小学生の宿題をしない、わからない問題で癇癪が止まらない毎日。ワーママの私も宿題バトルに限界でした。本記事では、小1の子が宿題を拒否する理由と、癇癪が減り自分から宿題を始めるようになった具体的な対応方法を体験談でご紹介します。
1.小1の宿題しない問題に悩むママへ
毎日の宿題バトルに疲れてしまっているママへ。
実は、宿題を「やらせよう」とするほど、子どもは動けなくなってしまうことがあります。
「早くやりなさい」
「なんでやらないの?」
そう声をかければかけるほど、逆に動けなくなってしまうことも少なくありません。
でも関わり方を少し変えるだけで、「やらない」から「自分でやる」へ変わることもあります。
この記事では、 小1の子が宿題を嫌がる理由と、癇癪が減り自分から取り組めるようになった関わり方を体験をもとに具体的にお伝えします。

「この癇癪、どう対応すればいいの?」と迷ったときに。
泣く・怒る・暴れる…
実は、癇癪には理由があります。
関わり方を少し変えることで、
落ち着いて過ごせる時間が増え、
ママの気持ちもラクになっていきます。
2.宿題をしない・癇癪連発…ワーママだった私のどん底体験
長女は小学生になり、宿題が始まるようになると、癇癪を起こすことがありました。
「宿題やろっか」と声をかけると一応始めるものの、少しでもわからない問題があると「もうわかんないよ!」「やだ、やりたくない!」と言って、鉛筆を投げたり、机を叩いたりします。
「どこがわからないの?」と聞いても「わかんないよ!」の一点ばり。
教えようにも手が出せません。
「一緒にやろうか」「ここだけやってみようか」と声をかけても、「やらない!」と一蹴されてしまいます。
私自身も「宿題は必ず終わらせなきゃ」という思いが強く、「終わるまでおやつはなし」という姿勢で向き合っていました。
その結果、たった1枚のプリントに1時間かかることも。
ご飯やお風呂の時間もどんどん遅れ、就寝は23時近くなる日もありました。
「このままではいけない」と思いながらも、どう進めればいいのかわからず、宿題対応はその日次第。
「今日はできるかな?」
「癇癪おこさないかな?」
そんな風に毎日長女の様子を伺う日々でした。
うまくいかない日が続くと、
「たった1枚のプリントなのに、なんでこんなに嫌がるの?」
「一緒にやるって言ってるんだから、やればいいじゃん!」
と私のイライラも募っていきました。
完璧主義な長女は、宿題を終わらせないと翌日学校に行けないとわかっていました。
「登校しぶりや不登校になったらどうしよう」という不安も重なり、私はますます必死に宿題をやらせようとしていたのです。

3.宿題をしない3つの原因。癇癪を起こすのは甘えじゃなかった
子どもが宿題をしていて癇癪をおこすのには、理由がありました。
①学校で力を使い切り、疲れているから
学校では、新しいことを学ぶ授業に加え、友だちに合わせて過ごします。
それを楽しいと感じる子もいますが、発達障害やグレーゾーンの子にとっては、この当たり前のことをするのにとてもパワーがいるのです。
帰宅する頃には、もうぐったり。
そんな状態で宿題に向き合おうとしても、少し考える必要がある問題に取り組む気力は残っていません。
できないのではなく、「無理」な状態なのです。
②癇癪を起こすことで「今」宿題をしなくて済むから
癇癪を起こすことで、「今この瞬間」宿題から逃げられます。
大人は「どうせ後でやるなら早く終わらせた方が気が楽」と今までの経験から考えられますが、子どもは先の見通しを立てる経験がまだ少なく、今目の前の問題を優先します。
また、癇癪を起こすことでママが構ってくれ、一緒に宿題をしてくれるという誤学習をしている可能性もあります。
実際、我が家では癇癪を起こすたびに私が一緒にやったり、答えを教えたりしていました。
脳は繰り返した行動はクセとして残りやすいという特性があります。
その結果、「わからない → 癇癪を起こす」というクセが定着してしまったのです。
③問題を分解できず、大きく捉えているから
癇癪を起こすタイミングは決まっていました。
今までより少し難しくなったときです。
- 一桁の計算が二桁になった
- 足し算と引き算が混ざった計算式になった
大人から見れば問題が複雑になっても「1つずつ計算すればいい」問題でも、子どもの中で理解が追いついていないと、問題を見ただけで混乱し、拒否反応とし癇癪を起こしていました。
つまり、「できない」のではなく「どうやってやればいいか分からない状態」だったのです。

4.癇癪が減ったスモールステップ実践法
癇癪持ちな長女に効果的だったのは、スモールステップでした。
わからない問題を前にすると、長女は「大きすぎる壁」を感じて思考停止してしまいます。
そこで、「考えなくてもわかる」レベルまで問題を噛み砕きました。
「一緒にやろう」と言っても癇癪が出るときは、「ママが解くから、答えだけ書いてくれる?」と声をかけ、解いている様子を見てもらいます。
ポイントは、解き方を必ず声に出すこと。
「13ー8ね」と言いながら紙に書きます。
「最初に13を10と3に分けるでしょ」と言いさくらんぼの絵と数字を書きます。
「次は10から8を引くと2だよね」
「さっき残しておいた3と2を足すと5。答えは5だ。できた!5って書いて」
そう言って答えを書かせます。
そのまま同じように次々と解いていきます。
問題が解けたら嬉しそうにするママの表情も大切です。
そうしながら子どもの反応を見ていると、だんだんわかってきたような様子が見えてきます。
そうしたら次は、途中でわざと間違えると、落ち着きを取り戻した長女が 「ママ、間違ってるよ!」と突っ込んでくれるように。
「すごいじゃん!自分で解けたね!」としっかり褒めます。
- 途中からでも自分で宿題を始めた
- 計算1つずつできた
- 宿題を終わらせられた
このポイントでしっかり褒め、宿題をできたという成功体験として記憶させます。
「宿題は全部子どもがやらなきゃ」と思いがちですが、最初はママが手伝ってOK。
子どもが「わかる」と感じられるところまで小さくして、そこから始めましょう。
脳は行動して使えば使うほど伸びます。
最初はどんな形であれOKです。
始めてみましょう。
「できた」を積み重ねることで、子どもの中に「やればできるかも」という感覚が育っていきます。

5.スモールステップで取り組んだことで、驚くほど成長した長女
わからない宿題が出ると癇癪を起こしていた長女も、今では癇癪を起こさなくなりました。
難しい問題があると「ママ、一緒にやろう」と素直に頼ってくれます。
帰宅後すぐに宿題を始め、私の帰宅が遅くても一人で終わらせています。
宿題をスモールステップにしたことで、毎日の宿題バトルから解放され、「早くやりなさい」と言わなくても子どもが自分から行動する、そんな驚きの成長がみられました。
スムーズに宿題に取り組めることで、帰宅後の気持ちの余裕が生まれ私も子どもも楽になりました。
お子さんの宿題に悩んでいるママは、ぜひ一度試してみてください。

毎日の癇癪に、どう対応すればいいのか迷っているママへ。
癇癪には理由があり、
関わり方を少し変えることで、
落ち着いて過ごせる時間は増えていきます。
執筆者:大森 あみ
発達科学コミュニケーション トレーナー




