しずつ変化が見えてくるはずです。

執筆者:三谷 のぞみ
発達科学コミュニケーション アンバサダー




