発達凸凹キッズに自信をつける!ママだからできる「好き」の伸ばし方

ダイバーシティ
好き・嫌いの激しい発達凸凹キッズたち。できないことばかり注目され、自信をなくしてしまう子も多いようです…。しかし、社会は発達凸凹キッズの特性を必要としています!お子さんのできないことや苦手ばかりに目を向けず、得意を伸ばす環境を作ってあげることは、幸せな未来への一番の近道です!本記事ではママだからできる「好き」の伸ばし方をご紹介します。
 
 

1.自信を持つことができない発達凸凹キッズたち

 
 
✔️好きなものにはとことん打ち込むことができる。
 
✔️嫌なものは嫌。絶対やりたくない。
 
✔️好きなことは、周りがびっくりするくらい知識を持っている。
 
 
このように、「好き・嫌い」、「得意・苦手」の差が大きいのは、発達凸凹キッズの特徴でもあります。
 
 
発達凸凹キッズは、苦手なことにばかり注目され、周りの大人から注意を受けたり、「できない子」とレッテルを貼られてしまうことも少なくありません。
 
 
また、そのような状況では、あまり褒められることもないでしょう。
 
 
このような肯定のない環境で育った発達凸凹キッズは、自信を持つことができずに自分に「得意」や「好き」があることすら忘れてしまい、自分自身も「自分はできない子だ」と思い込んでしまうのです。
 
 
小学生の男の子
 
 

2.ダイバーシティ:これからは発達凸凹が強みになる時代

 
 
近年、政治や文化などのグローバル化が進む中で、「ダイバーシティ」という言葉が注目を集めているのはご存じでしょうか?
 
 
ダイバーシティは直訳すると多様性・相違点・多種多様といった意味を持つ言葉です。
 
 
年齢、人種、宗教、学歴、性的傾向、障がいの有無 など様々な違いや傾向を持つ人々が集まった状態を表します。
 
 
中でも、ビジネスシーンにおいては、人々の多様な違いを積極的に活用しようという動きが活発化しています。これをダイバーシティ経営と呼びます。
 
 
経済産業省もダイバーシティ経営企業100選を実施するなど、日本全体でダイバーシティ経営を推進している動きが見られています。
 
 
また、経済産業省は「ニューロダイバーシティ」を推進しています。
 
 
ダイバーシティとは、Neuro(脳・神経)とDiversity(多様性)という2つの言葉が組み合わされて生まれた言葉です。
 
 
脳や神経の特性を多様性と考え、その個性を尊重し社会の中で活かしていこうとする考え方です。
 
 
特に自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害といった発達障害の特性を活かして、得意なことを強みとして捉え、活躍ができる社会を目指しています。
 
 
つまり、私がここで何を伝えたいかと言いますと…
 
 
ようやく、社会が発達凸凹キッズの特性を必要とする時代がやってきたということです‼
 
 
好きなことに没頭し、得意を伸ばすことができれば、それは将来、その子にとって最大の強みとなります。
 
 
彼らの未来はきっと明るい。
 
 
お子さんのできないことや苦手ばかりに目を向けず、得意を伸ばす環境を作ってあげることは、幸せな未来への一番の近道だと私は思っているのです。
 
 
ダイバーシティ
 
 

3.親の期待と子どもの好きは切り離して考えて!

 
 
我が子にはこんな才能があるかもしれない!?
 
 
親の期待ばかりが膨らんで、ゲームが好きな子をプログラミング教室に通わせたり、計算が好きだから進学塾に通わせたりしていませんか?
 
 
私も以前、計算が得意な息子の才能を伸ばしてあげたい親心で、算数の塾に通わせたことがあります。
 
 
初めは楽しんでいたものの、次第に莫大な宿題を持ち帰るようなり、課題を終わらせるのに親子で必死になって、いつの間にか無理やり課題をやらせる毎日が続くようになってしまいました。
 
 
唯一の楽しみだったゲームの時間が少なくなって、いつもイライラしていました。
 
 
そんな状況が続き、息子は次第に塾に行くことを拒否し、計算すら嫌がるようになってしまいました。
 
 
これは、私の失敗談ですが…
 
 
親の期待が強すぎると、いつの間にか「好きなこと」が「やらされていること」になってしまい、せっかく芽生えた「好きなこと」が「嫌いなこと」に変わってしまうかもしれません。
 
 
出会った先生が伸ばし方がうまい人だったり、家庭でママが上手に得意を伸ばす関わり方ができていれば、好きが強化されることもありますし、その子に強みになれば、大成功なのですが…
 
 
私のように、方法を間違えて親の期待ばかり膨らんでしまうと、いつの間にか子どもの好きが見えなくなってしまう落とし穴にハマってしまうこともあるので注意してくださいね。
 
 
親の期待と子どもの好きは切り離して考えてみましょう。
 
 
親の期待ばかり膨らんでしまうと、いつの間にか子どもの好きが見えなくなってしまいますから。
 
 
あくまでも主となるのは、子どもです。
 
 
お金の計算をする子
 
 

4.ママだからできる「好き」の伸ばし方

 
 
では、どのように子どもの好きを伸ばしていけばいいのでしょうか?
 
 

◆「好き」が芽生える瞬間を見逃さない

 
 
まずは、子どもの「好き」の芽生えに気づくことが大切です。
1番近くにいるママだからこそ、小さな芽生えにも気づくことができるはずです。
 
 
まずはお子さんのことをよく見るようにすること。そうすると、子どもの好きや得意が見えてきます。
 
 
ここで大事なのは「いいところ」を見ようとすること。
 
 
できてないところ、よくないところも見えてくると思いますが、そこはひとまず置いといてくださいね。
 
 
 
 

◆子どもの「好き」にママも興味を示す

 
 
もし、お子さんが何かに熱中しているようであれば、チャンスです!
 
 
youtubeでもゲームでもいいんですよ!そこから、子どもの好きや得意を引き出していきましょう。
 
 
youtubeやゲームをただやらせているだけでは、好きを伸ばしていくことができません。
 
 
そこで、お子さんが「好き」なものにママも興味を持ってほしいのです。
 
 
「今日、何のyoutube見てるの?」「え〜、このゲーム楽しそう!ママもやってみたいな!」などの声かけをすることで、子どもも「え?ママも俺の好き、わかってくれている?」と感じるようになってきます。
 
 
「ママも興味持ってるよ!」がアピールできたら、次の段階へ進みます。
 
 
子どもの「好き」が広がるような肯定の声かけや質問をしていきましょう
 
 
これには、事前の下調べも必要になってくるかもしれませんね。
 
 
「このゲーム、新しいステージ来月発表されるらしいよ!」「このyoutuber、〇〇に行ったら会えるらしいよ!」などの声かけをすることで、子どもは「やってみたい!」と思うようになります。
 
 
これが好きが得意に変わっていく瞬間です!
 
 
きょうだい
 
 
ママの声かけを工夫するだけで、子どもの好きは得意に変わっていきます。
 
 
あなたのお子さんは、何が好きですか?
 
 
親子のコミュニケーションの中から見つけていってくださいね。
 
 
 
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