行き渋りは休ませるべき?毎朝の対応がラクになる「子どもの状態」の見極め方

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毎朝「学校行きたくない」と泣く子どもに、休ませる?行かせる?と迷っていませんか?行き渋りには“状態を見る視点”が大切です。親子で振り回されすぎないための見極め方と関わり方を、体験談をもとにお伝えします。
 
 

1.子どもの「行きたくない」に毎朝振り回されていませんか?

 
 
「今日は行けるかな」
「今日はどうだろう」
 
朝になるたびに、子どもの様子を見ながらヒヤヒヤしていませんか?
 
 
起きてきた顔を見て「今日は元気そうかも」と思っていても、玄関で急に泣き出したり、「ママがいい」と離れなくなったり。
 
 
逆に、家ではとても嫌がっていたのに、行ってしまえば普通に過ごせる日もある。
 
 
だからこそ、
・今日は休ませるべき?
・背中を押した方がいい?
・無理させていない?
・甘えさせすぎ?
と、親も毎日判断に迷ってしまいますよね
 
 
私自身も息子の行き渋りが始まってから、「今日は行けるかな」「明日はどうかな」と毎朝気持ちが落ち着かず、子どもの行き渋りに振り回される日々を過ごしていました。
 
 
子どもが「行きたくない」と言うたびに、「そんなこと言わないで」「熱もないのに休むのはダメよ」と諭してみたり、
 
 
行ったら楽しいって」「大丈夫だよ」と安心させようとして声をかけていましたが、状況はなかなか変わりません。
 
 
それどころか、「今日は仕事に行ける?」「急なお休みをどう説明しよう」と、その日その日の子どもの様子次第でこちらの予定も変わってしまい、親の方もどんどん余裕がなくなっていったのです。
 
 
行き渋りの対応は、その場で「どうするか」を親が判断しなければいけない場面も多くあります。
 
 
家を出られなかったり、園や学校まで行けなかったりすると、先生にバトンタッチすることもできず、親子だけの空間で向き合い続けることになりますよね。
 
 
だからこそ、「この対応で合っているのかな」「無理をさせすぎていないかな」と不安や迷いを抱えながら、毎朝ぎりぎりの気持ちで向き合っているママも多いのではないでしょうか。
 
 
この記事では、
  • 行き渋りの子どもの中で何が起きているのか
  • 「行かせる?休ませる?」を考えるときの見極めポイント
  • 親子で振り回されすぎないための関わり方
を、わが家の体験をもとにお伝えします。
 
 
 
 

2.「行けば大丈夫」は本当に安心していいの?

 
 
息子の行き渋りが強かった頃、不思議だったのが、
「あれだけ泣いていたのに、園では普通に過ごせている」
という日があったことです。
 
 
先生からは、
 
「今日は楽しそうに過ごして、給食もよく食べてました」
「お友達とも元気に遊んでいたし、私にもいっぱいおしゃべりしてくれましたよ」
 
と聞くことも多く、私はそのたびに
 
「じゃあ、やっぱり甘えなのかな
無理にでも連れて行った方がいいのかな
 
と迷っていました。
 
 
けれど実際には、園や学校で頑張って過ごしているからこそ、家で気持ちがあふれてしまう子もいます。
 
 
朝は「行きたくない」と泣いていたのに、園や学校では必死に頑張る。
 
 
そして、その緊張が切れる家で、癇癪を起こしたり、兄弟げんかが増えたり、 ママにべったりになったりする。
 
 
このように、「外で頑張る力」と「安心できる場所で崩れること」が同時に起きている場合もあるのです。
 
 
また、行き渋りの子どもは、「行きたくない…でも、行かなきゃ」という気持ちの間で揺れていることも少なくありません。
 
 
だからこそ、昨日は行けたのに今日は無理だったり、朝は泣いていたのに帰宅後は元気だったりと、状態が毎日変わるように見えることがあります。
 
 
そのため親も、「今日は背中を押した方がいい?」「それとも休ませた方がいい?」と判断に迷ってしまうのですよね。
 
 
私も「行けるなら行かせた方がいいのかな」「本当はどのまで苦しいんだろうか」と息子の状態がわからず、毎朝迷い続けていました。
 
 
けれど、行き渋りは『行く・行かない』だけで見るのではなく子どもの状態を合わせて見ていくことが大切だったのです。
 
 
座って悩む女性
 
 
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3.行き渋りに振り回されてしまう理由

 
 
子どもの行き渋りがつらいのは、「行く」「休む」の判断を親が毎朝その場で決めなければいけないことかもしれません。
 
 
熱がある、感染症にかかっているなど身体の不調であれば、ある程度「休ませる基準」がありますよね。
 
 
けれど行き渋りは、
 
  • 今日は泣いているけど、行けば過ごせるかもしれない
  • 昨日は行けたのに、今日は動けない
  • 朝は腹痛を訴えていたのに、休むと元気そうに過ごしている
  • しばらくすると、また「行きたくない」が強くなる
 
