子どもに手伝って欲しくてお願いをするも、ネガティブ発言ばかりでまったく手伝ってくれない。そのせいでママは余計にイライラし悪循環…そんなお悩みはありませんか?ママの言い方や接し方をを変えることで、子どもが素直に受け入れてくれるようになり、さらに親子の会話もスムーズになりますよ。
1.手伝ってほしいのに、ネガティブ発言ばかりで動いてくれない子どもにイライラしてませんか?
ママって家事に育児に仕事に…毎日大変ですよね。
本当にお疲れ様です。
そんな忙しい時に、子どもから
「〇〇やって!」
「〇〇取って!」
とお願いされる。
だからといって、ママがお手伝いの指示や提案をしても、子どもは文句や不平不満ばかりで動いてくれず、ママは次第にイライラ…
そんなネガティブ発言のお子さんを前に、うんざりされているママに向けてお伝えします。
2.手伝いをしてくれない上に、雰囲気も険悪になり悪循環に陥っていました
例えば、子どもの用事などで帰宅が遅くなった時、
・このままでは寝る時間が遅くなってしまう…
・手が回らない…
・とにかく急がなくては!
などの理由より、子どもが手伝ってくれたら助かるなという場面がよくありました。
我が家の小学生の子どもに対し、お風呂洗いのような時間のかかるお手伝いを頼んでみたところ、
「やだ」
「やりたくない」
「無理」
ばかりで全くお手伝いをしてくれませんでした。
ただでさえ自分に余裕がない中、子どものその返事に余計イライラ…
「誰のために一生懸命やってるのかわかってる?!」
そんな感情がわいてしまい、声をかけたことで雰囲気も険悪になり悪循環…そんな場面がよくありました。
3.子どものネガティブ発言にはちゃんと理由があったんです
なぜ、親の提案に対して、ネガティブ発言ばかり出てしまうのか?
それにはちゃんと理由があったんです。
それはズバリ、理解(受容)の幅の狭さが原因です。
理解の幅が狭いと、自分の世界にとらわれがちになり、文句や不平不満、反抗的な態度となって現れます。
では、なぜ理解(受容)の幅が狭くなるのか?
それは親が「子どもの脳の動きをストップ(=フリーズ)させる言い方、接し方」をしている為に、子どもにきちんと伝わってないということが考えられます。
子どもは脳が喜ぶこと、つまり「脳がスムーズに働くこと」が大好きです。
つまり脳をスムーズに働かせるためには、子どもへの言い方、接し方を変える必要があります。
またネガティブな反応は、自信のなさの現れでもあるため、自分に自信のない子どもは、心の奥底に「どうせダメだ」という自己否定感が強くあります。
そのため、理解力が育たず、受信力の幅が広がらないのです。
素直に受け入れるには「自信」が不可欠。
つまり、自信をつけながら、理解の(受容)の幅を広げるために、子どもの脳を喜ばせる声かけがポイントなのです。
4.ネガティブ発言を辞めさせたければ、自尊心をくすぐるような肯定の声かけを!
私が試した方法は、「ネガティブな発言や態度をとがめることはせず、肯定の声かけをすること」を普段から心がけました。
提案にのってくれないと、ついついその子どもの態度に引きずられてしまいがちですが、ここでママが感情的になると、かえって子どもの反抗をエスカレートさせてしまいます。
また、普段からコミュニケーション(会話)を絶やさないこともポイントです。
私は普段の関わりから、できていることを探し、できていることのみを伝える(褒める)を徹底しました。
それにより、子ども自身が自信をつけていきました。
子どもの行動を引き出したい時には、
「これきっと得意だと思うんだけど」
と穏やかな言い方で前置きし、少しづつ行動力を上げていきました。
この方法を続けたことで、私の言うことを素直に受け入れる受信力がアップしてることを実感。
私のお手伝いの提案に対し、快く引き受けてくれることが劇的に増えました。
もちろん本人にとって都合が悪い時は、
「今、友達とゲームしてるからできないや」
と理由を素直に教えてくれ、文句を言うことがなくなりました。
この対応を続けてから、夕飯時の忙しい時でも、自分のイライラが子どもによってプラスアルファされることはなくなり、親子の会話がスムーズになったと実感してます。
ママの提案に対して子どものネガティブ発言が多いと感じる時にはこの方法を試してみて、実感していただけたらと思います。
親子関係がグーンとよくなりますよ。
ぜひお試しください。
執筆者:いいだ まや
発達科学コミュニケーション トレーナー