「死ぬのが怖い!」不安が強いHSCの子どもの心に寄り添う親の対応法

感謝

 

HSC・不安が強い子どもが「死ぬのが怖い」と訴えるのはなぜ?どう声をかけたらいいか分からない親御さんへ。この記事では、子どもの死への恐怖の理由と、子どもの不安を和らげる親の適切な対応法を、体験談を交えて解説します。
 
 

 

1.不安が強い子どもの「死ぬのが怖い」にどう対応したらいい?

 
 

お子さんが突然「ママ、死ぬのが怖い」と泣き出したり、夜眠るのを怖がったりすることはありませんか?

 
 

そんなとき、どう声をかけてあげたらいいか戸惑ってしまいますよね。

 
 

「死なないから大丈夫だよ」と声をかけても、なかなか子どもの不安は消えず…子どもに「死」という深いテーマをどう説明したらいいか迷ってしまいますよね。

 
 

この記事では、不安を感じやすいHSC(繊細)の子どもが「死」を怖がる理由と、親としてどう対応したらいいのかを、私自身の体験談を交えてお伝えします。

 
 

この記事を読めば、お子さんの不安に寄り添い、安心させてあげられるヒントが見つかるはずです。

 

 

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2.子どもが「死」への恐怖を感じるのはなぜ?

 
 

子どもが「死」について深く考え、「怖い」と感じるのは、決して特別なことではありません。

 
 

むしろ、それはお子さんの心が大きく成長しているサインなのです。

 
 

子どもの脳の発達の視点で見てみると…

 
 

感情を司るエリアと、論理的に考えるエリアが連携し始めることで、物事を深く考えることができるようになります。

 
 

「死」という抽象的な概念を理解し始めるのもこの時期です。

 
 

「死ぬのが怖い」という感情は、人間であれば誰もが持っている自然な感情です。お子さんがそう感じているのは、命の大切さを理解し始めている証拠でもあるのです。

 
 

しかし、HSCなど不安傾向の強い子は、他人の気持ちや周囲の環境に敏感に反応します。

 
 

そのため、「死」という大きな不安に対しても、一般の子ども以上に強く反応してしまうことがあります。

 
 

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3.【体験談】「死」への恐怖からママから離れられなくなった娘

 
 

私には、とても繊細で不安が強い、小学3年生の娘がいます。

 
 

そんな娘が「死」への恐怖を感じ始めたのは、飼っていたハムスターが死んでしまったことがきっかけでした。

 
 

それまで当たり前にそばにいたハムスターが動かなくなったのを見て、娘は「ハムスターは死んだの?死ぬとどうなるの?」と何度も聞いてきました。

 
 

私はただ「天国に行ってしまったの」としか答えられず、娘は「ママもいつか死んじゃうの?」「私だけになってしまうのは怖い」と、「死ぬのが怖い」という気持ちを強く口にするようになったのです。

 
 

そこから、娘は私から離れることができなくなり、一人で寝るのを怖がったり、私が少しでも見えなくなると「ママ、どこにいるの?」と泣いて追いかけてきたりするようになりました。

 
 

「ママは死なないから大丈夫!」と声をかけることしかできず、どうしたら娘の不安を和らげてあげられるのか、私は本当に悩みました。

 
 
 
死ぬのが怖い
 

4.「死ぬのが怖い」と感じている子どもにどう対応したらいい?

 
 

お子さんの「死ぬのが怖い」という気持ちに寄り添うために、親としてできることをご紹介します。

 
 

◆親がネガティブな感情に引っ張られない

 
 

お子さんの不安を前にすると、親も一緒に落ち込んでしまったり、どうしてこんなに不安なの?と苛立ってしまったりすることがあります。

 
 

しかし、まずは親が心を整えることが最も重要です。

 
 

お子さんの感情に流されず、「この子は今、大きな不安を抱えているんだな」と客観的に受け止めることから始めましょう。

 
 

◆否定も肯定もせず、ひたすら受容する

 
 

お子さんが「死ぬのが怖い」と言った時は、まずはただただ話を聞いてあげましょう。

 
 

「怖いんだね」「そう思っているんだね」と、お子さんの言葉をそのまま繰り返してあげるだけで十分です。

 
 

お子さんは、自分の感情が受け入れられていると感じ、安心することができます

 
 

◆ポジティブな感情でリフレーミングしてあげる

 
 

お子さんがネガティブな言葉を口にしたときは、さりげなくポジティブな言葉に置き換えてあげましょう。

 
 

例えば、お子さんが「ハムスターが死んで寂しい」と言ったら、「ハムスターと過ごした楽しい思い出がたくさんあるね」というように、視点を変えてあげるのです。

 
 

そうすることで、お子さんの心にポジティブな光が差し込み、不安な気持ちが和らいでいきます。

 

 

感謝

 
 

5.【対応後の変化】子どもの不安が安心に変わった理由

 
 

娘への対応を変えてから、少しずつ変化が見られました。

 
 

娘が「死ぬのが怖い」と泣き出すときは、無理に話そうとせず、ただそばにいて話を聞いてあげました。

 
 

否定もせず、かといって過剰に共感もせず、「どんな気持ちもママは受け止めるよ」という姿勢を見せ続けました。

 
 

「ママが死んじゃうかも」と登校を拒否したときは、無理に学校に行かせず、一緒に過ごすことにしました。

 
 

その日は、娘の好きな場所にたくさんお出かけし、「楽しいね」「嬉しいね」とポジティブな言葉をたくさんかけるようにしました。

 
 

その結果、1ヶ月ほど経つと、娘は「死」に関するネガティブな言葉をあまり口にしなくなりました。

 
 

私から離れて行動できるようになり、学校にも通常通り通えるようになりました。

 
 

「どんな気持ちもママが受け止めてくれる」という安心感が、娘の次への行動力に繋がったのだと思います。

 
 
気持ち
 
 

6.まとめ:親の適切な対応が子どもを安心させる

 
 

HSCなど、不安が強いお子さんが「死」への恐怖を感じるのは、心が成長している証拠です。お子さんの不安を前に、親が戸惑う必要はありません。

 
 

・お子さんの感情を否定せず、ただ受け止める

 

・ネガティブな言葉はポジティブな言葉にリフレーミングしてあげる

 

・お子さんが安心できるまで、そばにいて見守る

 
 

これらの対応を続けることで、お子さんは「死」への恐怖を和らげ、安心して過ごせるようになります。そして、どんな不安も乗り越えられるという自信を育んでいくことでしょう。

 
 

もし、今お子さんの「死ぬのが怖い」という言葉に悩んでいる方がいたら、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

 
 
 
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