子どものネガティブ発言に、「将来は大丈夫なんだろうか?」と不安なママはいませんか?子どものネガティブ発言は不安の表れです。ママとの会話で「できてるよ!」と伝えていくことで小さな成功体験を積み上げることができます。ぜひ参考にしてくださいね。
1.不安が強くネガティブ発言ばかりの子どもの将来が心配なママはいませんか?
「僕には無理」
「できない」
「ママがやって」と、
なにかを始める時に取り掛かる前から諦めて行動につながらない。
さらに、出てくる言葉はいつもネガティブな言葉ばかり。
その姿を見て、
「またそんなこと言って」
「なんでそんなにネガティブなの?」
「やってみればいいのに」
とアドバイスをしてみるも、
なかなかチャレンジにつながらずにママ任せの母子分離不安っ子。
いつまでも私に頼っていくの?
何にでもチャレンジできる子になって欲しいのに、このままで大丈夫??
と不安が強くいつもネガティブ発言ばかりしている子どもの将来が
不安で心配なママはいませんか??
2.発達障害グレーゾーン×母子分離不安の子どものネガティブ発言
我が家には、小学4年生になる発達障害グレーゾーンの息子がいます。
もともと不安傾向が強く、ママべったりの母子分離不安となってしまいました。
発達障害グレーゾーンの子どもは、周りの大人から「できないこと」「苦手なこと」に注目されてしまうため、自己肯定感が低くなりがちと言われています。
私の息子も以前は「僕なんて」「僕にはできない」「やりたくない」などのネガティブ発言がとても目立っていました。
こちらが、「やってみよう!」と励ましても、不安が強く「嫌だ〜!」と癇癪になることもあり、親子バトルにまで発展することもしばしばありました。
私はこの子の将来をとても心配していました。
今からこんなに不安が強く、ネガティブな発言ばかりで、大きくなって社会へ出た時、どんな大人になるのだろうか。
自立していけるのだろうか。
本来ならば、子どもの成長を楽しみにして過ごす日々なのに、大きくなるのが不安になるくらい心配していました。
3.ママの声かけで子どもの不安は自信へと変えることができる!
不安が強く、自分に自信がない母子分離不安の子ども。
発達科学コミュニケーションを学び
日常のママの声かけで子どもの不安は自信へと変えることができること
成功体験もママの声かけで積み重ねていけることを学びました。
成功体験とは、ある目標や課題を達成した結果で得られる肯定的な経験や感情のことを指します。
〈成功体験を多く体験している子の特徴〉
・失敗を恐れない
・挑戦する気持ちがある
・物事を柔軟に考えることができる
・前向き、ポジティブ
逆に、
〈成功体験の体験が少ない子の特徴〉
・自分はできないと自己評価が低い
・人前に出ることが苦手
・失敗を怖がる
・最初からチャレンジしない
などの特徴が表れます。
成功体験と聞くと、何か大きなチャレンジをしないといけない、そもそもチャレンジしないのに褒めるところがない、とお悩みのママもいらっしゃるかもしれませんが、日常の中で成功体験は積み重ねていくことができます!
では、日常の中でどのようにして成功体験へ繋げていくのかをお伝えしますね。
4.不安が強い母子分離不安の子どものネガティブ発言が減った!
不安が強くネガティブ発言の多い、母子分離不安の子どもへの声かけで大事なのは「できているよ!」を言葉にして伝えていくことです。
小さなチャレンジ、小さなできたを見つけていき、
褒めて肯定していくと365日、成功体験を積み重ねていくことができますよ!
今すぐ簡単!
そのまま伝えてあげる実況中継で「できてるよ!」を伝えていきましょう!
実況中継は、見たままを伝える発達科学コミュニケーションの肯定テクニックです。
「起きてきたね」
「ご飯食べてるね」
「ご飯食べ終わったね」
「靴下履いたんだね」
「着替えひとりでできたね」
「歯磨きしてるんだね」
「歯がピカピカになったね」
お子さんがやっていること、すでに終えていることそのまま伝えていきましょう。
当たり前にできていることから全部、言葉にして伝えてみましょう!
毎日継続していくことがポイントです!
息子へ毎日、実況中継を続けた結果、
「着替えたよ、見て!」
「ひとりでできるよ」
「靴下履いて出発だ!」
「できることが増えてきた」と
不安が強くネガティブ発言ばかりだった発達障害グレーゾーン息子から、前向きなポジティブ発言がどんどん出てくるようになっています。
自分の中で「僕はできる」という自信が育ってきていることが発する言葉から伝わってきます。
ぜひ、実況中継でお子さんへ「できてるよ!」をと届け続けてくださいね。
執筆者:堀このみ
発達科学コミュニケーション トレーナー