夏休みの兄弟喧嘩にイライラしていませんか?
「今日も兄弟喧嘩ばっかり…」
夏休みが始まって間もないのに、すでに心が折れそう。
そんな気持ちで、少し憂うつになっていませんか?
にいにが叩いた!
これは僕のもの!
私が先だった!
ママの隣がいい!
毎回同じような言い争いを聞いていると、「また始まった…」「もういい加減にして!」と、イライラしてしまいますよね。
我が家の8歳と4歳の兄妹も、毎日のように喧嘩を繰り広げています。
一緒にいるとすぐに小競り合いか始まるので、「もう、離れて!」と無理矢理引き離したり、妹への当たりが強い兄に注意をしていました。
しかし、それがかえって兄の妹への意地悪をエスカレートさせる、まさに悪循環に陥っていたのです。
しかも、兄弟喧嘩が起こるのは決まって忙しい時間帯。
朝の支度をしている時や夕飯の準備中などバタバタしている時に限って喧嘩が勃発するので、私のイライラもMAXに!
どうしたらもっと仲良く過ごしてくれるのか悩んでいました。
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兄弟喧嘩の裏にある上の子の気持ちに注目
兄弟喧嘩が始まる時。
それは大体が兄、不安が強い息子の機嫌が悪い時です。
・宿題で分からないところがある
・ゲームで負けてしまった
・お腹が空いている
・眠い、疲れている
特に夏休みは、学校がないぶん、生活リズムが崩れやすく、一緒にいる時間も長くなるので、普段ならスルーできる兄弟の行動や言葉にいちいち反応し、当たりが強くなってしまうのです。
そして、我が家の場合、妹は兄よりも口が達者で、
「にいに、〇〇が嫌だったよ、やめて」
「ごめんね、って言って」
など、先生のような口調で兄を諭すことがよくあります。
兄としては、そんな妹の態度も面白くないんですよね。
そのうえママからの注意も増え、妹への当たりはさらにエスカレートしていました。
実は兄弟喧嘩の裏には、不安が強い息子の”脳のクセ”が関係していたのです。
喧嘩の原因は脳のクセにあった
感情のコントロールが苦手
不安が強い子どもは、自分の感情をうまく言葉で表現することが難しく、感情のコントロールも苦手です。
特に、強い不安やストレスを感じているとき、どのように自分の気持ちを整理すればいいのかがわからず、感情が爆発しがちになります。
日々の生活で溜まったストレスや不安をうまく処理できず、その捌け口として兄弟に感情をぶつけてしまうことがあります。
さらに、「寂しい」「甘えたい」「見てほしい」といった感情を直接言葉で伝える代わりに、兄弟喧嘩という行動で表現してしまうのです。
脳が誤学習している
不安が強い子どもの脳、特に感情を司る「扁桃体」は、ストレスや不安を過剰に感じ取りやすい特徴があります。
そのため、些細なことで自分の感情を強く感じ、他の子どもよりも反応が大きくなることがあります。
このように、感情が過剰に反応することで、「困ったことが起きる=注目してもらえる、助けてもらえる」と脳が誤って学習してしまうのです。
その結果、「喧嘩をする=ママが構ってくれる」と認識し、無意識に困った行動や兄弟喧嘩を通じて、自分の気持ちを表現し、注目を集めようとしてしまうことがあるのです。
では、どうしたら兄弟喧嘩を減らすことができるのでしょうか。
ここからは、我が家で効果的だった関わり方をお伝えしますね。
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上の子への注意をやめる
兄弟喧嘩が始まったとき、つい仲裁に入ってしまいがちですが、実はその時こそ、あえて介入しない方がよいのです。
注意したくなる気持ちはグッとこらえて、見て見ぬふりをしましょう!
下の子が「ママー!」と泣きついてきたときも、焦らず「そっか〜、嫌だったんだね」と気持ちに寄り添うことを優先しますが、上の子に注意しないように心がけてくださいね。
実際、我が家では上の子への注意をやめただけで、妹への当たりがエスカレートすることがなくなったのです!
兄妹喧嘩が起きたときに大人が介入すると、かえって子どもたちの間で「大人が自分の味方だ」という感情が強まり、喧嘩が続いてしまうこともあります。
しかし、少し距離を置くことで、お互いに気持ちが落ち着き、自然と解決することが多くなります。
上の子を思い切り甘えさせる
下の子への当たりが強いなと感じたら、思い切り上の子を甘えさせましょう。
「妹にきつく当たる=本当は疲れていて甘えたいサイン」なんだなと気づいてからは、私のイライラも減りました。
それからは、妹に意地悪したときこそ、上の子をたっぷり甘えさせるようにしています。
不思議なことに、甘えさせる時間をしっかり取るようになってからは、上の子のイライラも減って、下の子に優しく接するようになってきたのです。
喧嘩が始まりそうなときも、無理に止めずに、
「そういえばさ〜」と急に別の話題をふって、みんなでおやつタイムに。
リラックスできる空気をつくることで、自然と喧嘩の火種が消えることも多くなりました。
スキンシップが好きな上の子には、普段よりも多めにハグをしたり、頭や背中をやさしくなでたりしています。
たったそれだけでも、表情がふっとやわらいで、落ち着くみたいです。
仲良くしている時にだけ声をかける
つい、兄弟喧嘩の時ばかりに目がいってしまいがちですが、実は仲良くしている時にこそ意識的に声をかけることが大切です。
喧嘩の最中は、子どもたちの気持ちがヒートアップしているので、「仲良くしなさい」と声をかけても、なかなか耳に届きません。
その上、子どもたちは「喧嘩をすればママが来てくれる」という誤った学習をしてしまうことも。
そこで、仲良くしている時にだけ褒めたり、声をかけてあげるようにすると、子どもたちは
「仲良くしていればママが来てくれる」と認識するようになり、自然と仲良くする頻度が増えるのです。
実際、我が家でもこの方法を試してから、仲良しの時間が増えました。
まだまだ喧嘩はしますが、兄が妹に優しく接することが増えたおかげで、子どもたちの関係が穏やかになりました。
そして、兄弟喧嘩の回数がぐっと減ったことで、私もイライラすることがなくなり子どもたちと楽しく過ごすことができています。
夏休みはまだまだ続きます。
ぜひ、今からでも「注意しない」「甘えさせる」「仲良しの瞬間をほめる」
3つのコツを少しずつ取り入れてみてください。
ママ自身も「がんばりすぎないこと」を忘れずに!
ママの心にゆとりをつくる時間も取りながら、ゆるっと夏を乗り越えていきましょうね。
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<執筆者>
発達科学コミュニケーション アンバサダー
仲村まな