【登校拒否】親の対応で子どもは変わる。「安全基地」になるための3ステップ

登校拒否で悩む親御さんへ。子どもの「行きたくない」には理由があります。この記事では、子どもの心を守る「安全基地」となるための具体的な対応方法を、分かりやすく解説します。2学期が不安な方もぜひお読みください。
 
 

1.休み明けの登校拒否が心配…

 
 
夏休みが終わり、新しい学期が始まる時期。
 
 
子どもの「学校に行きたくない」という言葉に、胸が締め付けられるような思いでこの記事を読んでいるのではないでしょうか。
 
 
「このままずっと学校に行けなかったらどうしよう…」と、不安や焦りを感じているかもしれません。
 
 
特に、お子さんが発達障害やグレーゾーンだと感じている親御さんなら、「うちの子は他の子と違うから、何か対応を間違えてしまったのかも」と自分を責めてしまうこともあるでしょう。
 
 

でも、どうか一人で抱え込まないでください。

 

 

本記事では、あなたの悩みに寄り添い、前に進むためのヒントをお伝えします。

 

 

まず知ってほしいのは、子どもの登校拒否は、親の対応ひとつで必ず良い方向へ向かうということです。

 

 

 
 
 

2.子どもの登校拒否は「悪いこと」ではない。むしろ成長の証です!

 
 

子どもの登校拒否に直面すると、「何か問題があるのでは?」と不安になりますよね。

 

 

しかし、それは決して悪いことではありません。

 

 

私たちは「学校に行くことが当たり前」という価値観の中で生きていますが、子どもの世界も大人と同じくらい、いや、それ以上に大変な社会です。

 

 

・友達関係の悩み

・授業についていけない焦り

・集団行動が苦手なことによるストレス

 

 

子どもたちは毎日さまざまな問題に直面しています。

その中で「学校に行きたくない」と感じるのは、物事を深く考えられるようになった理解力が育っている証拠なのです。

 

 

「なぜつらいのか」「どうすればこの苦痛から逃れられるか」と、子どもなりに真剣に考えているからこそ、「行きたくない」という言葉が出るのです。

 

 

登校拒否は、お子さんの心が次のステップに進むための大切な準備期間なのです。

 

 
 
 

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3.【登校拒否】親がやってはいけないNGな対応

 

子どもの登校拒否を前にして、親としてついやってしまいがちなNG対応があります。

これらの対応は、子どもの心をさらに追い詰めてしまうため、注意が必要です。

 

 

NG対応1:子どもの気持ちを否定する

 

「甘えているだけ」「みんな行っているのに、どうしてあなただけ」といった言葉は、子どもの心を深く傷つけます。まずは、子どものつらい気持ちに寄り添い、受け止めてあげることが大切です。

 

 

NG対応2:一方的に登校を命令する

 

「明日から行きなさい!」と命令したり、脅したりすることは、子どもの自主性を奪い、親子関係にひびが入る原因になります。

 

 

お母さんから怒られるから…。先生が怖いから…。

そうやって、無理やり学校に行かなければいけない状況を作ることは、子どもの心を追い詰めてしまうことにもなります。

 

 

NG対応3:原因を追及しすぎる

 

「何があったの?」「誰に嫌なことをされたの?」と問い詰めても、子ども自身も原因を言葉にできないことがほとんどです。

 

無理に原因を探そうとせず、まずは安心できる環境を整えましょう。

 

 
 
 

4.今日からできる!子どもの心を育む「安全基地」になる親の対応

 

では、私たちは子どもに対して具体的にどう接すれば良いのでしょうか?

 

それは、子どもにとって「安全基地」になることです。

安全基地とは、いつでも安心して戻ってこられる、心休まる場所のことです。

 

 

◆「無条件の愛情」で子どもの自己肯定感を満たしましょう!

 

 

登校拒否をしている期間は、何よりも「あなたが大好きだよ」「どんなあなたも大切な家族だよ」という愛情を伝え続けてください。

 

これにより、子どもは「自分はここにいてもいいんだ」という自己肯定感を育むことができます。

 

 

◆子どもの話を「共感的傾聴」でじっくり聞きましょう

 

「今日は何して遊んだの?」といった日常会話から、子どもの話を聞いてみましょう。

 

 

このとき、アドバイスや意見を言う必要はありません。

 

 

「そうなんだね」「つらかったね」と、共感する姿勢を見せるだけで十分です。

話を聞いてもらえることで、子どもは「ママは自分の味方だ」と感じることができます。

 

 

◆選択肢を与え、子どもの「自己効力感」を育みましょう

 

休んでいる間も、子どもは「自分は何もできない」と無力感を感じがちです。

 

 

そこで、「今日はどっちのゲームで遊ぶ?」「夕飯の準備、手伝ってくれる?」など、小さな選択肢を与えてみましょう。

 

 

自分で選んで行動する経験を重ねることで、「自分にもできることがある」という自己効力感が育ち、再び前向きになる原動力になります。

 

 

5.焦らず、長い目で子どもを見守ることが大切です

 

 

「夏休みが終わったら…」と、2学期の始まりに不安を感じる気持ちはよくわかります。

 

 

しかし、登校拒否を克服するまでの期間は、子どもによってさまざまです。

1ヶ月で回復する子もいれば、1年以上かかる子もいます。

 

 

焦る気持ちは一旦置いて、この期間は子どもが自分で心の傷を癒し、次の一歩を踏み出すための大切な充電期間だと捉えましょう。

 

 

子どもが納得できる答えを自分で見つけるまで、安全基地として寄り添い続けることが、親にできる最も大切なことです。

 

 

登校拒否という現実に直面し、一人で悩んでいる親御さんは決して少なくありません。

 

 

特に、発達障害やグレーゾーンのお子さんを育てる上での悩みは、共感を得にくいと感じることもあるでしょう。

 

 

しかし、あなたは一人ではありません。

 

 

この時期に焦らず、子どもの気持ちに寄り添い、安全基地として支えてあげることで、子どもは必ず自分の力で立ち直っていきます。

 

 

そして、その経験は、お子さんにとって大きな成長の糧となるはずです。

 

 

もし「どうしたらいいかわからない」と強く感じたら、ぜひふたばスクールにご相談くださいね。

 

 

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