夏休みも終盤。
2学期が近づいてくるほど、
「そろそろちゃんとさせなきゃ」
という気持ちが
強くなっていませんか?
昨日のメールでは、
学校で
「今のところ大丈夫ですよ」
と言われていても、
家でママが感じている
「このままで大丈夫かな?」
という違和感は、
なかったことにしなくていい。
そんなお話をしました。
▼こちらからお読みいただけます
https://www.agentmail.jp/archive/mail/2662/9444/865018/
今日は、
その続きです。
子どもが動かないと、
私たち親はつい、
「もっとちゃんと
躾けなくては
いけないのかな」
と思います。
宿題をしない。
ゲームをやめない。
何度言っても
次の行動に移らない。
そんな姿を見ると、
優しく言っているだけでは
ダメなんじゃないか。
社会に出たら
困るんじゃないか。
今ここで
厳しく教えなきゃ。
そう思ってしまう。
実は今日、
あるお母さんから
こんなお話を聞きました。
「私はずっと、
ちゃんと躾けられた子が
正しい子、
常識のある子、
だと思ってきました」
だから、
お子さんにも
「ちゃんとさせなきゃ」
と一生懸命だった。
言っても聞かない時には
さらに強く言う。
癇癪が出れば
もっと厳しく抑える。
なぜなら、
“今ここで止めなければ、
この子が将来困る”
と思っていたからです。
これ、
すごく分かるんです。
私も以前は
子どもが動かなければ、
言い方が足りない。
もっと強く言わなきゃ。
と思っていました。
実際、
強く言えば
子どもは動くことがあります。
だけど、
ここに
大きな落とし穴
があります。
それは、
「自分で考えて動いた」
のではなく、
「怒られるのが
嫌だから動いた」
だけかもしれない、
ということ。
これを繰り返していると、
ママが言わないと
動けない。
怒られないと
切り替えられない。
そんな関係が
できやすくなります。
だから私は、
「厳しくしない子育て」
をしたいのではありません。
育てたいのは、
ママが怖いから動く力ではなく、
自分で考えて、
自分で次へ動ける力。
今日お話を聞いた
お子さんにも、
まさにそんな変化が
見え始めていました。
その子は今日、
初めてに近い形で、
電車とバスを使って
自分で目的地まで向かう
練習をしました。
朝は少し不機嫌。
お母さんも、
「今日は行かないって
言うかもしれない」
と思っていたそうです。
だけど、
行きました。
そして帰ってきて、
「今日は大冒険だった」
「電車、緊張した」
「疲れた」
と話したそうです。
これ、
私はとても大事な
変化だと思います。
不安や緊張があっても、
「嫌だ!」
「行かない!」
だけで終わらず、
自分が今、
何を感じているのかを
言葉にできた。
そしてお母さんが、
「電車やバスで
行けるようになったら、
自由になるね」
と伝えると、
その子は、
「本当だ。
遠くにも行けるようになる!」
と、
自分がやりたいことに
結びつけたそうです。
誰かに
「行きなさい」
と言われたからではなく、
「できるようになったら、
自分の世界が広がる」
と、自分で意味を
見つけ始めたんです。
私は、
ここを育てたい。
2学期が始まるから、
宿題をやらせる。
生活を戻させる。
学校へ行かせる。
もちろん、
目の前ではそれも
気になります。
だけど、
もっと先を考えた時、
本当に必要なのは、
「ママに言われたからやる子」
ではなく、
「自分はどうしたい?」
と考えて、
不安があっても、
できる方法を探して、
一歩動ける子。
その力は、
怒られて
身につくものではありません。
だから、
もし2学期を前に、
「もっと厳しくしなくちゃ」
「今のうちに
ちゃんとさせなくちゃ」
という気持ちが
大きくなっているなら、
一度、
「私は今、
何をできるように
させたいんだろう?」
と考えてみてほしいんです。
今日、
宿題を終わらせることなのか。
それとも、
この先ずっと使える
自分で気持ちを切り替えて
動き出す力を
育てることなのか。
ここが変わると、
同じ「動かない」でも、
ママの見る場所が
変わってきます。
2学期までに
完璧に整えなくていい。
今から育てたいのは、
怒られないと
動ける子ではなく、
怒られなくても、
自分で動き出せる子。
そのために、
まずママが
「どう動かすか」ではなく、
「なぜ今、動けないのか」
を分かるところから
始めてみてくださいね。
明日は、
「分かっているのに動けない子」に
何て声をかけたらいいの?
そんなお話をしたいと思います。
松下かよ

