病院嫌いな子の「やっぱり行かない」を「行ってみる」に変える秘密の声かけ

病院が嫌い!行こうとしても「やっぱり行かない」という不安が強い子どもに悩んでいませんか?病院に行ってほしい時にその気にさせるのは大変ですよね。この記事では病院が嫌いになる原因と安心して受診するための会話術をご紹介します。

不安の強い子の病院嫌いはどうしたらいい?

 

病院嫌い!病院こわい!
治らなくてもいい!

病院に行こうと言っても強く抵抗する、病院が嫌いなお子さんに苦労していませんか?

 

我が家の小学一年生の息子も不安が強く、病院が大嫌いです。


小さい時は、注射の時も泣かないという我慢強さを見せていたのですが、
年中さんの頃に受けたコロナの検査を機に、極端に病院嫌いになりました。

 

熱が高くて病院に行こうと話しても、泣き叫び、怒り、なかなかおさまらない。

ようやく行くことに納得したかと思うと、「やっぱり行かない!」

 

 

何とか受診しても先生の前で大泣きし続ける
病院で暴言を吐く

 

親も子もへとへとでした。

病院は極力行かないようにして、何とかやってきました。

 

そんな病院嫌いな息子が、1年ぶりに落ち着いて受診する事ができました。

 

この記事では、不安の強い子が病院を嫌いになる原因と、安心して受診をするための会話術をご紹介していきたいと思います。

 

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病院が苦手になる理由

 

なぜ、不安の強い子は病院がそんなに嫌いなのでしょうか。

 

(1)見通しの立たない事が不安

 

不安が強くなる原因のひとつに「見通しの立たない事が苦手」という脳の特性があります。

 

「何をするんだろう」
「また痛い検査をされるのか」

 

何が起きるのかわからないので不安になり、「行かない」「こわい」「めんどくさい」という反応になります。

 

前に行ったことのある病院でも、こわい記憶ばかりが残り、どんな場所か、どんな人がいたか、何をしたかはあまり覚えていない場合もあるのです。

 

 

(2)予期不安

 

「予期不安」と言われる、まだ起こっていないことを心配し過ぎてしまう面もあります。

 

「また痛いかもしれない」
「また泣いてしまうかもしれない」
「お医者さんに言われた通りに、できないかもしれない」

 

「病院=嫌なことがある場所」という記憶になっているので、「行動しない」という選択をして、自分を守ろうとするのです。

 

そんな不安が強い子の病院嫌いを乗り越えるには、どんな方法があるでしょうか。

次に紹介していきますね。

 

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病院嫌いな子が安心する秘密の声かけ

 

不安の強い子は病院で何をするかがわからず、病院嫌い!と不安をふくらませている可能性があります。

親が思っているよりも何倍も詳しく、子どもに説明してあげましょう。

 

(1)病院での見通し

 

  • 病院までの交通
  • 病院の外観、室内の写真を見せる
  • どこを見せるか(お腹、口の中など)
  • いつ終わるのか

 

ゆっくりと、ストーリーのように伝えるのがおすすめです。

「まず名前を呼ばれて、部屋に入って…」

流れをおって伝えると子どもが頭の中でイメージがしやすいです。

 

年齢が小さければ、お医者さんごっこをしながら楽しく練習するのもおすすめです。

 

(2)終わってからの楽しみな見通し

 

「終わったら、アイスを食べようか!」

「帰ってきたら何の動画見るの?」

 

など、受診が終わってからの楽しい話をすると、ネガティブな感情でいっぱいだった脳がやわらぎ、ポジティブな感情が動き出します

 

それでも落ち着かない場合には、

「何か心配なことがある?」

など、もやもやと抱えている不安を吐き出す声かけをしてみてくださいね。

 

 

やっぱり行かないを乗り越えて受診できた体験談

 

病院嫌いな息子が全身に湿疹ができたため、一年ぶりに受診ができた時のことです。

 

病院に行くことには納得していたのですが、出発直前に「やっぱり行きたくない」と言い出しました。

 

私は「そっかあ」と言って、息子がどんな決断をするのか、様子を見ることにしました。

不安が強いようで、息子はゲームをし続けていました。

 

そこで、「また体がかゆくなったら行ってもいいし、病院に行くかどうかは任せるよ。」と伝えました。

すると、「病院久しぶりだからこわいんだ」と気持ちを話してきました

 

「そっか、話してくれてありがとう」と伝え、

病院の写真をもう一度見せて見通しが立てられるようにしたり、お腹や腕を見せるよと伝えました。

 

「帰ったら一緒にゲームをしようね。」

楽しみになる話もワクワクするように、意識的にテンションを上げて話をしました。

 

すると気持ちが切り替わってきて、無事に出発することができました。

 

 

病院の待ち時間も長かったのですが、外のベンチでおやつを食べたり、動画を見たりして、受診も問題なく終了!

 

「久しぶりの病院行けたね!」
と話し、息子も本当に満足そうでした

 

私たちが思っている以上に、「この先何が起きるのかわからない」見通しの立たなさが、子どもの不安を作り出していることがあります。

 

きっと、ママの優しい声で見通しが持てる会話をして、病院嫌いを乗り越える安心感を作り出すことができますよ。

 

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<執筆者>
発達科学コミュニケーション アンバサダー
松原みのり

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