外ではいい子なのに家で癇癪…発達障害グレーゾーン?家で荒れる原因と3つの対応

外ではいい子なのに家で癇癪…発達障害グレーゾーン?家で荒れる原因と3つの対応
外ではいい子なのに家で癇癪…。そのギャップに戸惑っていませんか?甘えではなく発達障害グレーゾーンや繊細さから、外で頑張りすぎて家で荒れてしまう子もいます。3歳・小学生・中学生の年代別特徴と今日からできる関わり方を体験談とともに解説します。
 
 

1. 外ではいい子なのに家で癇癪…そのギャップに戸惑っていませんか?

学校ではいい子なのに家では癇癪…そんなギャップに戸惑うママへ、まずは心を軽くするメッセージをお届けします。
 
学校では先生から
 
「しっかり話を聞いていて、とてもいい子ですよ」
お友達とも仲良くしています」
 
そんなふうに言われるのに、家に帰るとまるで別人のように荒れてしまう
 
「早くして!」
「今やりたい!」
「それはやだ!」
 
ちょっとしたことで怒り出したり、なかなか動かなかったり…
 
 
外ではあんなに頑張っているのに、どうして家ではこんなに荒れてしまうんだろう
 
 
そう感じて戸惑ったことはありませんか?
 
 
学校では「いい子」と言われるのに、家では癇癪が止まらない
 
 
そのギャップに、
「私の育て方が悪いのかな」
「甘やかしているだけ?」
そんなふうに自分を責めてしまうママも少なくありません。
 
 
さらに周りに相談しても
 
「うちだって家ではそんなものだよ」
「優しすぎるんじゃない?」
 
慰めようとして言ってくれた言葉でもそんなふうに言われてしまうと、余計に苦しくなってしまいますよね。
 
 
実は私も、同じようなことを言われたことがありました。
 
「男の子なんてそんなものよ」
「そのうちできるようになるよ」
 
そう言われるたびに「この大変さは伝わらないんだな…」と 一人で抱え込んでしまっていたのです。
 
 
しかし、外ではいい子なのに家で癇癪を起こしてしまう子には、ある共通した理由があります。
 
 
それは決して「甘え」や「わがまま」だけではありません。
 
 
この記事では、外ではいい子なのに家で癇癪を起こしてしまう本当の理由と、ママができる関わり方についてお伝えしていきます。
 
 
泣く子供
 
 
外ではいい子なのに家で癇癪…。
そのギャップには理由があります。
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2.実は私も同じことで悩んでいました

外ではいい子なのに家で荒れてしまった息子との体験から、私が気づいた大切なことをお話しします。
 
私の息子も、外ではいい子なのに家で荒れる子でした。
 
 
小さいころから少し育てづらさはありましたが、学校は好きではないながらも、なんとか通っていました。
 
 
学校では大きなトラブルもなく、走るのが得意だった息子は、運動会ではアンカーを任されることもありました。
 
 
だから当時の私は、まさか家でこんなに荒れるようになるとは思っていなかったのです。
 
 
ところが、小学校4年生ごろから家で荒れることが増えていったのです。
 
 
学校では頑張って過ごしているはずなのに、家に帰るとイライラして怒り出したり、なかなか動けなくなったり…。
 
 
当時の私は、毎日のように息子に声をかけていました。
 
宿題はしたの?
早くご飯食べて!
明日の準備は?
もう寝る時間でしょ
 
 
今思えば、学校でたくさん頑張って帰ってきた息子に、さらに指示を重ねてしまっていました。
 
 
すると息子はだんだん家でも荒れるようになり、やがて私から離れられなくなってしまったのです。
 
 
学校にも一人では行けず、家の中でもどこへ行くにも私についてくるように…。
 
 
当時の私は、どうしてこんなに荒れるのか分からず
「どうしてこんなことになってしまったんだろう」
戸惑うばかりでした。
 
 
けれど、専門的な視点息子の様子を深く観察する中で、ある『本当の理由』に気づいたんです。
 
 
それは、息子は学校生活の中で苦手なことをカバーするために、外でとても頑張っていたということでした。
 
 
その頑張りが限界に達したとき、家で感情があふれてしまっていたのです。
 
 
イライラしているお母さん
 
 

