「普通」に縛られて苦しくなっている不登校ママへ― 心が軽くなる考え方 ―

「普通」に縛られて苦しくなっている不登校ママへ― 心が軽くなる考え方 ―
子どもの不登校でママ自身が苦しくなっていませんか? この記事では、不登校ママが苦しくなる理由と「普通」という価値観から少し距離を取ることで、ママの心が軽くなる考え方をお伝えしています。何かヒントになれば嬉しいです。
 
 

1.子どもの不登校でママは苦しくなっていませんか?

 
 
息子が不登校になり、私にとって、一番つらかったのは朝の時間でした。 
 
 
前日の夜から、「明日の朝はどうなるんだろう…?」と不安を抱えては眠れぬ日々。
 
 
朝になると、楽しそうに登校していく子どもたちの姿が目に入り、胸がギュッと苦しくなる
 
 
「行きたくない」そう言われるたびに、無理に連れていくべきなのか、 休ませていいのか、正解が分からないまま、毎朝同じ問いを繰り返していました。
 
 
仕事をしていても、頭の中はいつも子どものことばかり。
 
 
目の前のことに集中できず、気づけば心も体も疲れ切っていました。 
 
 
周りに相談しても、 
 
「そのうち行くようになるよ」
「甘やかしすぎじゃない?」
 
そんな言葉に、さらに傷ついてしまうこともありました。 
 
 
本当は、
 
誰よりも子どものことを考えているのに。
誰よりも悩んでいるのに。
 
 
それでも、
 
「ちゃんと育てられていないのでは」
「母親失格なのでは」
 
と、自分を責めてしまっていました。
 
 
子どもの不登校は、子ども以上に、ママの心をすり減らしていく出来事なのかもしれません。
 
 
不安で顔を覆っている女性
 
 

2.なぜ不登校ママはここまで苦しくなってしまうのか

 
 
不登校ママが苦しくなる理由は、「子どもが学校に行かないから」だけではありません。
 
 
多くの場合、
 
「こうあるべき」
「普通はこう」
 
という見えない基準と、今の現実を比べてしまうからです。
 
 
毎日学校に行くのが当たり前
集団生活に適応できるのが普通
みんなと同じペースで成長するのが正解
 
こうした前提があると、その枠から外れた瞬間に、
 
「何かが間違っている」
「私の育て方が悪い」
 
と感じてしまいます。
 
 
苦しさの正体は、不登校そのものではなく、 “理想と現実のギャップ”なのです。
 
 
「当たり前」が崩れたとき、 ママは自分や子どもを責めてしまい苦しくなってしまうのです。
 
 
悩んでいる人形
 
 

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3.不登校ママが縛られている「普通」という価値観

 
 
「普通」という言葉は、とても曖昧です。
 
 
しかし、知らないうちに私達は、その普通に縛られています。
 
 
・周りの目
・世間の常識
・SNSで見る“うまくいってそうな家庭”
 
それらを基準にしてしまうと、わが子の姿が「できていない」「遅れている」ように見えてしまいます。
 
 
ですが、少し立ち止まって考えてみてください。
 
 
その「普通」は本当に正解なのでしょうか?
 
 
そして、その「普通」は本当に、あなたの子どもに合っているのでしょうか?
 
 
子どもの感じ方・ペース・得意不得意は、本来ひとりひとり違います。
 
 
同じ枠に当てはめる必要はないのです。
 
 
手のひらいっぱいのハート
 
 

4.不登校の子の「育てにくい」は、決して悪いことではない

 
 
不登校の子どもを育てていると、 「この子は育てにくい」 と感じてしまう瞬間があるかもしれません。
 
 
ですが、育てにくさ=弱さではありません
 
 
感受性が強く、刺激に疲れやすい
こだわりが強く、切り替えが苦手
周りに合わせることが難しい
 
これらは、将来
 
「自分の考えを持てる力」
「深く物事を考えられる力」
 
につながることも多いのです。
 
 
感受性が強い子は、他人の気持ちに気づける優しさを持っています。 
 
 
こだわりが強い子は、自分の世界を深く追求できる力があります。  
 
 
周りに流されにくい子は、自分の考えを大切にできる子でもあります。 
 
 
今は「育てにくさ」として表れている特性も、 将来、その子の大きな強みになる可能性を秘めています。
 
 
今は大変に感じる特性も、見方を変えれば、その子だけの強みです。
 
 
そして不登校は、決して「親の失敗」でも「子どもの弱さ」でもありません。
 
 
それは、子どもが「今の環境がつらい」「このままではしんどい」と、精一杯伝えてくれているサインです。
 
 
無理をして頑張り続けるよりも、一度立ち止まることが必要な時期もあります。
 
 
遠回りに見えても、その時間があったからこそ、 自分を大切にする力を身につけていく子もたくさんいます。
 
 
男の子を膝の上に座らせて笑っている女性
 
 

5.大切なのは「普通に戻す」ことではなく、子どもの個性を見ること

 
 
大切なのは、「普通に戻すこと」ではありません。
 
 
私自身、以前は「どうすれば学校に戻れるか」「どうすれば周りと同じになれるか」ばかりを考えていました。
 
 
けれど、その視点でいる限り、目に入るのは 「できていないこと」「足りないこと」ばかり。
 
 
私自身も焦りと不安でいっぱいになっていきました。
 
 
そんなとき、「学校に行けるかどうか」ではなく、「今、この子はどんな状態なのか」 に目を向けるようにしたのです。
 
 
子どもが
 
どんなときに安心しているか
何に興味を示すか
どんな関わり方だと笑顔になるか
 
 
そんな小さなサインを見つけてあげることで、子どもは「このままの自分でいいんだ」と感じられるようになります。
 
 
そして、そのことはママの心も少しずつ軽くしてくれます
 
 
最後に、ママに伝えたいことがあります。
 
 
ママへ伝えたいことは、「あなたは、間違っていないし、子どもも間違っていない」ということ。
 
 
また、子どものことを思うあまり、 ママ自身の気持ちを後回しにしていませんか。
 
 
ママが苦しいときは、苦しいと言っていい
 
 
誰かに頼っていいし、立ち止まってもいいのです。
 
 
ママが少しでも楽になることは、決してわがままではありません。
 
 
子どもは「普通」じゃないのではなく、 その子らしい道を歩いている途中なだけ。
 
 
周りと比べることを止める、そして視点を少し変えるだけで、 親子の見える景色は、きっと変わります。
 
 
この記事を読み終えた今、 ママの心がほんの少しでも軽くなっていたら、嬉しく思います。
 
 
OKサインを送る女性
 
 

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執筆者:たるみ あや
発達科学コミュニケーション アンバサダー
 
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