療育はお家でもできる!会話が苦手な子どものコミュニケーション力を育てる親の関わり方

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療育は特別な施設に通わなくても「お家」で実践することができます!本記事では、日常の親子の関わりの中で、人との会話が苦手な子どもの自信や表現力を育む方法や声かけの工夫を具体的にご紹介します。
 
 

1.人との会話が苦手なお子さんに、どんな対応をしたらいいか悩んでいるママはいませんか?

 
 
「うちの子、なんだか周りとちょっと違う気がする…」
 
「みんなのように、お友達とスムーズに会話できない」
 
「学校でちゃんとやっていけるのかな?」
 
 
人との会話が苦手なお子さんの様子を心配に感じているママはいませんか?
 
 
特に小学校低学年の時期は、子ども同士の会話や集団行動が本格的に求められる時期。
 
 
言葉のやり取りが苦手な子にとっては、特に学校での生活が試練の連続になってしまうこともあります。
 
 
けれども安心してください!
療育は、特別な施設に通わなければできないわけではありません。
 
 
『お家でできる療育』こそ、子どもの発達に大きな効果をもたらします。
 
 
今回は、発達に不安を感じる親御さんが、家でどのように子どものコミュニケーション力を育てられるか、実際の体験を交えてお話しします。
 
 
 
 
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2.5歳児健診で言葉の療育を薦められた息子の話

 
 
私の息子が5歳だったときのことです。
 
 
地域の健診で「お子さん、少し言葉が遅れているかもしれませんね。療育も検討してみてください」と指摘を受けました。
 
 
これまでも、友達との会話が苦手なこと、特に注目されると話せなくなってしまうことがあることを園の先生から聞いていたのですが、家では普通に話してくれる様子があったので「恥ずかしがり屋なのかな」くらいにしか思っていませんでした。
 
 
ですので、健診で指摘を受けた時は正直とてもショックでした。
 
 
私は「この子のためにできることは何かないか」と考え、地域の療育施設を調べ、何件も見学に行きました。
 
 
どこも予約待ちが長く、週1回通えたとしても限られた時間のなかでどれだけの支援ができるのかという疑問が残りました。
 
 
そんな時に出会ったのが、発達科学コミュニケーション
 
 
個別相談の時に
 
「一番大切なのは、毎日一緒にいるお母さんとの関わりです。
  お母さんが“我が子の専門家”になれば、お家でも十分に療育はできますよ。」
 
と言ってくださったのがとても印象的で、私がこの子の専門家になる!と決意し、発達科学コミュニケーションの受講を決意しました。
 
 
会話
 
 

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3.療育はお家でできる!ママが我が子の専門家になろう

 
 
療育とは、発達に特性がある子どもが「生活しやすくなる力」を身につけるための支援です。
 
 
発音の訓練だけでなく、相手の気持ちを想像する練習や、自分の気持ちを伝える力など、コミュニケーションの土台を育むことも含まれます。
 
 
そして、それは家庭の中での親子の関わりの中でも、十分に取り組むことができます。
 
 
お家でできる療育の魅力① 毎日できる!
週に1回の施設通いよりも、日々の積み重ねが大きな成長をもたらします。
 
お家でできる療育の魅力② 子どもが安心できる場所である
お家は子どもが最も安心できる環境。
リラックスした状態で取り組めるからこそ、より自然に力を伸ばせます。
 
お家でできる療育の魅力③ 一番の理解者である親が関わる
子どもを一番よく知っているのは親。
特にママは、子どもの好きなこと、苦手なこと、頑張ったときの表情まで全部わかっている存在です。
 
 
お家での療育に特別な資格はいりません
必要なのは、「わが子の今を見つめ、成長をサポートしたい」という気持ちだけです。
 
 
サポート
 
 

4.人との会話が苦手な子どものコミュニケーション力を育てる親の関わり方

 
 
では、実際にお家でどのように関われば、子どものコミュニケーション力は育つのでしょうか?
 
 
以下に、親として意識したいポイントをいくつかご紹介します。
 
 

◆①「話す」より「伝えたい気持ち」に目を向けよう

 
会話が苦手な子は、「言葉にする」ことが難しいだけで、伝えたい思いや考えはたくさんあります。
 
言葉が出なかったとしても、
 
・絵を描いて見せる
・おもちゃで表現する
・体の動きや表情で何かを伝えようとする
 
といった行動が見られたときは、すかさず「伝わったよ!」という反応を返してあげましょう
 
 
親が喜んでくれる体験を重ねることで、子どもは「自分の気持ちを表現するって楽しい」と思えるようになります。
 
 

◆②子どもの好きなことに寄り添う

 
お絵かき、ブロック、電車、ぬいぐるみ…子どもにはそれぞれ『好き』があり、そのなかで最もリラックスした状態で過ごしています。 その時間を活かしましょう。
 
・好きな遊びをしているときに「これは何?」と興味を示す
・一緒に遊びながら、「どんな色が好き?」など自然な会話を入れる
 
子どもが何かに夢中になっているときこそ、言葉での表現のチャンスが生まれます。
 
 

◆③「できた」を積み重ねて、自己肯定感を育てる

 
会話が苦手な子ほど、日常の中で「うまく伝えられなかった」「わかってもらえなかった」と感じてしまうことが多く、自己肯定感が下がりがちです。
 
だからこそ、家庭の中で「できた!」の体験を積み重ねていくことが大切です。
 
・小さな発言でも「言えたね」「すごいね」と認めてあげる
・うまく言えなくても「教えてくれてありがとう」と伝える
・絵や行動で伝えてくれたことにも「伝わったよ」と声をかける
 
家庭で自信をつけた子どもは、外の世界でもチャレンジできるようになります。
 
 
親子
 
 

5.お家での関わりが、子どもを大きく成長させる

 
 
「療育は特別なこと」ではありません。
親子の毎日の関わりそのものが、何よりの療育になります。
 
 
会話が苦手なお子さんも、きっと「伝えたい気持ち」を心の中にたくさん持っています。
 
 
その気持ちに気づき、寄り添い、少しずつ言葉や行動で表現できるようになるサポートをしてあげてください。
 
 
5歳の時に発達について指摘を受けた私の息子ですが、今は小学校3年生。
 
 
3年間お家療育を続けた効果もあり、話すことに自信が持てるようになり、学校の友達とも会話が上手にできるようになりました。
 
 
先日行われた授業参観では、張り切って発表する姿も見られ、とても成長を感じています。
 
 
あなたが今、目の前のわが子に向き合っているその姿勢こそが、最高の療育です。
 
 
どうか、「できないこと」に目を向けすぎず、「できるようになるかもしれない」未来に希望を持って、一歩ずつ歩んでいきましょう。
 
 
親子
 
 
 
 
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