母子登校中のママが忙しい先生に個別対応の相談をお願いをするときの注意点

先生
母子登校で学校現場にいると先生の忙しさに驚きます。そんな中、わが子の個別対応をお願いすることに気が引けてしまいますが、先生に分かりやすく伝えるには工夫が必要です。先生がイメージしやすいお願いの方法を見つけたのでご紹介します。
 
 

1.学校の先生にお願いしたい!

 
 
学校の先生に相談したい。
 
 
個別に対応をお願いしたい。
 
 
けれど、先生って忙しそうなイメージですよね。
 
 
実際、私は現在母子登校をして、学校にいることが多いので、先生の動きを観察していますが…
 
 
心配になるほど、先生って忙しいです‼︎
 
 
ほとんどの授業に出て、休み時間は次の授業の準備や丸つけ、宿題や連絡帳チェック、保護者からのコメントがあれば返事を記入しています。
 
 
給食も早食いでトイレに行く暇もないくらい!
 
 
次から次へと分刻みで仕事をされているのです。
 
 
放課後も遅くまで仕事されていますよね。
 
 
こんな忙しい中「私の子どものことを個別に対応してほしい」なんて先生に言ったら、仕事を増やしてしまわないか…。
 
 
特に礼儀正しくて真面目なお母さんほど、先生に気を遣って、なかなか先生に個別の対応をお願いするのを躊躇してしまいがち。
 
 
そこで、今回の記事では私がこれまでに実践した『先生に負担のかからないお願いの仕方』をご紹介したいと思います。
 
 
悩む
 
 

2.学校の先生に何度もご迷惑をかけてしまった過去

 
 
私には登校拒否、不登校、母子登校を経験した娘がおり、これまでに何度も学校の先生と相談を繰り返しています。
 
 
そして現在も色々な連絡手段を使って先生と連絡をとっています。
 
 
こんな私も数年前、娘の登校拒否がはじまった頃、先生に相談するのにも勇気がいりましたし、どう伝えればいいのかもわかりませんでした。
 
 
学校の先生とは年に数回、懇談会で数回話しただけ。
 
 
実際、先生に相談する機会があっても
 
 
・話したいことが多すぎて、時間が足りない
 
・どのように対応してほしいかはっきりわからない
 
・娘の情報をどこまで伝えていいかわからない
 
 
結局、どのように学校生活を進めていくか具体的な策を掴めないまま、前に進めずにいました。
 
 
相談
 
 

3.相談の目的を決める

 
 
前述した通り、先生はとてもお忙しいです。
 
 
皆さん、子どものために一生懸命に対応してくださる先生が多いので、相談を持ち掛ければ、対応はしてくださるでしょう。
 
 
しかし、相談できる時間は限られています。
 
 
そこで、先生に相談やお願いをしたいのであれば目的をハッキリさせる必要があります。
 
 
✔︎学校の様子が聞きたい
 
✔︎ママの心配事を聞いてほしい
 
✔︎家や学校の様子から一緒に作戦を考えてほしい
 
✔︎家と同じ対応を学校にもお願いする
 
 
など、ママがお願いしたいことはそれぞれあると思いますが、今回の記事では『家と同じ対応を学校にもお願いする』パターンでご紹介しますね。
 
 
伝え方
 
 

4. 学校の先生が対応しやすいお願いの方法とは?

 
 
私がどのように不安が強い娘の対応をお願いをしたのか、ご紹介させていただきます。
 
 
まず、伝えたいことの要点をまとめるために、お子さんの『苦手なこと』『関わり方』『できること』をセットにして伝えます。
 
 
具体策があると先生はわかりやすいです。
 
 
例えば、学校での予定を細かく伝えることで不安がなくなり、安心して過ごせることを伝える場合
 
 
・不安傾向が強いため、見通しがたたないと不安になりますが:『苦手なこと』
 
 
・周りに自分から聞くことができないので「次はこれだよ」と次にやることを事前に説明してください。:『関わり方』
 
 
・注目を嫌うので個別の指導をするより、一斉指導の中で流れの説明をしていただくと不安にならずにすみます:『できること』
 
 
このような流れで伝えると、先生に要点をしっかり伝えることができます。
 
 
先生へのお願いは、新学期始まってすぐや困ったことがある時などにするイメージがあるかもしれませんが
 
 
1回の説明だけでは、先生になかなか伝えられないと思います。
 
 
以前、先生にお話をした時に「お母さんが話してくれた方が、私たちも子どもの把握に繋げることができるので大変助かります!」とおっしゃってくれました。
 
 
忙しい先生とこまめに情報共有をしていくには、伝える側の配慮が必要です。
 
 
「伝えたいこと」の内容をしっかりまとめて、相談ができるようになるといいですね!
 
 
先生
 
 
執筆者:
発達科学コミュニケーション リサーチャー
田中さくら
 
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