3.外ではいい子なのに、家で荒れてしまう本当の理由

なぜ「家だけ」で爆発するの?発達障害グレーゾーンや過剰適応など頑張りすぎる子が抱える背景を紐解きます。
 
外ではいい子なのに、家では癇癪を起こしてしまう
 
その姿を見ると「どうして家でだけこんなに荒れるの?」と不思議に感じますよね。
 
 
実はこうしたタイプの子には、ある共通した状態があります。
 
 
それは、外でたくさん頑張っていること
 
 
そしてその頑張りが、家で一気にあふれてしまうのです。
 
 
ここでは、外ではいい子なのに家で荒れてしまう子によく見られる3つの理由をお伝えします。
 
 

① 外でたくさん頑張っている(過剰適応)

 
学校では
・先生の話をちゃんと聞く
・友達とトラブルにならないようにする
・空気を読んで行動する
 
そんなふうに、周りに合わせて頑張っている子がいます。
 
 
特に自分の限界を超えて頑張りすぎてしまう状態「過剰適応」と呼ぶこともあります。
 
 
一見すると「しっかりしている子」に見えるかもしれません。
 
 
けれど実は、本人も無意識に『かなりエネルギーを使っている状態』ということも少なくありません。
 
 
大人でも職場では気を張って過ごして、家に帰るとどっと疲れが出ることがありますよね。
 
 
子どもも同じです。
 
外で120%の力を使っている分、家に帰ると「電池切れ」の状態になってしまい、感情があふれてしまうことがあります。
 
 

② 安心できる場所だから感情が出る

 
家は、子どもにとって一番安心できる場所です。
 
 
安心できる場所だからこそ、外では我慢していた
・疲れ
・イライラ
・不安
といった気持ちが一気に出てしまうことがあります。
 
 
つまり、「家で荒れる=信頼している場所」という面もあるのです。
 
 
もちろんママにとってはとても大変なことですが、それは決して「ママに甘えているだけ」 という単純なものではありません
 
 

③ 繊細さや特性で疲れやすい(発達障害グレーゾーンなど)

 
「他の子は平気そうなのに、どうしてうちの子だけ?」と感じることもあるかもしれません。
 
 
それは、その子が持つ「繊細さ」や「特性」が影響している場合があります。
 
 
外ではいい子タイプの子の中には
 
刺激に敏感
周りの空気をよく感じ取る
失敗しないように強く気を張る
 
といった繊細さを持つ子もいます。
 
 
また、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)の傾向があるけれど診断名がつかない「発達障害グレーゾーン」の子も、その発達特性の影響で
 
人との関わりにエネルギーを使う
環境の変化に疲れやすい
 
という場合があります。
 
 
このような子たちは、外では苦手なことを必死にカバーして過ごしていたり、「ちゃんとしなきゃ」と常に緊張状態で過ごしているのです。
 
 
そのため、普通に過ごしているだけでもエネルギーを消耗してしまい、人一倍疲れを溜め込んでしまいます
 
 
すると、安心できる家に帰ると「電池切れ」の状態となり、溜め込んでいた疲れや感情が「癇癪」という形で出てしまうことがあるのです。
 
 
うちの子、もしかしてHSC(繊細さん)?と気になる方は、こちらのチェックリストも見てみてくださいね。
 
 
また、この「外ではいい子・家で癇癪」という姿は、実は年齢によって現れ方が少し変わることがあります。
 
◉年齢によって違う「外ではいい子・家で癇癪」の特徴
 
●3歳前後
・自己主張が強くなり始める時期
・「ママにわかってほしい!」が癇癪として出やすい
・気持ちの切り替えがまだ難しい
 
●小学生
・学校で頑張りすぎて、家に帰ると一気に感情が爆発
・集団生活のストレスを家庭で吐き出しやすい
・「外ではいい子」だけど家で暴れる姿になることもある
 
●小学校高学年〜中学生
・「みんなと同じようにできない」と感じやすい
・我慢が続き、イライラや強い言葉として出る
・思春期の変化も重なりやすい
 
年齢が違っても、共通しているのは外で無理をして頑張りすぎていることが多いという点です。
 
「そんなに頑張っているなら、家でもできるでしょ?」 そう思ってしまうこともありますよね。
 
 
次の章では、この状態を「甘え」と思ってしまうと親子が苦しくなる理由についてお話しします。
 
 
理由がありますの札を持った人形
 
 

