はじめに|「鬼が怖い」それは繊細な子のSOSかもしれません
「節分が近づくと、子どもが急に不安定になる」
「鬼の話をするだけで泣き出す」
「節分の日が近づくと登園しぶりが始まった…」
そんな経験はありませんか?
節分の豆まきは、日本の伝統行事。
でも、 繊細な子にとっては、一年でいちばん怖い行事になること も少なくありません。
実は、節分の体験が トラウマとして心に残ってしまう子 もいるのです。
この記事では
・なぜ繊細な子は節分の鬼を強く怖がるのか
・節分がトラウマになりやすい理由
・鬼を出さずにできる、安心な節分の過ごし方
を、我が子の実体験 を交えながら、わかりやすく解説します。

2.節分の鬼が怖い…繊細な子には特に注意が必要
保育園や幼稚園では、節分の日に
・先生が鬼の格好をする
・大きな声で「鬼は外!」と豆を投げる
といった行事が行われることが多いですよね。
繊細な子 は
・音に敏感
・予測できない出来事が苦手
・恐怖や不安を強く感じやすい
という特性を持っています。
そのため
「鬼=怖い存在」
「逃げられない恐怖体験」
として、節分が強烈に記憶されてしまうのです。
子どもの脳はまだ発達が未熟なため「意味」より「感情」を先に記憶します。
大人は
「これは行事」「鬼は先生だ」と理解することができますよね。
しかし、幼児期の子どもは
突然現れる鬼
大きな声
周囲の緊張感
といった 感情の刺激 を、そのまま記憶します。
特に繊細な子は、恐怖の記憶が長く・深く残りやすい 傾向があります。
その結果、
・節分が近づくと不安になる
・登園しぶりが始まる
・鬼の話題を避ける
といった反応が出ることもあります。

3. 【体験談】保育園で起きた、4歳娘の節分トラウマ
私の子どもたちは、全員が繊細さん。
特に一番下の娘は、節分の豆まきが大嫌いでした。
例年、保育園の園庭に鬼が現れた瞬間、娘は固まって動けなくなり、先生にしがみついて泣き続けていました。
節分が近づくと「保育園に行きたくない」と言って、登園をしぶるようになり
鬼の絵本も見られない、テレビのなまはげ特集で顔がこわばるという状態が続きました。
当時の私は「怖がっている姿がかわいい」とあまり深く考えていませんでしたが
今振り返ると、あれは完全にトラウマ反応 だったと感じています。

4. トラウマを残さない節分の過ごし方【3つの工夫】
工夫① 鬼を出さない節分にする
繊細な子には、鬼が登場しない豆まき がいちばん安心です。
節分の本来の意味は、悪いものを追い出し、良いものを迎えること。
必ず鬼が登場して、怖い思いをさせる必要はありません。
工夫② 「心の中の鬼」を親子で話してみる
「鬼=怖い存在」ではなく、自分の中のイヤな気持ち に置き換えます。
例:
怒りんぼ鬼
イヤイヤ鬼
泣き虫鬼
「今日はこの鬼を外に出そうね」と話すだけで、子どもの不安はぐっと下がります。
工夫③ ママ(パパ)が先に気持ちを話す
繊細な子は、自分の気持ちを言葉にするのが苦手です。
だからこそ、大人が先に「ママにもイヤな気持ちがあるよ」と話してあげることが大切。
紙に書いたり、絵に描いたりして「鬼は外!」と破って捨てるだけでも、気持ちが整理されます。

5.節分は「怖がらせる行事」ではない
節分は本来、心を整えたり、気持ちを切り替えるための行事です。
怖がらせることが目的ではありません。
繊細な子にとって大切なのは、安心できる大人がそばにいること、気持ちを受け止めてもらえることです。
それだけで、節分は「怖い日」から「安心できる思い出」に変わります。
「行事に参加すること」より、子どもの心を守ること を大切にしてください。
節分が、親子にとって安心できる一日になりますように。



