不登校初期にやらなければ良かった対応 子どもの心を守るために必要なこと

男の子が後ろからお母さんに抱きつき笑顔の親子
子どもの不登校初期の対応に、迷うママは多いのではないでしょうか?この記事では、私が息子の不登校初期にやらなければ良かったと感じている対応をまとめています。子どもの心を守るためのヒントになると嬉しいです。
 
 

1.不登校初期の対応に迷っているママへ

 
 
子どもが学校に行けなくなったとき、
 
「どうしたらいいのかわからない」
「頭が真っ白になった」
 
そんな状態になってしまったママは多いのではないでしょうか。
 
 
私たち親と同じで、 学校に行けなくなった状況は子どもにとっても非常事態です。
 
 
子どもも苦しみの中で過ごしています。
 
 
しかし私たち親の多くが、子どもの状態を見るよりも先に「子どもを何とか学校へ行かせよう」と必死になってしまいます。
 
 
私たちの多くが「学校へ行くのは当たり前」と考えているからです。
 
 
私たち親は、子どものことを考えて「子どもが不登校にならないように」と頑張ってしまいます。
 
 
けれどその頑張りが、結果的に子どもを追いつめてしまっていたとしたら…。
 
 
学校へ行く前にお腹が痛くなったり、教室に入れなくなったりする「不登校初期」の段階で、私たちはどのような対応をすればよいのでしょうか?
 
 
この記事では、私自身が「やらなければ良かった」と感じている不登校初期の対応をお伝えします。
 
 
同じように悩むママのヒントになれば嬉しいです。
 
 
ランドセルに顔を埋めている男の子
 
 

2.私が息子の不登校初期にやってしまったNG対応

 
 
私の息子は、小学校4年生の時に学校に行けなくなってしまいました。
 
 
当時の私は、次の3つのNG対応をしてしまいました。
 
 

① 無理矢理、学校に連れて行く

 
息子は学校に行く前になると、食欲がなくなったり、お腹が痛くなったりする体の症状がありました。
 
 
それでも私は「少しの時間でも学校に行かせないと」と考え、遅刻や保健室登校をさせたりしていました。
 
 
とにかく「学校に行かせる」ことに強くこだわっていたのです。
 
 
その結果、息子の苦しさは増し、やがて保健室登校さえできなくなってしまいました。
 
 

② 理由を問いただす、正論をぶつける

 
「どうして行きたくないの?」
「誰かに意地悪された?」
 
私は、息子に理由を問いただしていました。
 
 
しかし、息子自身も「なぜ行けないのか」が分からず、混乱している状態でした。
 
 
そんな中で質問攻めにしてしまったことで、息子はさらに追いつめられてしまいました。
 
 
「少しでも行ったら?」
「行けなくなったら、将来自分が困るよ」
 
と、私の正論をぶつけてしまうこともありました。
 
 
休み癖がついてしまうこと、本当に学校に行けなくなってしまうことが、私は怖かったのです。
 
 
けれど、心が限界に達している息子にとって、正論は「自分はダメなんだ」という思いを強めるものになってしまいました。
 
 
息子は、少しずつ自分を責めるようになっていったのです。
 
 

③ 休んでいる日に勉強させようとする

 
私は、学校に行かないのなら、せめて家で勉強させようとしていました。
 
 
授業についていけなくなって困るのは息子だから、という思いからでした。
 
 
しかし、不登校になるほど追いつめられている子どもにとって、勉強をするような気力はありませんでした。
 
 
勉強を強要するのは、家にいても心も体も休めていない状態にしてしまうことだったのです。
 
 
初めの頃、私はこのような対応をしてしまい、結果的に、息子は長い不登校の期間に入ることになりました。
 
 
当時の私は、これらの対応が「逆効果になる」と知らなかったのです。
 
 
NGの文字
 
 

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3.不登校初期に必要だった対応

 
 
