毎日癇癪に悩んでいませんか?不登校になってから癇癪が続いていた2年生の息子との関わり方を見直したことで、親子の毎日に少しずつ笑顔が戻っていったママの体験談をお伝えします。
1.毎日続く癇癪に疲れていませんか?
不登校になってから、子どもの癇癪がひどくなった。
ちょっとしたことで怒り出し、暴言や物に当たる姿を見るたびに、
「学校休ませてるのに、なんで怒ってるの?」
「この生活、いつまで続くんだろう…」
そんなふうに感じているママはいませんか?
私自身も、まさに同じ状況にいました。
一日中家にいる子どもと向き合いながら、癇癪に振り回され、心も体も限界に近づいていた一人です。
この記事では、不登校をきっかけに癇癪が激しくなった息子に対して、私が実践した「巻き込まれない関わり方」と、その結果どんな変化が起きたのかをお伝えします。

2.不登校になった2年生の息子との日々
私には、2年生になる息子がいます。
1年生の秋から登校しぶりが始まり、2年生になってから完全不登校になりました。
そんな息子が不登校になってから、生活は一変しました。
一日中家にいるため、どうしてもやれていないことが目につくようになり、私は「次はこれをやろう」「午前中はゲームとテレビは見ないよ」と注意や指示を繰り返すようになっていました。
最初は、息子のためになると思っていたんです。
・生活リズムを整えなきゃ
・このままではいけない
・早く学校に行けるようにさせなきゃ
と思い込んでいたんです。
でも、そんな私の関わりとは裏腹に、息子の様子はどんどん荒れていきました。
今までほとんどなかった癇癪が頻繁に起こり、暴言や物に当たる行動も増えていったのです。
「どうしてこんなに怒るの?」
「何を言っても伝わらない…」
「何がいけないの?」
正直、どう接すればいいのかわからず、毎日が苦しく、不安でいっぱいでした。

3.癇癪は『心のSOS』だった。毎日荒れていた本当の理由
今になって思うのは、息子はずっと『心のSOS』を出していたのです。
不登校は、子どもが怠けているからでも、甘えているからでもありません。
それまで無理を重ねてきた結果、「もうこれ以上がんばれない」というサインなのです。
学校での経験や人間関係で心が疲れ切っている状態。
その状態で、家でも注意されたり指示されたりすれば、心の余裕はますますなくなってしまいます。
感情をコントロールする力は、心のエネルギーがあってこそ働くもの。
大人でも疲れている時に、余裕のない言葉をかけられたら、ついイライラしてしまいますよね。
子どもも同じで、感情を言葉で表す力がまだ育ち途中だからこそ、気持ちが癇癪として表に出てしまうのです。
エネルギーが空っぽの状態では、癇癪として爆発してしまうのも無理はありません。
当時の私は、「学校に行かせなきゃ」という思いが強く、息子の苦しさに気づくことができていませんでした。
そして私は、発達科学コミュニケーション(発コミュ)に出会い、息子との関わりを見直すことにしました。

4.癇癪に巻き込まれない関わり方3ステップ
私が発コミュを学び、まず実践したのが、癇癪を「止める」のではなく、癇癪に巻き込まれない関わり方です。
実際に、実践した癇癪の対応をステップごとにお伝えします。
①癇癪が起きた直後
・反応せずに、距離をとる
・別の部屋に行く
・鼻歌を歌いながら、家事をする
など、癇癪の最中はあえて反応せず、落ち着くまで見守りましょう。
癇癪を起こしている最中の子どもは、感情が大きく揺れ動いていて、どんな言葉も耳に入りません。
このときに注意したり説得しようとすると、実はそれが「注目」というご褒美になってしまうことがあります。
その結果として、癇癪が強化されてしまうのです。
だからこそ、癇癪の最中は反応せず、落ち着いた行動だけに注目が集まるようにすることが大切なのです。
反応しないと聞くと、「冷たい対応なのでは?」と不安になる方もいるかもしれませんが、これは無視ではなく、子どもが落ち着く力を育てるための関わり方です。
②癇癪が落ち着いたら
「落ち着けたね」
「自分で切り替えられたね」
など、落ち着いてきたら近くに寄っていき、できた行動を言葉にして伝えましょう。
これは、「自分で落ち着けた」という成功体験を子どもの中にしっかり残すための声かけです。
徐々に子どもは安心して、少しずつ会話ができる状態になっていきます。
③会話ができる状態になったら
「何かあった?」
「そっか。不安だったんだね」
「うんうん。辛かったんだね」
など、否定はせずにとにかく話を聞きましょう。
会話ができる状態になってから初めて、気持ちを言葉にするサポートをします。
共感してもらえると、子どもは「分かってもらえた」と安心して、次第に自分で気持ちを整理できるようになっていきます。
最初は不安でしたが、この関わりを続けていくうちに、少しずつ変化が見えてきたのです。

5.癇癪が起きても大丈夫!親子で笑顔が戻った気持ちの変化
この関わりを続けていくと、息子の癇癪は徐々に減っていきました。
「落ち着けた」という成功体験が積み重なり、感情の波が以前より穏やかになっていったのです。
暴言や物に当たる行動も減り、私自身も必要以上に構えなくなりました。
何より大きかったのは、親子で笑顔の時間が増えたこと。
癇癪を「止めなきゃいけないもの」ではなく、「心が疲れているサイン」として捉えられるようになったことで、私の気持ちもずいぶん楽になりました。
とはいえ、まだまだ子どもなので波はあります。
癇癪が落ち着いたと思っていたら、突然また癇癪を起こすこともあります。
ですが、癇癪は対応すれば落ち着いてくることがわかっているので、焦らず対応できるようになりました。
もし今、不登校の小学生の癇癪に悩み、毎日が苦しいと感じているママがいたら、一人で抱え込まないでほしいと思います。
関わり方を変えることで、親子の日常は少しずつ、確実に変わっていきます。

執筆者:えはら みさ
発達科学コミュニケーション アンバサダー




