子育てのストレスがもう限界!母子登校問題でママが病まないたったひとつの考え方

母子登校、付き添い登校、不登校…いずれの問題もママには大きな負担になり精神的に病んでしまう方も多くいます。知らずに自己犠牲してしまっているママにあるひとつの考え方についてお伝えします。心が元気でいれる選択を親子でとれることを祈っています!
 
 

1.子どもとママは一心同体

 
 
不登校や登校しぶり傾向にあるお子さんをお持ちのママ達が共通して言うことは「この状況はいつまで続くのでしょうか?」です。
 
 
これらの背景に隠れている原因や要因は様々ですが、
 
 
・このままだったらどうしよう
 
・毎朝泣くわが子を見るのが辛いです
 
・大きくなれば良くなるのでしょうか?
 
・慣れれば大丈夫でしょうか?
 
・私の育て方が悪かったから?
 
・私が仕事をしていたから? 
 
・愛情不足なんでしょうか?
 
 
 
 
ほとんどのママがこのようなことを言い自分を責めています。
 
 
1日も早くこの状況から抜け出したいのに、そもそも学校を休ませていいのか分からない、むしろ行かせるべきなのか判断に迷ってしまう。
 
 
そして誰にこのような状況を相談したらいいいかも分からない、というママがとにかくたくさんいます。
 
 
母親である自分がどうしたらいいか分からないのに、学校の先生は「学校に来たら元気にしているので無理やり連れてきてください」と適当なことを言ってくる…。
 
 
何が正解か分からず悩んでいる状態の中で何とか頑張っているママの心は次第に疲弊していきます。
 
 
皆さんは子どもが辛い想いをしていると自分も同じように辛くなるという経験をしたことがありませんか?
 
 
子どもはお腹の中で育ち生まれたその時から、心理的にママと一心同体の状態で成長していきます。
 
 
授乳期は赤ちゃんが泣くだけで胸が張り、ママの身体は子どもの感情に反応するようになっています。
 
 
だから、子どもが泣くとママは悲しくなり、子どもが苦しそうだとママも苦しくなります。
 
 
つまり何が言いたいのかというと、毎日毎日泣いているわが子を見るとママの心もどんどんネガティブに引っ張られ、負のスパイラルに陥ってしまい自分ひとりでは抜け出せなくなってしまうんです。
 
 
そしてみるみる病んでしまうママも多くいます。
 
 
実は過去に、私も息子の母子分離不安が原因で病んでしまった一人なんです。
 
 

2.心のバランスを崩した過去

 
 
3年前、私は「もうママ辞めたい」と毎日ひとりで泣いていました。
 
 
とにかく精神的に不安定なため気付いたら涙ばかり流していました。
 
 
そんな中、息子の母子分離不安が原因で1日中、学校に母子登校をするために行き、校内にある防災備蓄品などが置かれている薄暗い部屋で息子と過ごしていました。
 
 
校内だけどここは監獄?と思うような薄暗い部屋で息子と2人きりで過ごし、先生から出されたプリントをやって過ごすという毎日でした。
 
 
とにかく自分がやりたくてしているわけではなく、あくまでも息子のために!と思ってやっていたので今振り返ればとにかく苦痛でしかなく、いっそうのこと不登校ならよかったのに…と思うこともありました。
 
 
 
 
毎日イライラする息子をなんとかなだめ、ご機嫌を取りながら過ごし、時々のぞきにくる先生にも気を遣い「大丈夫です!」と作り笑顔で振る舞ってみせる…。
 
 
心の中は笑顔とは真逆の心境なので、無理して笑うと心が壊れていくのが良く分かりました。
 
 
本当にあの時の私と息子はギリギリの状態で、家で出るのはため息と涙だけ。
 
 
何もやる気が起きなくて、家の中は恐ろしく荒れていったのです。
 
 
そんな私も発達科学コミュニケーション(発コミュ)に出会い、ある考え方を学ぶことで抜け出すことができました。
 
 

3.自分を犠牲にして生きていませんか?