4.「甘え」と思ってしまうと親子ともに苦しくなることも

外ではいい子なのに家で荒れる姿を見ると「甘え?」と感じてしまうこともありますが、その見方が親子を苦しくしてしまうこともあります。
 
『外ではいい子・家では癇癪』の姿を見ると
「家ではわがままになっているだけ?」
「甘えているだけなのでは?」
と感じてしまうこともありますよね。
 
 
特に、学校では問題なく過ごせていると聞くと「学校でできるなら、家でもできるはず」と思ってしまうママも少なくありません。
 
 
けれど、外で頑張っている子の場合、すでにたくさんのエネルギーを使っています
 
 
学校では
・先生の話を聞く
・友達と関わる
・周りに合わせて行動する
 
 
そんなふうに気を張って過ごしている子にとって、家に帰るころには心も体も疲れていることがあります。
 
 
そんな状態のときに
「早く宿題しなさい」
「ちゃんとしなさい」
「どうしてできないの?」
 
といった言葉が続くと、子どもは
 
「わかってもらえない」
「自分はダメなんだ」
 
と感じてしまうことがあります。
 
 
すると、我慢していた感情がさらに大きくなり、癇癪が激しくなってしまうこともあるのです。
 
 
もちろん、ママが悪いわけではありません。
 
外では頑張れている姿を見れば「家でもできるはず」と思うのは、とても自然なことだからです。
 
 
大切なのは、外で頑張っている子の状態を理解したうえで、関わり方を少し変えていくこと
 
 
次の章では、外で頑張る子の癇癪にママができる関わり方をお伝えします。 
 
 
How?の文字
 
 

5.外で頑張る子の癇癪にママができる3つの関わり方

無理に止めなくて大丈夫。私が息子との生活の中で見つけた、癇癪の具体的な関わり方の3つのポイントです。
 
では、実際に「どう対応したらいいんだろう」「このままで大丈夫なのかな」と悩んでしまいますよね。
 
 
外で頑張る子の癇癪は、無理に止めようとするよりも安心できる関わり方に変えていくことが大切です。
 
ここでは、私が息子との関わりの中で実践してきた3つのポイントをお伝えします。
 
 
①癇癪は無理に止めようとしない 
 
子どもが癇癪を起こしているとき、
「もうやめなさい」
「落ち着きなさい」
「どうしてそんなことで怒るの?」
と止めたくなることがありますよね。
 
 
でも、癇癪の最中は、子どもの頭の中も体も感情でいっぱいになっている状態です。
 
 
そんなときに叱ったり、理由を聞いたり説得しようとすると、かえって刺激が増えてしまい、癇癪が長引いてしまうこともあります。
 
 
そんなときに私が意識したのが、発達科学コミュニケーション(発コミュ)ディスタンシング(少し距離をとること)という関わり方でした。
 
 
危険がないように見守りながら、無理に止めようとせず、少し距離をとって落ち着くのを待つ
 
 
すると、時間はかかっても子どもは少しずつ自分で感情を落ち着かせていけるようになります。
 
 
具体的な『離れ方』や、ママの心の保ち方はこちらにまとめています。
[癇癪に振り回されないための対応を詳しく知りたい方はこちら]
 
