子どもが母子分離不安になったのは母親のせいだ!愛情不足だ!と世間からは指摘をされますが、私が出会ったママ達にそんな人は一人もいません!愛情不足を疑われてしまう理由とこれからどうしたらいいのか?ママ達にエールを送るつもりでお伝えします。
1.母子分離不安は母親のせいじゃない!自分自身を責めないで!
母子分離不安になってしまったのは母親である私からの愛情が足りなかったのだろうか…と悩んでいるママはいませんか?
そうようなことは絶対にありません!
小学校へ入学しても「ママ〜ママ〜〜」っていつまでも甘えん坊。もしかして、私の愛情不足だったのかなぁ?それとも私の育て方が悪かったから?
子どもが小さい時から仕事をしていて保育園に預けっぱなしだったから?
他のきょうだいに手がかかりあんまり構ってあげられなかったから?
スキンシップが足りなかったから?それとも逆に甘やかし過ぎてたから?
こんな風に自分の子育てを責めてしまっているママは本当に多いですね。
ママ自身が自分を責め、子育てにも自分自身にも自信のカケラもない状態になっているママ、自分のことをそんな風に思わなくて良いんですよ。
母子分離不安になってしまう原因は本当にこれ!とは一概に言えないのです。次でその原因について説明していきますね。
2.母子分離不安になる原因とは?
では、どのようなことが離れられない原因として考えられるのか、大きく3つに分けて考えてみます。
1つ目は、子どもにとって急な環境の変化
2つ目は、もともと子どもが不安体質
3つ目は、親からの影響によるもの
の3つです。
1つ目の子どもにとって急な環境変化というのは、入園、入学、引っ越し、きょうだいの誕生、両親の離婚などさまざまことが考えられます。
親にとっては些細な環境の変化であっても子どもにとっては強いストレスを感じてしまい、それが弾みになり母子分離不安が強くなってしまうことがあります。
2つ目のもともと子どもが不安体質であるというお子さんもいます。その場合はどうしても親と離れられなくなってしまいます。
普段から、神経質や完璧主義。心配性や過敏性が見られるお子さんはストレスに弱いため、ものごとをネガティブに捉えてしまいます。この場合は自信がないため親と離れられなくなってしまいます。
3つ目の、親からの影響によるものでは、親の過干渉、過度な甘やかし、逆に忙しすぎる、または親自身が不安になりやすいタイプなどが考えられます。
これは愛情不足ではなく、親御さん自身に問題があることで親子関係に影響が出てしまうケースになります。親御さん自身も自分では知らず知らずのうちにコントールできないなど辛い状態というわけです。その場合は子どもではなく親御さんへの対応が必要になります。
客観的に自分の振る舞いに気づけるようになり自分の感情に子どもを巻き込んでいかないようにすることが大切です。そのため、時には親御さんがカウンセリングなどを利用して、現状を整理していくことも必要になります。
母子分離不安になってしまう原因としてはこれらが考えられるのですが、世間では愛情不足で母子分離不安が起こってしまうと片付けられてしまうこともあります。
しかし、この記事を今読んでいるお母さん達は子どものことを思って一生懸命に子育てをし、悩んでここにたどり着いている方ばかりだと思います。
もしくは相談機関を利用しても「様子を見ましょう」とだけ言われてしまった人もいるかもしれません。
実は専門家と言われる人でも、母子分離不安についての具体的な対応を伝えずに終わってしまう、ということはよくあります。それは診断をするような医師であっても具体的な対応策を知らないからです。
そのために、親の成育歴や親の接し方が影響しているのでは?と子どもへの接し方について指摘をし、「もっと寄り添ってあげてください」などと言ってしまうのです。そう言われてしまうと必然とお母さん達は自分のせいだと思ってしまいますよね。
なので、母子分離不安は母親のせいであり、母親のせいにしてしまうような言葉が独り歩きしてしまうのです。
決して愛情が足りなくて子どもが母子分離不安になっているのではなく、そう思わせてしまう今の社会に問題があり別の原因があるということを知って欲しいと思います。
では、他に原因があるとしたら??それについては次で説明していきます。
3.発達障害も関係しているのだろうか?
母子分離不安が強いと、もしかして発達障害なの?と思われる方もいるかもしれません。
これは発達障害が関係しているとも言えないし、関係していないとも言えない、というのが本音です。
お子さんと日々接していて
・コミュニケーションが取りにくい
・こだわり行動がある
・ものごとへの固執
・多動衝動性がある
・感覚過敏がある
など気になる様子があれば一度発達診断を受けてみても良いかもしれませんね。
残念ながら検査をしても現状は何も変わらない…ということがほとんどです。中には検査をして診断名がつくことで次の支援につなげやすくなったという人もいます。
なので検査をして終わりにならず、今わが子にどのような支援をしていったら子どもが生活しやすくなるのか、子どもの発達を促すための一つのきっかけになったらいいなという気持ちで受けるのが良いのかもしれません。
検査をするしないはママ自身の気持ちの在り方が大事かなと思います。
母子分離不安になってしまった原因を突き止めるのも大事ではありますが、一番大事なのは今困っている状況をどうする?という視点ですよね。一刻も早く子の困った状況をどうするかを考えて欲しいと思います。
私はある出会いから母子分離不安を自分で解決することができました。それについて紹介します!
4.やり方が分からない子育てを卒業しよう
私は発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)に出会いそこで学ぶことで、
愛情不足が原因で母子分離不安になるのではない!
自分の育て方が悪いのではなく、子育ての仕方をただ知らなかっただけ!
と気づき、そこで学んだことを実践していくことで状況が良い方向に向かっていきました。
わが子に合った子育て方法を知り、家で実践するだけで嘘のように楽しく子育てができるようなったのです。
・怒らずに伝える方法がある!
・こんな風に褒めればいい!
・こうやって声をかければいい!
あれだけ専門家の人に話を聞きに行っても具体的な対応を教えてもらえなかったのに、発コミュでは具体的な方法をたくさん教えてもらうことですぐに実践できました。
上手くいくことも、上手くいかないことも時にはありましたが、気づいたら子どもの困りごとが減り笑顔が増えていました。
自分の中の「できた」も増えて、子育てにも徐々に自信が持てるようになりました。
やり方が分からないのなら、一人で悩まず教えてもらいながら子育てをして良いと思います。
世の中には便利なものがたくさんありますが、子育てだけはアップデートされず、親から教わったやり方や自分の知っている範囲での子育てがまだまだ主流です。
我流でやる子育てから教えてもらう子育てに変えていきませんか?