 
 
とにかく自分ではどうしようもできない大きなストレスが降りかかり、精神的に病んでしまっていた私ですが、その負のスパイラルから抜け出すヒントを発コミュから得ることができました。
 
 
それは「自分で決めて動く」という考え方です。
 
 
そんなの当り前じゃん?と思われるかもしれませんが、当時の私は全く逆の生き方をしていました。
 
 
昔ながらの日本の躾、つまり母親は「我慢」をするという考えが刷り込まれていたため子どもを最優先に行動することを1ミリも疑うことがなかったのです。
 
 
スッカリ「自分」という存在をかき消してしまい、大きなストレスを抱えて生きていました。
 
 
そもそも、そのストレスの源とは何か?
 
 
それは「裁量権がないこと」だと言われています(裁量権:自分の考えに基づいて意思決定をする権利のこと)。
 
 
つまり、子育ても仕事も、自分の思うようにならない!自分で決めたように進まない!という状況の時に、人間は多大なストレスを感じるそうです。
 
 
 
 
確かに、子どもが癇癪を起こす時はだいたい自分の思い通りにいかないときですよね?
 
 
このように、思い通りにいかない!ということは強いストレスがかかるということなんです。
 
 
実際に心理学の調査では、裁量権と幸福度は比例するという調査があるんですが、つまり、「自分で決める」=「幸せ」につながる!とういうことになります。
 
 
これはママもそうですが、子どもにも同じことが言えるんです。
 
 
そこで私と子どもの母子登校を振り返ってみると、
 
 
子どもは学校に行きたくないのに親が無理やり連れて行く(子どもに決定権はなし)。
 
 
本当は学校に付き添いしたくないのに行くべきと思って行く(母親の決定権なし)。
 
 
この状況が来る日も来る日も続くとなると、ストレスがかかり負のスパイラルに陥って当たり前という事が分かると思います。
 
 
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4.自分軸で決めて動く

 
 
そこで私が実際にとった行動は、「決めて動く」ということを徹底したことです。
 
 
今までは周りの言動に振り回されて動いたり、世間一般的にはこうだから…といった意識でものごとを決めていましたが、発コミュを学ぶことで改めて「自分で決めて動く」を意識することができるようになりました。
 
 
例えば、
 
 
・母親である私は学校に行かないと決める。
 
 
・息子にも学校に行くか行かないかは自分で決めてもらう。
 
 
お互い、それぞれが決めて行動するようにしようと話し合いました。
 
 
それ以外にも私は働くことが好きだったので、
 
 
・自分のために働くと決める。
 
 
・子どもとべったり過ごす時間をとるのを止める。
 
 
・子どもと距離を置くと決める。
 
 
・ママが熱中する姿を子どもに見せる。
 
 
・我慢することを止める。
 
 
さまざまなことを決めて行動するようにしました。
 
 
 
 
そうすることで息子を学校へ行かせないといけない!という執着心も手放すことができ、学校に拘らない新たな学び方を模索できるようになりました。
 
 
また息子の癇癪・暴言が同時に激減し親子関係が今までにないくらい良好なものとなったのが一番の驚きと変化でした。
 
 
自分で決めて行動すると親も子もこんなにもストレスが減り、活き活きと生きていけるんだなということを身を持って体験することができました。
 
 
ママ達は色々な情報に刺激を受けどうしたらいいか悩むかもしれませんが、小さなことからでも良いので何か1つ決めて行動することを意識してやってみてくださいね。
 
 
その時はイヤなことをすると決めるのではなく、自分の気持ちがワクワクしたり癒されるように導いてあげてください。それを意識するだけでも生活が変わっていくと思いますよ。
 
 
ぜひ試してみて下さいね!
 
 
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執筆者
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー
いたがきひまり
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