 
②落ち着いてから気持ちを言葉にする 
 
癇癪がおさまり、子どもが少し落ち着いてきたタイミングで、ようやく話ができる状態になります。
 
 
このとき大切なのは、「どうしてそんなことをしたの?」と責めることではなく、子どもの気持ちを言葉にして外に出すことです。
 
 
暴言が出たり、文句ばかり言っているように見えるときも、まずはその気持ちを止めずに聞いていきましょう
 
 
例えば、こんな会話です。
 
母)「何かいやなことがあったの?」「どうしたの?」
子)「〇〇が腹が立つ」「むかつく」
 
母)「そうなんだね、腹が立つくらい嫌だったんだね」
  「それから?他にある?」
 
子)「あとね、〇〇もむかついた」
母)「そうなんだね。それも嫌だったんだね」
  「うん、それから?」
 
 
こんなふうに「それから?」「他には?」子どもが思っていることを全部言葉にして出せるように聞いていきます
 
 
すると、最初は強い言葉だったとしても、だんだんと「本当は悔しかった」「うまくできなくて嫌だった」 という本当の気持ちが少しずつ出てくることがあります。
 
 
お母さんはアドバイスをする必要はありません
 
ただ、「そうだったんだね」「嫌だったね」と受け止めながら、子どもの心の奥に溜まっているモヤモヤした気持ちを全部吐き出せるように手伝うイメージです。
 
 
こうして気持ちを言葉で出せるようになると、感情を爆発させる回数も少しずつ減っていきます。
 
 
③家では「頑張らなくていい」を伝える 
 
外で頑張っている子にとって、家は安心して力を抜ける場所であることが大切です。
 
 
けれど、私も以前は
「宿題はしたの?」
「早くご飯食べて」
「明日の準備したの?」
家でも指示ばかり出していました
 
 
外で頑張ってきた息子にとっては、家に帰っても気を抜けない状態だったのだと思います。
 
 
そこで私は、家ではできるだけ指示出しをしないようにし「今日も頑張ってきたね」安心できる声かけを意識するようにしました。
 
 
すると、家での癇癪は少しずつ落ち着いていきました。
 
 
家が「頑張らなくていい場所」になると、子どもは安心してエネルギーを回復し、また外の世界に向かう力を取り戻していくのです。
 
 
ハートを持つ親子の手
 
 

6.外ではいい子の癇癪には理由があります

外ではいい子なのに家で癇癪を起こす子には、その子なりの理由があります。わがままや甘えと決めつけず、子どもの頑張りを理解する視点が大切です。
 
外ではいい子なのに、家では癇癪を起こしてしまう。
 
そんな子どもの姿に、戸惑うママも多いと思います。
 
 
ですが、外ではいい子のわが子が家でだけ荒れるのは、
「ママの前なら、ありのままの自分を出しても嫌われない」
と心から信じているからです。
 
 
もちろん、毎日の癇癪に向き合うママのパワーは並大抵のことではありません。
 
 
しかし「この子は外で頑張っているんだ」という視点を持ち、少しずつ「頑張らなくていい家」を作っていくことで、お子さんの表情は必ず柔らかくなっていきます。
 
 
そして「外ではいい子なのに家で癇癪を起こす」理由や適切な関わり方はお子さんの年齢やタイプによっても少しずつ違います。
 
 
環境の変化によるストレスだったり、不安の強さだったり、発達特性からくる苦手さが関係していることもあります。
 
 
このページでも、年齢別の癇癪の特徴や対応について書かれた記事を紹介しています。
 
 
どれもママたちが実際に家でやってみて『これなら変われた!』と感じたリアルな体験談です。
 
 
「これ、うちの子に近いかも」と感じる記事があれば、ぜひあわせて読んでみてくださいね。
 
 
親子が手を繋いで玄関先で笑っている様子
 
 
外ではいい子、家では癇癪…。
そんな子どもへの関わり方に悩むママへ。
癇癪に振り回されないための
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よくある質問(FAQ)

Q. 外ではいい子なのに家で癇癪を起こすのはなぜ?
A. 学校や園では、人に合わせたりルールを守ったりと、子どもなりに多くのエネルギーを使っています。
そのため、安心できる家に帰ったときに、ため込んでいた疲れや感情があふれてしまうことがあります。
家が安心できる場所だからこそ見せている姿ともいえるのです。

 

Q. 家で暴れるのは甘えですか?
A. 一見すると甘えているように見えることもありますよね。
ですが、単なる「わがまま」と決めつけるのではなく、お子さんの様子を少し立ち止まって見てみることも大切です。
外で頑張ってきた緊張が、安心できる家でほどけている状態と考えられることもあります。

 

Q. 外ではいい子なのに家で癇癪を起こすのは発達障害の可能性がありますか?
A. この行動だけで発達障害と断定することはできません。
ただし、不安の強さや刺激への敏感さなどの特性から、外で頑張りすぎてしまい、家で感情があふれることもあります。
心配な場合は、地域の相談窓口や専門家に相談してみるのも一つの方法です。

 

Q. 癇癪を起こす子にはどう対応すればいい?
A. 癇癪が起きているときは、まず安全を確保し、刺激を増やさず落ち着くのを待つことが基本です。
その後、落ち着いて話せるタイミングで気持ちを言葉にする手助けをしていきます。
また、普段から家を安心できる場所にしておくことも大切です。

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