完璧主義の子どもが「0か100思考」からラクになる|ママの声かけ対応法

完璧主義な子どもに、どう声をかけたらいいか悩んでいませんか?0か100思考にとらわれがちな子どもが、できていることに目を向けられるようになるママの声かけ対応をわかりやすく紹介します。
 
 
テストで90点を取ってきたのに、「ここが間違ってる…」と落ち込んでしまう
 
少しうまくできなかっただけで、泣いたり怒ったりしてしまう。
 
「そんなに気にしなくていいのに」
「もう少し気楽にやればいいのに」
 
そう声をかけても、子どもがなかなか切り替えられないことはありませんか?
 
 
もしかするとそれは、0か100かで考えてしまう思考のクセが影響しているのかもしれません。
 
 
この記事では、完璧を目指しすぎて苦しくなってしまう子どもが、少しずつ「失敗しても大丈夫」と思えるようになるためのママの声かけ対応をお伝えします。
 
 

1.完璧主義が強い子どもに見られる困りごと

 
 
「うちの子、完璧主義で…」
そう感じて悩んでいるママは少なくありません。
 
 
たとえば、
100点でないと納得できない
間違えたところばかり気にしてしまう
思い通りにできないと大泣きしたり、怒りだしてしまう
といった姿が見られることがありませんか。
 
 
・失敗するくらいなら最初からやらない
できなさそうなことには手をつけない
そんな行動につながることもあります。
 
 
ママとしては、「もっと気軽に挑戦してほしい」と思いますよね。
 
 
 
 

2.完璧主義の子どもに見られる特徴|0か100思考との関係

 
 
完璧主義は、一見すると「まじめ」「努力家」「意識が高い」と評価されがちです。
 
 
けれど、その思考が強すぎると次のような困りごとが出てくることがあります。
 
 
失敗を極端に恐れる
思い通りにいかないと癇癪を起こす
失敗しそうなことや、難しいことに挑戦したがらない
できないと思うとすぐ諦める
0か100で判断してしまう(白黒思考)
 
 
本来ならできることまで避けてしまい、成長のチャンスを逃してしまうのはとてももったいないことです。
 
 
なぜなら「ちょっと頑張ったらできそう」「少し挑戦してみようかな」と思ったときこそ、子どもの成長は進むからです。
 
 
特徴
 
 
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3.なぜ完璧主義になる?0か100思考が強くなる理由

 
 
子どもを取り巻く世界は、実はとても0か100で分かりやすい構造になっています。
 
 
ヒーローと悪役
良い・悪い
正解・不正解
 
 
子どもにとっては理解しやすい反面、「その間」があることに気づくのは難しいのです。
 
 
さらに、子どもに限らず人間の脳は欠けている部分に注目しやすい特徴があります。
 
 
下の図を見てみてください。
一部が欠けている円の図
 
 
パッと見たときに大部分の欠けていない所ではなく、少し欠けている部分が目につきませんか
 
 
このように大人も出来ていないところが目につきやすいのです。
 
 
だから、私たち大人がついかけてしまいがちな
 
「あと少しだったね」
「ここができていないね」
 
といった声かけが続くと、子どもは無意識のうちに「完璧にできないとダメなんだ」と受け取ってしまうことがあります。
 
 
できていない自分=ダメ
100点じゃない=価値がない
 
という結びつきが生まれ、完璧主義が強くなっていきます。
 
 
ママが悪いわけではありません。
子どもは自分では中間の考えを見つけにくいという特性があるだけなのです。
 
 
 
 

4.完璧主義の子どもをラクにする|ママの声かけ対応法

 
 
では、どんな声かけをしていけばいいのでしょうか。
 
 
ポイントは、「結果を正そうとする前に、見方を変えること」です。
 
 

① まずは気持ちを受け止める

 
最初に大切なのは、気持ちの受け止めです。
 
 
「悔しかったんだね」
「ちゃんとやりたかったんだよね」
 
 
感情が落ち着かないままでは、どんな言葉も届きません。
 
 

② 点数・結果と本人を切り離す声かけ

 
完璧主義の子は、結果=自分の価値と結びつけがちです。
 
だからこそ、切り離して伝えます。
 
 
「テストの点数であなたが決まるわけじゃないよ」
「失敗してもいいんだよ」
「完璧じゃなくてもいいんだよ」
 
 
0か100思考を、少しずつゆるめていく声かけです。
 
 

③ できていることに気づかせる声かけ

 
ここが、とても大事なポイント。
 
 
完璧主義の子は、できていないところばかりに目が向きやすい
 
 
だからママが、「できている事実」に光を当ててあげます
 
「最後までやろうとしてたね」
「前よりここ、スムーズになってるよ」
「得意なところが分かって良かったね」
「丁寧な字で書いたね」
 
 
評価ではなく、事実を言葉にするだけで十分です。
 
 
「できた」を本人が見つけられるようになると、自己否定は少しずつ弱まっていきます。
 
 

④ 次につなげる声かけ

 
最後は、次の一歩を小さくします。
 
「次はここだけやってみようか」
「今日はここまででOKにしよう」
 
完璧主義の子にとって、「頑張ろう」は重くなりがち
 
 
次に進む“ちょっとだけ”を用意することが、挑戦につながります。
 
 
ヒントと言っている人形
 
 

5.失敗してもいい。完璧でなくても大丈夫

 
 
子どもに「失敗しても大丈夫だよ」と伝えるとき、実はいちばん伝わるのは言葉よりも姿かもしれません。
 
 
昔の偉人たちも、たくさんの失敗を重ねながら前に進んできました
 
 
伝記の本を一緒に読みながら、
「何回も失敗していたんだね」
「こんな苦手なこともあったんだね」
と話すことで、『どんな人でも、間違ったりつまずいたりしながら成長している』ということが、子どもにも自然と伝わります。
 
 
そしてぜひ、ママ自身の失敗も隠さずに見せてあげてください。
 
 
「お母さん、失敗しちゃった〜」
「間違えちゃったけど、まあいっか」
 
 
そんな姿を見ることで、子どもは
「失敗しても大丈夫なんだ」
「完璧じゃなくてもいいんだ」
と安心して感じられるようになり、少しずつ 「やってみようかな」と思えるようになります。 
 
 
できていないところを直すより、できているところに気づく力を育てること
 
 
それが完璧主義の子どもが『0か100思考』から抜け出していく、大きな一歩になります。
 
 
 
 
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