夏休み明けの9月が怖い…小学生の不登校、親の不安を手放すたった1つの方法

安心
夏休み明け、小学生の子どもの不登校が心配なあなたへ。9月を笑顔で迎えるために、親の不安を手放し、子どもの自己肯定感を高める具体的な方法をお伝えします。
 

 

1.9月になる前から夏休み明けの不登校を心配するお母さんへ

 

 

夏休みも終盤に差し掛かり、カレンダーを見るたびに心配になっているお母さんはいませんか?

 
 
 

「このまま2学期が始まって、もし登校しぶりや不登校になったらどうしよう…」

 
 
 

そんな不安を抱えているのは、あなただけではありません。

 
 
 

文部科学省の調査によると、令和5年度の小・中学校における不登校児童生徒数は 346,482人、過去最多となりました。

 
 
 

不登校児童生徒数は年々増え続けている傾向にあります。

 
 
 

また、内閣府のデータを見ると、子どもの自殺がもっとも多いのは夏休み明けの9月1日

 
 
 

この時期に大きなプレッシャーや不安を感じている子どもが多いことを示しています。

 
 
 

「子どもが学校に行けなくなったらどうしよう…」親の不安は、子どもへの深い愛情があるからこそ生まれるものです。

 
 
 

しかし、その不安が知らず知らずのうちに子どもを追い詰めてしまうことも。

 
 
 

この記事では、夏休み明けの不登校を防ぐために、お母さんの不安を安心に変え、子どもの自己肯定感を高めるための具体的な方法をお伝えします。

 

 

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2.夏休み明けに不登校になってしまった生徒さんの経験談 

 
 

ある小学生の男の子を持つお母さんの話です。

 
 
 

「1学期の頃から登校しぶりがあって、夏休み明けが怖くて仕方なかったです。子ども以上に私が不安になっていました。

 
 
 

「不安定な子どもと過ごしていると、ついイライラしてしまって…。口を開けば『早く宿題しなさい!』『明日は学校だよ』と、ネガティブな言葉ばかりを口にしていました。」

 
 
 

「夏休みが終わり、案の定、ひどい登校しぶりが続きました。結局、2学期が始まってすぐに不登校になってしまいました…

 
 
 

このお母さんのように、子どものことを心配するあまり、逆に追い詰めてしまうケースは少なくありません。

 
 
 

親の不安は、子どもに伝わってしまうのです。

 
 
怒られる子ども
 
 

3.最初に知っておいてほしいこと:お母さんの不安は子どもに伝わる

 
 

「情動感染」という言葉をご存知でしょうか?

 
 
 

これは、特定の感情がまるでウイルスのように他人に伝染することを指します。

 
 
 

もし、あなたが「9月が怖い」「学校に行かせなきゃ」と強く思っているとしたら、その不安や焦りは、言葉にしなくても子どもに伝わってしまいます。

 
 
 

子どもは、お母さんの表情や声のトーン、雰囲気から、敏感に感情を読み取ります。

 
 
 

「お母さんを悲しませてはいけない」「期待に応えなきゃ」と感じた子どもは、自分のつらさやしんどさを心の中にしまい込んでしまいます

 
 
 

そして、その感情が限界に達したときに、登校しぶりや不登校という形で表れるのです。

 
 
 

まずお母さんに知ってほしいのは、「学校には絶対に行かせたい!」という固定概念を手放すことです。

 
 
 

学校は、子どもが社会性を学び、成長するための大切な場所です。

 
 
 

でも、もしもそこがその子にとって安心・安全な場所でなくなってしまったら、心身の健康を一番に考える必要があります。

 

 

不安

 
 
 

4.残りの夏休みでできること:安心という『土台』を固める

 
 

では、具体的にどのように子どもと関わればいいのでしょうか?

 
 
 

それは、子どもの「いいところ」「すでにできていること」を徹底的に肯定することです。

 
 
 

これは「おだて」とは違います。

 
 
 

できたことや頑張ったことに対して「できたね!」と肯定するのではなく、すでにできていることやお子さんの素敵なところを探して、具体的に肯定的な声をかけるのがポイントです。

 
 
 

たとえば…

 

・朝、起きたときに「自分で起きてきたんだね!」

 

・食事中に「もりもり食べて、気持ちがいいね!」「ご飯のおかわり、自分でできるんだね!」

 

・ゲームをしているときに「難しそうなゲームなのに、うまいね〜!」

 

など、どんなに小さなことでも構いません。とにかくたくさん「いいところ」を見つけてあげましょう!

 
 
また、意識的に感謝の言葉を伝えるのも、効果的です。
 
 

特に、発達障害グレーゾーンの子どもは、失敗体験が多く、自己肯定感が低くなりがちです。

 
 
 

だからこそ、「あなたはありのままの自分で十分すばらしいんだよ」というメッセージを、親が何度も繰り返し伝える必要があります。

 
 
 

この肯定的な関わりを続けることで、子どもの心の中に「自分はここにいてもいいんだ」という安心感が育まれます。

 
 
 

また、子どもへの肯定的な関わりを続けることで、親自身の心も安定していきます。

 
 
 

子どもとポジティブな関わりを持つことで、親も「私はこの子の良いところをたくさん見つけられている」という自己肯定感が育まれるからです。

 
 
 

この安心感こそが、2学期への一歩を踏み出す大きな原動力になるのです。

 

 

安心

 
 
 

5.残りの夏休み期間は安心と信頼を築くための時間に

 
 

夏休み明けの不登校は、親にとっては本当に心が締め付けられるような問題です。

 
 
 

でも、忘れないでほしいのは、子どもが一番つらい思いをしているということ。

 
 
 

そして、子どもが安心して学校生活を送るためには、まずお母さん自身が安心し、笑顔でいることが何よりも大切です。

 
 
 

残りの夏休みは、「学校に行くための準備期間」ではなく、「親子の安心と信頼を築くための大切な時間」として過ごしてみてはいかがでしょうか。

 
 
 

あなたの安心が、子どもの2学期への一歩を力強く支えます。

お子さんを信じ、ご自身を大切にしてくださいね。

 

 

登校

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