私は、不登校にどう対応したら良いのか全くわかりませんでした。
 
 
スクールカウンセラー、民間のカウンセリング、病院などで相談しましたが、結局「どうしたらいいのか」はわかりませんでした。
 
 
その頃の私は、まるで真っ暗な出口のないトンネルの中に1人で立っているような感覚でした。
 
 
そんなときに出会ったのが、発達科学コミュニケーション(発コミュ)でした。
 
 
この出会いで私は「息子が自閉スペクトラム症(ASD)の特性をもっているのではないか」ということに気づきました。
 
 
ASDの特性の多くに当てはまる息子は、すでに限界までがんばった結果として「不登校」という二次障害の状態に入っていたのです。
 
 
二次障害とは、本人の特性に合わない環境で無理を続けることで、心や体に不調が出てしまう状態のことです。
 
 
不登校初期に、私に必要だった対応はとてもシンプルでした。
 
 
  • 「休んでもいいよ」と伝えること
  • 「行きたくないって思うんだね」と気持ちを受け止めること
  • 勉強のプレッシャーをかけないこと
 
 
身体症状がでるほど頑張ってきた息子に「少しでも行った方がいいよ」と声をかけることは「もっとがんばれ」と言っているのと同じことだったのです。
 
 
また息子は、自分がASDの特性をもっていることを知りません。
 
 
そんな状態で「どうして行けないの?」と聞かれても答えられるはずがありませんでした。
 
 
ASDの特性がある子の中には、
 
  • 学校で周りの子と同じようなパフォーマンスができない
  • 社会性の発達がゆっくりで、友達ができにくく孤立しやすい
 
そんな困りごとを抱えている子がいます。
 
 
息子もまさに、学校で「できない経験」を重ね、自信をすっかり失っている状態でした。
 
 
そんな時に、親が正論をぶつけたり、勉強させようとしたりすると、
 

「やっぱり自分はみんなとは違うのかな」

「学校へ行けない自分はダメなんだ」
 
そうやって、子どもは自分自身を責めるようになってしまうのです。
 
 
不登校初期にやってはいけないNG対応を、私はすべてやってしまっていました。
 
 
そして知らず知らずのうちに「さらに息子を追いつめてしまっていた」ということにやっと気がつきました。
 
 
ポイント
 
 

4.息子を信じるために私がしたこと

 
 
当時の私は、息子を「信じたいのに信じられない自分」に一番苦しんでいました。
 
 
勉強もせずに、好きなことだけをしている息子を見ていると、
 
「このままで大丈夫なの?」
「私が何も言わないのは、甘やかしているだけなんじゃないか」
 
そんなふうに、どうしても息子のことを否定的に見てしまうことがありました。
 
 
そこで私は、息子を心から信じるために、ASDについて学ぶことにしました。
 
 
ASDについて学ぶと、息子のことが理解できるようになってきました。
 
 
息子が何に苦しんできたのかがわかるようになってきたのです。
 
 
そして日常では、
 
  • 学校の話題を出さない
  • 勉強させようとしない
  • 「将来困るよ」など、不安をあおる言葉をかけない
 
このような「息子が安心して過ごせる関わり」をするようにしました。
 
 
そうすると、息子に少しずつ笑顔が見られるようになっていきました。
 
 
私の中にあった「学校」へのこだわりも、少しずつなくなっていきました。
 
 
ありのままの自分を受け入れてもらえること。
 
 
ママと一緒に安心して過ごせること。
 
 
それが、息子にとって何よりの「心の栄養」になっていたのだと今は感じています。
 
 
ハートを持つ親子の手
 
 

5.半年後の息子の変化

 
 
「息子を理解すること」
「安心して過ごせるようにすること」
 
を心がけてから半年くらいが経った頃のことです。
 
 
息子の体調が、不登校初期の頃よりもずっと良くなっていることに気づきました。
 
 
また、私の話を素直に聞いてくれたり、自分の気持ちを話してくれたりと、以前はできなかったことが、できるようになっていることにも気づきました。
 
 
「私の対応は間違っていなかったんだ」
 
そう感じた瞬間でした。
 
 
最近では、学校や勉強の話題を出すこともできるようになってきました。
 
 
息子は少しずつですが「確実に前へ進んでいる」と私は感じています。
 
 
まだ学校へ行けてはいません。
 
 
ですが今の私は、「この子は、いつかきっと自分の道を見つけて歩き出す」そう心から信じています。
 
 
もし、不登校初期の対応に悩んでいるママがいたら、まずはお子さんの心を守ってあげてください。
 
 
そして「子どもを心から信じるために、今の自分にできることは何だろう」 そんなふうに考えてみてほしいなと思います。
 
 
男の子が後ろからお母さんに抱きつき笑顔の親子
 
 

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執筆者:三谷 のぞみ
発達科学コミュニケーション アンバサダー
 
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