目の前のお子さんの困りごとや感情に振り回されてお疲れ気味の高齢出産ママはいらっしゃいませんか?もしかしたら、お子さんの困りごとに何とか対応しようと必死で自分の好きなことをする時間や余裕もない!そんな真面目で一生懸命なママにこそやってほしいことがあります!実はお子さんの問題を解決するためには、まずはママ自身に〇〇になってもらうことが大切なんです!
1.子育てで自分時間が持てずお疲れ気味の高齢出産ママへ
毎日、目の前のお子さんの困りごとや感情に振り回されて、お疲れ気味の高齢出産ママはいらっしゃいませんか?
お子さんの困りごとを何とか解決しようと必死で、自分の好きなことをする時間や余裕、体力もない!
自分の好きなことをすることに罪悪感さえ感じちゃう、そんなママもいるかもしれません!
そんな真面目で一生懸命なママにこそやってほしい!
高齢出産ママのセルフ・メンタルケアをご紹介させてください。
2.息子が不登校になり親子で疲弊してしまった過去
そんな私自身も高齢出産ママで、我が子の困りごとに翻弄され自分自身の時間もなかなか取れない状況が続きました。
「自分の時間を持ちましょう!」「好きなことや趣味を持ちましょう!」と言われても物理的に無理、そもそも自分の好きなことさえも思い出せない・・・と言う状態でした。
小6の息子は、新学期、転校してきたばかりの新しい環境に馴染めずに、登校拒否が始まり、次第に学校を休むことが増えました。
それと同時に、学校を休むことの自責感情がとても強く、自己否定が強まり癇癪も増えてしまいました。
そんな状況に親子共々疲弊していきました。
癇癪や暴言も激しくなり、自分もつらいけど、一番苦しいのは子ども自身!
そう思って何とか明るく前向きに対応してきたものの、夏休みに入った途端それまでの緊張の糸が切れたかのように、私自身が心身共に疲弊し精神的にも落ち込んでしまいました。
子どもの落ち込む様子を見て、私自身が眠れない、食欲もない日が続いてしまいました。
そうなるとやはり免疫力が落ち、ついには40度の高熱。
しばらく休養しなければならなくなりました。
もともと不安の強い我が子は、ママの病気のことも心配になり、もっと不安定になってしまいました。
夏休みは、学校から解放されて、子どもをゆっくりさせてあげたい。
自分の好きなことを思いっきりやらせてあげて元気をチャージさせてあげたい!そう、思っていたのに・・・
ママが元気がでないと、お子さんの対応どころではなくなってしまいます。
まずは、私自身が心も体も元気じゃないと!
身をもって気づかされた出来事でした!
3.ママの笑顔が子どもに与える影響
子育てにおいて、日頃から子どもへの肯定的な関わりは大切なことですが、その言葉かけがママの笑顔や優しい声でないと、どんなに褒めても子どもの変化は少ないと言われています。
子育ての知識やテクニックを、どんなに頑張ってもうまくいかないのには、ママの笑顔がないと、なかなか子どもに届かないのです。
私自身も、欲深い褒め言葉や言葉面だけの感謝の言葉がちゃんと子どもの脳まで届かず、むしろ私自身の不安気な表情やネガティブな雰囲気のほうが伝わってしまっていました。
特に繊細なお子さんは、その場の空気を読み取りやすく、目に見える情報はダイレクトに感じ取ります。
発する言葉はもちろん大切ですが、それを笑顔で伝えることでもっと伝わりやすくなるのです。
「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」と言う言葉を聞いたことはありませんか?
米国の心理学者、ウイリアム・ジェームズの言葉です。
私たちの脳は、体の動きを読み取ってそれに合わせた心の動きを呼び起こします。
笑顔という表情から脳は自分は笑っていると判断し、楽しい気持ちを引き起こしたという実験結果もあります。
まずは口角を上げて、調子のいいときは眉毛も上げると、自然に鼻の穴も開きます。
そうすると、鼻の入り口が広くなるので、多くの空気を取り込むことができます。
笑顔になってたくさんの空気を吸い込むと、脳を流れる血液が冷やされ楽しい気持ちが生じてきます。
つまりママの笑顔は子どもにとっても、ママ自身にとってもよい影響を与えるのです。
4.高齢出産ママの笑顔を取り戻すセルフケア!自分を癒す「自分ご褒美作戦」
ママ自身が精神的に落ち込んでしまう前に、ママは自分を癒す方法をたくさん身に付けておく必要があります。
そこで私が実践し、とても効果があった「自分ご褒美作戦」を今回は皆さんにもご紹介させていただきます!
ぜひ、参考にしてくださいね。
〜自分ご褒美作戦〜
小さなご褒美から大きなご褒美まで、自分のご褒美を20個くらいリストアップしてみましょう。
(例)小さなご褒美
・好きなアロマをかぐ(ハンカチに一滴垂らして匂うのも手軽な方法です)
・ヨガをする
・自分のために好きな香りの紅茶やコーヒーをカップに注いでまずは香りを味わい、そしてゆっくり一口一口味わって飲む。
・好きなコンビニスイーツを食べる
・絵本を自分のために読む
(例)中くらいのご褒美
・ヨガ教室に通う
・友達とオンラインや電話でおしゃべり
・雑貨屋さんでかわいいものを眺める
・大好きなお菓子屋さんのスイーツを食べる
(例)大きなご褒美
・マッサージに行く
・友達とおしゃべりランチ
・デイキャンプに行く
リストの中身や大中小のランク付けは、個々で違って当然!
難しく考えずに、思いつくまま紙に書き出してみましょう!
ご褒美をリストアップするだけで、自分が好きなものを思い出したり、新たに気づいたり・・・そうすることで意識的に自分に時間を向けることが出来るようになります!
やはり、ママの元気な笑顔が一番。
ママ自身が精神的に落ち込んでしまう前に、ママは自分を癒す方法をたくさん身に付けて、日々自分自身をいたわる時間を5分でも10分でもとっておくことをおすすめします。
ママが自分自身を大切にすることが、実はお子さんを育てることにつながっているのですよ。
執筆者:
発達科学コミュニケーション リサーチャー
コムラ りさ