5分でできる!ママが就寝前の子どもとの会話を意識するとネガティブ思考が消える方法とは?

寝る前のネガティブ思考が次の日のしんどさを生んでいることを知っていますか?寝る前の親子の会話でその辛い気持ちは克服できます!いつも自信のない子どもにポジティブ思考をつくる方法をお伝えしまうので、ぜひ今夜から試してみてくださいね。
 
 

1.不安が強い子どもの自己否定はどこからやってくる?

 
 
不安が強い子どもは、とても繊細で敏感な子どもが多いです。
 
 
「叱られて悲しかった」「失敗して恥ずかしかった」など日ごろの自分の失敗体験や周りの出来事には、ひといちばい敏感です。
 
 
不安が強い子どもは、こんなにもネガティブな思考を抱えています。
 
 
・お母さんがいなくなったらどうしよう 
・ミサイルが落ちてきたらどうしよう 
・雨が突然降ってきたらどうしよう 
・テストで100点取れなかったらどうしよう 
・給食を時間内で食べられなかったらどうしよう 
 
 
これらはすべて些細なことでも、見たこと、聞いたこと、体験したことから芽生えてくるネガティブな思考です。
 
 
 
 
そもそも人間の脳には、ネガティブな情報ほど長く残すはたらきがあります。この機能は、もともと人類が進化する過程で、身の回りの危険から守る役割を果たしてきました。
 
 
リスクに敏感になり、記憶に長く残しておく脳の機能が発達したのです。
 
 
人の脳は、繰り返し入ってくる情報を重要な情報だと判断して保存します。そのため、勉強で漢字や九九を暗記するには、何度も反復練習をする必要があるということです。
 
 
ネガティブな情報も同じです。嫌な記憶は何度も思い出してしまいます。すると、脳内で反復することにより、重要な情報だと判断される可能性が高くなります。
 
 
よって、記憶として保存されてしまい、長期間ネガティブな記憶が残ってしまうのです。
 
 
記憶のしくみと言えど、ネガティブな記憶はできる限り残したくないですよね。忘れることがいちばんですが、不安が強い子どもにとっては容易なことではありません。
 
 

2.毎週日曜日の夜が悲惨でした…

 
 
わが家の息子は、一時期、自己否定がひどく、夜になるとネガティブ思考が止まりませんでした。
とくに、日曜日の夜は決まって「明日、学校へ行きたくない」と言い出し、泣き出すこともありました。
 
 
「僕がいてお母さんは幸せなの?」
神様は僕のことを見てくれない。何もいいことがない…。」
「僕なんていないほうがいいんだ! 」
 
 
と、寝る前の儀式のようにつぶやいていました。
 
 
 
 
息子は分離不安が強く、いつも不安に囲まれていました。
 
 
学校では、常に緊張状態にあり、みんなと同じように行動できないことも多く自信がありませんでした。
 
 
自己否定が強くなっていく息子の様子を見て、母親である私はとても心が痛くなりました。
 
 
「そんなことないよ」と励ますものの、なんだか私までネガティブな気持ちになってきて、ふたりで暗い気持ちのまま朝をむかえていました。
 
 
息子の気持ちは晴れるわけもなく、月曜日の朝は特に登校しぶりがひどかったことを覚えています。さらに雨が重なると気圧にも敏感な息子は、魔の月曜日となり学校へ行ける日はほとんどありませんでした。
 
 
そんな時、あることに気付きました。
 
 

3.ポジティブな言葉とネガティブな言葉の比率

 
 
皆さんはどれくらい普段からポジティブな言葉を使っていますか?
 
 
私はわが子のネガティブ発言に自分の心まで持っていかれてしまい苦しい想いをしていました。
 
 
そんな時、ポジティブな言葉ネガティブな言葉比率を変えるだけで、人生が変わる!という研究結果があることを知りました。
 
 
もちろんポジティブな言葉の比率が高いことは言うまでもありません。
 
 
わが子を見ているとこのままではネガティブな思考に支配されてしまい、ますます日常生活が立ち行かなくなり不幸になってしまう!と思い、ポジティブな言葉を増やす機会を作ろうと考えました。
 
 
 
 
ポジティブな言葉がネガティブな言葉よりも3倍以上多くないと現状は変わらないとも言われています。なので、ポジティブな言葉が家の中で行き交うような雰囲気をつくる必要があります。
 
 
子どものネガティブ発言を変えたいと思うなら、先ずは母親であるお母さんからポジティブな言葉を使う頻度を増やしていきたいですね。
 
 
とは言っても、なかなかその言葉がうまく伝わらないということもあります。
 
 
ただ子どもに話しかけたら良いというわけではなく、敢えてポジティブな言葉を伝える時間を設定する!ということを意識することが大切です。
 
 
そこで、私が息子の自己肯定感を高めるためにはじめた就寝前の習慣があります!
 
 
1か月ほど続けたところで、息子のネガティブ儀式がピタッと止まったので、次でそのやり方をお伝えしていきます。
 
 
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4.寝る前の習慣でポジティブ思考をつくろう!

 
 
子どもの自己肯定感を高めてあげたい!と願うお母さんは必見です!
 
 
就寝前の5分間でできるので、ぜひ習慣にしてみてください!
 
 
それはポジティブな記憶をアウトプットをするということです。
 
 
ポジティブな言葉をたくさん浴びさせるのと同時にポジティブな記憶づくりもしていく必要があります。
 
 
そこで、子どもと一緒にお布団に入って、寝る前の5分間で“今日の楽しかったことランキング”を発表しあってみましょう。 
 
 
ランキング1位~3位まで発表しあってみてください。意外と子どもの楽しかったことの視点が大人と違っていて、わが子のことをよく知ることもできます。
 
 
日ごろのネガティブな記憶をため込んだまま寝るよりも、楽しかったポジティブな記憶を残して、翌日ハッピーな気分でスタートできます。
 
 
お母さんが子どものお話を聞いてあげることで、子どもは安心感で満たされます。
 
 
お母さんの相づちだけでもポジティブな言葉かけと同じだけの効果があるので「そうなんだね~」「へ~」などと言いながら聞いてあげてください。
 
 
また、子どもが言った言葉を反復して伝えてあげることもポジティブな言葉かけと同じになります。「そっか~〇〇だったんだね」と内容をくり返して伝えてあげてください。
 
 
このようなキャッチボールをくり返すことで、楽しかったことについて、親子で会話をふくらませてワクワク感を残して就寝できるといいですね。
 
 
 
 
そして、ここで大切なのは、スキンシップを忘れないことです!
 
 
ハグをしながら頭をなでながら、お母さんのぬくもりを子どもへ伝えてあげましょう。子どもとのがぐーんと深まりますよ。
 
 
子どもの自己肯定感を高めることは、小さなことの積み重ねです。毎日たった5分でいいので、続けることで、少しずつ自信につながっていきます。
 
 
年間を通して子どもはたくさんの環境の変化があります。不安が強い子どもはジェットコースターに乗っているような落ち着かない気分になります。
 
 
気持ちを落ち着け、自信をつけるために、気付いたその時から対応を始めていきましょう!
 
 
きっと自信をつけて再び自分の足で歩んでいくお子さんになりますよ。
 
 
執筆者
発達科学コミュニケーション トレーナー
みやがわ あゆみ
 
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