など、その日によって様子が変わることも多くあります。
 
 
だからこそ、「どこまで頑張らせた方がいいの?」「今日は休ませるべき?」と、親も迷い続けてしまうのですよね。
 
 
朝の「お腹が痛い」で判断に迷う朝については、こちらの記事でも詳しくお伝えしています。
 
 
私自身も「今日は行けそうだから背中を押そう」「いや、無理をさせすぎかな」と、その日の様子を見ながら気持ちが揺れ続けていました。
 
 
そして、判断に迷い続けていると、子どもの「行きたくない」に親の不安や焦りも重なりやすくなります。
 
 
「遅刻しちゃう」
「仕事に間に合わない」
「また休むの?」
 
そんな焦る気持ちから、
 
今日行ったらお休みだから頑張って行こう
大丈夫だから
行けば楽しいよ
 
と、一生懸命説得していた時期もありました。
 
 
けれど、毎日感情のままに判断していると、親も子どもも疲れ切ってしまいます
 
 
だからこそ毎朝の「行く・休む」を感覚で決めるのではなく、『今、どんな状態なのか』を整理しながら見ることが、わが家ではとても大切でした。
 
 
そこで私は、行き渋りの様子を「レベル」で整理して考えるようにしました。
 
 
WHYの積み木と?の人形
 
 

4.わが家で決めた「行き渋りレベル」の見極め方

 
 
そこで私は、息子の行き渋りを“その日の状態”で整理して考えるようにしました。
 
 
ポイントにしたのは、
  • 園ではどのように過ごせているか
  • 家ではどんな様子が増えているか
の2つです。
 
 
行き渋りは、「行く・行かない」だけではなく、
  • どれくらい不安が強くなっているか
  • 家で安心エネルギーを回復できているか
も合わせて見ていくことが大切だと感じたからです。
 
 
そこで、わが家ではこのように整理していました。
 

【園・学校での様子】

レベル 園・学校での様子 こんなサインかも
レベル1 行くとき少しぐずるが、行けば過ごせる 不安はあるが生活は維持できている
レベル2 園では過ごせるが、途中で涙が出ることも 頑張っている分、安心不足が見え始めている
レベル3 登園時に大泣きする 朝の不安がかなり強くなっている
レベル4 園でも涙が増える エネルギー消耗が強い
レベル5 腹痛・頭痛・起きられない等、身体にもサインが出ている まずは安心して休めることが優先
 
 
また、園で頑張っている分、家での様子にもサインが出ることがあります。
 

【家での様子】

家で見えやすい様子 背景にあること
癇癪が増える 外で頑張った分、安心できる場所で気持ちがあふれている
兄弟げんかが増える 疲れや不安で余裕が減っている
ママにべったりになる 安心を確認したい気持ちが強くなっている
暴言・暴力が増える 気持ちをうまく整理できないほど苦しくなっている
ずっと機嫌が悪い 緊張状態が続いている
疲れ切っている 外でかなりエネルギーを使っている
 
 
息子の場合も「園では頑張れているから大丈夫」と思っていた時ほど、家では気持ちがあふれていることがありました。
 
 
だから私は「行けたかどうか」だけではなく、“家でどんなサインが増えているか ”も一緒に見るようにしたのです。
 
 
このレベル分けも「この状態なら絶対こうする」というものではなく、わが家で子どもの状態を整理するための“目安”として考えていました。
 
 
行き渋りは、毎日きれいにレベル分けできるものではありません。
 
 
「昨日は行けたのに今日は動けない」
「朝は大泣きだったのに、次の日は普通に登園できた」
というように、状態が揺れることもあります。
 
 
だからこそ、「行けた・行けない」だけで判断するのではなく、『今の子どもの状態』を見ながら関わっていくことが大切なのだと感じています。
 
 
虫眼鏡で「見極め」と書かれた文字を見ている
 
 

5.「行かせる・休ませる」の目安を持てるようになって、親子で少しずつラクになった

 
 
わが家では「どんな状態なら休むか」「どこまでなら背中を押すか」 を、あらかじめある程度考えておくようにしました。
 
 
例えば、 家での様子がそこまで崩れておらず、園に行けば過ごせているレベル3くらいまでは、まずは登園してみる。
 
 
反対に、涙が長く続いていたり、家でも荒れが強くなっていたり、身体症状が出ているときは、「今は安心を優先する時期かもしれない」と考えるようにしていました。
 
 
また、急に休むことがどうしても難しいときには、
「今日は頑張って行ってみよう」
「その代わり、次のお休みはママとゆっくり過ごそうね」
と、安心できる予定を先に伝えることもありました。
 
 
実際に、「今日はママお休みだから、幼稚園お休みしてお出かけしよう」と、息子の行きたい場所へ行き、やりたいことを一緒に楽しんだ日もあります。
 
 
すると、次の日はそれほど大きく崩れずに登園できる日も少しずつ増えていきました。
 
 
もちろん、すぐに行き渋りがなくなったわけではありません
 
 
それでも「今日はどうしよう」と毎朝感情だけで判断するのではなく、『今の息子の状態を見る』 という視点を持てるようになったことで、私自身の焦りや不安が少しずつ減っていったのです。
 
 
以前の私は、「行ってくれないと困る」「また休むの?」と、息子を責めるような言葉をぶつけてしまうこともありました。
 
 
けれど、状態を見ながら関わるようになってからは、「今は安心を増やす時期なんだな」「今日はかなり頑張っているんだな」と、息子の見え方も少しずつ変わっていったのです。
 
 
もし今、毎朝ぎりぎりの気持ちで向き合っているなら、まずは「行けた・行けない」だけではなく、お子さんがどんなサインを出しているのかをひとつずつ見てみてください。
 
 
私たち大人が「今はどんな状態なのか」を見る視点を持てるようになると、「今日はどうしよう…」と毎朝追い詰められていた気持ちも、少しずつラクになっていきますよ。
 
 
 
 
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