学校行く前の着替えがなかなか進まない!テレビ見ながらぼーっとしている。そんなお子さんの態度にイライラしてしまっているママはいませんか?実はママが声かけを変えるだけで穏やかな朝にすることができるんですよ!お子さんの朝の準備がスムーズに進む、ママの声かけテクニックをご紹介します!
1.毎朝「嫌!めんどくさい!」ばかり言う子どもの態度にうんざりしていませんか?
毎朝、「嫌〜」「着替えたくないー」「めんどくさいー」「行くの嫌になってきた〜」
ゴロゴロして着替えも何も進まないお子さんいませんか?
ちゃちゃっと着替えてしまえば後は自由にできるのに…。
ゴロゴロしてて、今日もギリギリもしくは遅刻になってしまった…。
朝からこんなにイライラ・ガミガミしたくないですよね。
そこで、朝のイライラ・ガミガミから卒業できる声かけポイントをご紹介しますね。
2.やる気が出ないのはなぜ?
お子さんはなぜ毎日口癖のように「嫌!」「めんどくさい!」と言うのでしょうか?
確かに本心であると思います。
しかし、都合の良い言葉でもあるんです。
「嫌!めんどくさい!」となってしまうのは、いろんな感情をまとめて言いやすいからです!
・学校行くの嫌やな〜
・着替えるのめんどくさい
・今日嫌いな授業ある
・給食嫌や〜 などなど
お子さんの気持ちが全部含まれていると考えることができます。
まだまだ語彙力が少ないのと、自分の気持ちを言葉にするのが難しいから一言「嫌!」や「めんどくさい!」で終わらせてしまうのです。
そして、人間の脳には『嫌なことをするときは大きな負荷がかかる』特徴があります。
これによって、『本当ならダラダラしていたいのに着替えなきゃいけない』、『学校行くのも気が乗らない上に着替えまで…』となるとやる気が出ません。
3.学校に行くのが億劫で「嫌!」「めんどくさい」を繰り返す娘
娘(小6)は毎日ギリギリまで寝て、やっと起きたと思ったらダラダラして着替えようともしません。
元々学校が苦手なのでますますやる気が起きません…。
学校じゃない時はさっさと着替えているので、出来ないことはないのですが、着替えようと気持ちを持っていくのに毎日苦労していました。
私は時間が迫ってくるので声をかけますが動かない上に焦っている様子もないので毎朝イライラしてしまうのがうんざりでした。
私:着替えるよ〜
娘:嫌〜、めんどくさい〜
私:あと○分で着替えてね
娘:えーーーー 無理ー
と、言っているうちに最初は優しく言っている私も段々イライラしてきて怒る毎日でした…。
4.言い方を変えたらサッと動くようになりました!
朝からイライラしたくない!穏やかなママでいたい!
言っている方も聞いている方も嫌な気持ちにならず、子どももサッと動いてくれる!そんな声かけがあります。
さぁ、さっそく、今日からイライラ・ガミガミママを卒業しましょう!
◆嫌な気持ち、めんどくさい気持ちは吐き出させよう!
現在は心理学用語として使われていますが、『カタルシス効果』と言うものがあります。
これは不安や不満、イライラや悲しみなどネガティブな感情を口に出すと苦痛が緩和され、安心感を得られる現象のことを指します。
『それでそれで?』と聞いてあげると『実はこれからこんな嫌なことがあるんだ…』『給食が嫌なんだよね』など、お子さんが話してくれると問題は解決していなくても、聞いてくれたと思えるだけで少し気分が軽くなったように感じます。
口癖のように「嫌だ〜」「めんどくさい」と言っているときは、『共感+それでそれで?』と話を聞いてみましょう。
ママ:「嫌だね〜」「めんどくさいよね〜」「それでそれで?」
子ども:「今日の算数が嫌なんだよ…」と言ってくれるかもしれません。
◆今からやることを分解して細かく指示してあげる
お子さんに声をかける時に「着替えて〜」と言っていませんか?
確かに着替えるのですが、ママの指示が大まかすぎて自分で考えないといけませんよね。
自分で考えることが『大変』と思ってしまいめんどくさがる原因になります。
『着替え』を分解してみましょう!
「服を選ぶ」「パジャマの上を脱ぐ」「ズボンを脱ぐ」「上の服を着る」「ズボンをはく」「その他靴下など」に分けられますね。
分解をすると具体的になりお子さんが動きやすくなります。
「これしたらいいんだ!」と思え、あまり負荷がかからず簡単に聞こえます。
一番初めは簡単な指示から伝えます。
お子さんがめんどくさいことは後回しにしましょう。
徐々にエンジンがかかりスムーズに動くことができるようになります。
◆褒めるポイント
褒められて(認められて)嬉しくないお子さんはいません。
めんどくさいのを頑張って動いたら褒められる!
↓
行動したら褒められる!
↓
嬉しいから自分から動く!
↓
自分から動いてくれたらママが何回も言わなくてもスッと動いてくれるようになる!
↓
ママのイライラ・ガミガミ卒業! と好循環が回り出します。
イライラ・ガミガミを卒業したいママ、一度お試しくださいね。
執筆者:
発達科学コミュニケーション リサーチャー
田中さくら