“過剰適応”って何?母子分離不安の子が「外ではいい子」な理由と対処法

母子分離不安があり、家では「ママ来て!」「ママやって」なのに、学校や園ではいい子に変身している子はいませんか?実は「過剰適応」と関係しているかもしれません。この記事では母子分離不安の子が過剰適応になる理由と対処法をお伝えします。
 

家ではママ依存なのに外では「いい子」な母子分離不安

 

登園・登校の朝は「ママ行かないで!」なのに、ママと別れると泣き止み集団で過ごしている

家ではママ依存が強くて、「ママ来て!」「ママやって!」なのに、学校や園では「よくできていますよ」と言われる

こんなお子さんいませんか?

 

我が家の小学2年生の息子も、保育園の頃は「ママと離れてたら集団に入って活動できている」と言われ、注意を受ける事もありませんでした。

 

私は、後悔しています。

息子がどれだけ過剰に頑張っているか、いわゆる「過剰適応」状態だった事に気がついていなかったのです。

 

保育園の1歳〜年中さんまで母子分離不安が強く、断続的に登園しぶり。
年長では慣れて泣かなくなったのですが、年長1月末から登園しぶりが再発。

 

私が疲れている息子の深刻度に気がつけず、「もうすぐ小学生だから」と息子の自立を促す言葉かけも増やし、プレッシャーをかけてしまいました。

そして不登園になり、そのまま小学校入学時から不登校になりました。

 

 

母子分離不安が強いのに、学校や園では「ママと離れれば大丈夫ですよ」と言われる時期が長く続いている子は要注意です。

何かストレスが大きくなる要因があると、母子分離不安が強まったり、行き渋りにつながることがあります。

ですが、ママの関わり方で不安をやわらげ、学校や園と上手に付き合っていけるようになります。

 

この記事では、母子分離不安の子の過剰適応との関係と、ママができる対応法をお伝えしていきます。

 

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母子分離不安の子の過剰適応とは

 

過剰適応とは、自分のやりたいことや思いを過剰に我慢して、周りに合わせて無理に頑張りすぎることです。
ここでは、母子分離不安の子が過剰適応になりやすい理由を2つお伝えします。

 

(1)周囲に合わせすぎる


空気を読んで友達に合わせすぎ
たり、先生の期待に無理に応えすぎて、心理的に負担を抱えたりします

また、母子分離不安の子は、不安で泣きたい気持ちでも、わからない事があっても、周りの子たちの行動を真似る事で、困っている事を隠そうとします

しかし、本人にとってはこれが重いストレスとなり、周囲が思っているよりも、ずっと疲れてしまいます

 

(2)0か100かの思考が強い

  • 先生に言われたことは完璧にやらなきゃ!と頑張りすぎる。
  • 自分が頑張り過ぎていることにも気づかない。

0か100かの思考が強く、適度に頑張ることができない事も関係しています。

その結果、ハードルが高いことにも頑張ってしまい、自分でも気づかないうちに心も体も疲れ切ってしまいます。

 

 

これらの理由から、家に帰るとママママ!と母子分離不安が強まったり、怒りっぽくなる等、ストレスを発散させます。

息子も、帰ってきてから「新しいおもちゃ買って!」と何度もごねたり、ちょっと思い通りにならないと大声で怒ったり、イライラしていました。

そんな時こそ、おうちでのママの関わり方がとても大切です。
ストレスが原因の登園・登校しぶりを防ぐことにもつながります。

次に過剰適応の子におすすめのママの関わり方をお伝えしますね。

 

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外ではいい子のストレスを解消するママの関わり方

 

過剰適応でストレスを溜め込んでいる子に大事なことは、自由に過ごす選択を与えることです。

「好きなことをさせる」だけじゃなく、「苦手なことをしなくていい」という選択肢を作ることも大事です

 

例えば、勉強が苦手な子は「宿題しなくてもOK」という選択を提示。
ママが「やらなくていい」と伝えることで、ストレスが一つ減ります

その安心感がエネルギーとなり、自分のタイミングで宿題を始めることもあります。

 

保育園の1歳から年中まで母子分離不安が続いた息子ですが、年長では登園渋りはピタリとやみ、嘘のように泣かずに通っていました

 

今、振り返ると家でのストレスを減らしたからだと思っています。

当時、ゲームの時間制限で、母子で言い合いになる事の多い日々でした。
きっと保育園で溜め込んでいるストレスがあるんだと考え、ゲーム時間をあまりうるさく言わないようにしたのです。

 

お子さんが家での生活で苦手な事をやらない選択肢を作る事で、ストレスを減らし、園や学校での生活のエネルギーを溜めることができるのです。

 

 

ママの対応を変えると子どもの過剰適応は和らぐ

 

家でのママとの会話が、どれだけ大切な土台なのか。

発達科学コミュニケーションを学んだ今、実感しています。

 

当時、過剰適応でへとへとで、母子分離不安が日に日に強まっていた息子。
まずは、息子が苦手な事を必要以上に要求しない事を徹底しました。

すると私との関係が改善され、自分の思いを言葉で伝えられるようになっていきました

 

そして今は、家以外でも先生やお友達に「やらない」断れるようになったり、

友達に譲ってばかりだった息子が「僕がやりたい」伝える事が増えました。

 

水に濡れるのが嫌いで、お風呂も大嫌いだった息子が、今ではプールにも挑戦するように!
家ではゲームか動画しかやらない息子が、本人のペースで大きく変化しています。

 

人は必ず変わる事ができる!

ママとの会話で子どもの脳は伸びる。

脳を伸ばすと、今抱えている困りごとも解消する、そんな未来が待っています。

 

 

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<執筆者>
発達科学コミュニケーションアンバサダー
松原みのり

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