境界性知能のお子さんが一番サポートが足りない!?

2022年度も半分を切りましたね
お子さんの学校での様子は

いかがですか?

最近はダウン症のお子さんの

ママではない方からの相談も多く
その中で一番多い
境界性知能のお子さんについて

今日はお話します。

境界性知能とは

ⅠQ70~84で一定の支援が
必要な人たちのことです。

軽度の知的障害と健常者との間の知能

という意味で境界(領域)知能と呼ばれています。

お母さんからの相談は

「普通級にいますが、
このままでいいか悩んでいます」

というご相談が一番寄せられます。

特に、

来年からは支援級を考えようかな?
とお考えのご家庭にとっては、

今の時期が大事ですよね。

今日はそんなご家庭からのご質問に

お答えしますね。
 
 
 
 
<質問ここから>
=================
 
小学生の子がいます。
(中略)
 
今は普通級に通って、

週一で通級に通っていますが、

来年度からは、

支援級に入れようと思っているのですが、旦那が猛反対!!

多分、自分が小学校時代の支援級、

特別学級のイメージが強いらしく…

来月に、通級の先生、

支援級の先生、担任と
話し合いをもつ予定ですが、

どうなるか…

発達検査や結果は

私が説明しているので
子どもが置かれている状況は

理解していると思います。

どうしたらいいのが、

一番ベストなんでしょうか…
 
=================

<質問ここまで>

お母さんは、

お子さんをよく見ていて、

日常の発達のつまずきを知っている。

お父さんは、

お子さんと関わる時間が
短くなりがちなので、
発達のつまずきを目の当たりにする

機会が少ない。

つまり、

お子さんの発達のつまずきを肌で感じて

自分も困っているお母さんと、

知識として知っているお父さんとでは

将来の考え方が違ってくることも

当然あり得てしまうワケです。

お母さんは、

朝のしたくや、宿題など
毎日毎日同じことを言っても
なかなか出来るようにはならない

我が子を見ています。

あるいは、お子さんがこっそりと

「もう学校が辛いな」

と漏らすのを聞いているご家庭もあります。

勉強をがんばりたいのに、

毎日ドリルをやっても
出来るようにならないジレンマを

抱えているお子さんもいます。

ときには、

お子さんが涙を流して悔しがる。
そんな姿に、
お母さんも涙が出てしまうときだって

あると思います。

「大人になって困らないように

 きちんと教育はしたい。
 
 でも、授業もほとんど分からずに
 ただ教室で座っている毎日。
 
 このまま普通級にいさせることが
 本当に我が子の幸せになるの?」
 
 

こんな葛藤を抱えていらっしゃると思います。

発達の本を調べてみても、

担任の先生に聞いてみても、
かかりつけ医に聞いてみても、
知能検査のスコアも、
 
 
「支援級の方が合っている」

と示している。

子ども本人に聞いてみたら

「そっち(支援級)の方がいい」

と言った・・・。

やっぱりそうなんだ…。

確かに、子どもの様子を見ていれば
そうだよな…。
 
 
そう思ってお父さんに相談します。
 
 
しかしここで、
多くのお父さんはこう言います。
 
 
「考え過ぎだ。今のままで問題ない」
 
 
 
「これも個性だろう。
勉強が苦手でも、スポーツとか
他に伸ばせるものがあるから大丈夫だ」
 
 
「支援級に入れて、将来どうするつもりだ?支援級に入る意味が分かってるのか?」
 
 
「病院に行ったり検査を受けたりするか   ら、こんなことになるんだ!
そもそも病院なんて必要なかった。
お前が余計なことをするからだ」
 
 
「普通級の中で揉まれて
一緒に成長するもんだろう」
 
 
「お前がそんな話をするから
本人もその気になってしまったんだ」
 
 
これ、私の作り話でなく、

ぜ〜んぶ今まで実際に聞いた言葉です。

お父さんだって、

悪気はないんですよね。

ただ純粋に、

本当に我が子がそんな状態なのか!?
と信じがたい状況なのでしょう。
 
 
まさに
「昔の支援級のイメージ」

お話なさっている方も多いでしょう。

正直、発コミュトレーナーの私も

軽度〜グレーのお子さんの「教育の場」は迷うことが多いです。

特に、

境界性知能(IQ70〜84)の場合、
普通級で学習についていくのは、

現実的に難しいです。

「ただ座っているだけ」

になっていることがほとんどです。
本来はサポートが必要なのに

ほとんど支援がない状態です。

この状況を良しとするか?

このままでOKとするか?
意見は分かれます。
 
 

では、どんなふうに子どもの発達を見立てて対応すれば良いのか?

このご質問はとっても大切なので次の記事で引き続き解説していきます!

 
 
お子さんに最適な「教育の場」について
迷っている方は、是非チェックしてくださいね。
 
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