私の息子は小学校1年生から母子登校を続けています。母子登校のあるあるかもしれませんが、児童玄関で固まって学校に入れない子どもの登校トラブルにお悩みのママはいませんか?本記事では、ママの『べき・ねば思考』を緩めて、1ヶ月後に児童玄関から登校できるようになった我が家の記録をご紹介します。
1.児童玄関で固まって入れないトラブルにお困りのママへ
毎日母子登校をしているママ、こんな経験はありませんか??
学校にようやく着いたところで…
・児童玄関から入ることを嫌がる
・足が止まってしまう
・泣き出す
・癇癪を起こす
母子登校中の児童玄関前でのトラブルは本当に困ってしまいますよね。
みんなと同じように校内に入っていくことができない。
「今までできていたのにどうしてだろう…?」とママにとっても辛い時間かと思います。
2.母子登校中の小学1年生の我が子。児童玄関で固まって動けなくなってしまいました…
我が家の息子は小学校1年生の夏休み明けから登校を渋るようになりました。
それからは息子と一緒に母子登校をしています。
小学校1年生の秋ごろでした。
いつものように、母子登校で手を繋いで学校の児童玄関に向かったのですが「無理、入れない」と言って、動けなくなり学校に入れなくなりました。
その時の体はカチカチに固まり、表情もとても怖がっていました。
初めてみる表情に、これは「無理をさせている」「体に不調が出てしまった」と、ただ事ではないと感じました。
3.母子登校ママは『べき・ねば思考』に陥りやすい環境にある
登校する時は、児童玄関から入るべき。
みんなと一緒と同じようにやらせなければならない。
本人の思いを考えずに、私の『べき・ねば思考』で子どもを動かそうとしていました。
なんとか登校をさせようと本人に無理をさせてしまったことが原因でした。
母子登校をしていると、周りのことが目に入りとても気になります。
「ちゃんとさせなければ!」
「もっと頑張らなければならない!」
と、ママが知らず知らずのうちに、母子登校中のママは『べき・ねば思考』に陥りやすい環境にあります。
4.『べき・ねば思考』を緩めてみましょう!
まずは、ママの『べき・ねば思考』をゆるめること。
こうするべき、しつけ、などの親の固定概念は子どもそしてママ自身も苦しめます。
母子登校ママは子どもと過ごす時間も長く陥りやすい環境にいます。
子育てはロングラン。
あなたの固定概念、すこーし緩めてみませんか??
今までできていることができなくなった時
何か困り事が出てきた時
「じゃあどうする??」
「他にできることはないか?」と次の手を考えてみましょう!
1人で考えるのが難しい時は、先生、カウンセラーさんに相談してみましょう。
1人で悩まないことがポイントです。
わが家の場合は、先生と相談して、「職員玄関から入ってオッケーなんだって!」と伝えました。
しばらく職員玄関から入っていましたが、その後、職員玄関からも入れない日がありました。
その時も「じゃあ、どうする??」「他にできることはないか?」と学校の先生と相談しながら、校長室の窓から、図書室の窓からなど入れそうなところを本人に選んでもらいました。
最初は私も正直、抵抗がありましたが、先生との相談をする中で「玄関は一つじゃないな。」
「どこから入ってもいいじゃない!」と自分の『べき・ねば思考』を緩めることができました。
息子は、校長先生や、図書司書の先生から「おはよう!きたね」と言ってもらってとても表情が柔らかくなりました。
再度、児童玄関から入れるようになったのは入れなくなった日から1ヶ月後でした。
私からは何も言わず「今日はどこから入るんだろう〜?」と本人が決める様子を眺めていると「今日は、こっちから入ってみる!」とひとこと!
1回入れて安心を感じると次の日からはスムーズに児童玄関から登校することができ、今も続いています。
母子登校中の子育てはトライアンドエラー。
うまくいかない時、「だったらどうする??」「他に方法はないかな?」と『べき・ねば思考』を少し緩めてみてくださいね!!
選択肢を広げるサポートをすることでその子にあった登校のスタイルが見つかっていきます。
頑張り屋さんの母子登校ママの参考になれば嬉しいです。
執筆者:堀このみ
発達科学コミュニケーション トレーナー