発達障害ADHDの子どもの運動不足は一石二鳥の「外遊び」で解消しよう!

発達障害・ADHDの子どもが運動不足になるとトラブルが起きやすくなります。そんなときのストレス解消にオススメの「外遊び」が、実は脳の発達にもいいって知っていましたか?体だけでなく脳の発達も促す一石二鳥の外遊びを紹介します!
 
 

1.発達障害ADHDタイプの子どもに運動が大切な理由

 
 
発達障害の子どもの脳に運動不足は大敵です。
 
 
特に、発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプのお子さんは、運動量が不足すると特性が強く出やすいと言われています。
 
 
「何となくイライラや乱暴さが出てきたな~」と感じたら、外で思いっきり体を動かす時間を作ることで、ストレスをためないように予防できます。
 
 
でも、実は脳の発達の観点から言えば、発達障害ADHDタイプの子どもに限らず10歳までは、お家で勉強させるよりも外で遊ぶ方が断然、脳は発達します!
 
 
思いっきり体を動かすことができる外遊びはストレス解消や予防だけでなく、発達を考えても最高の遊びなんです!
 
 
では、一体どんな発達が期待できるのでしょうか?
 
 
 
 
①基礎的な体力、運動能力の向上
 
 
これは、体力づくりのために運動する方も多いので分かりやすいですね。
 
 
②協調運動の発達
 
 
体の動きは関節や筋肉の協調性がないと、なめらかな動きが上手くできません。
 
 
外遊びは体の色々な部分を連動させて使うので、協調運動を鍛える効果が期待できます。
 
 
ちなみに協調運動とは、「手と目」「足と目」「足と手」など、別々の機能を一緒に動かす運動のことです。
 
 
③社会的な協調性の学習
 
 
友達や家族と一緒に遊ぶことでルールを学んだり仲間意識を養ったりするので、社会的な協調性を学ぶことにもつながります。
 
 
つまり、子どもは外遊びを通して体力をつけるだけでなく、社会性を身につけたり、体の多くのパーツを協調させる練習をしたりしているんです。
 
 
発達障害ADHDの子どもたちは、協調運動が苦手なことも多いので、これは絶対オススメですね!
 
 

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2.体力も運動能力も発達させる「外遊び」とは?

 
 
特に、昔からある伝承遊びは子どもの発達への効果が期待できるそうです。では、オススメの外遊びをいくつか考えてみましょう!
 
 
・鬼ごっこ
 
 
走りながら向きを変えたり、走るスピードを変えたりすることが必要になります。これは体全体の筋肉を使うことになり、さらに体幹にも刺激があります。
 
 
・ドッジボール
 
 
ボールをよけるときには急に姿勢を変えるので反射神経瞬発力を使い、それに体を反応させる協調性も鍛えられていきます。
 
 
・ジャングルジム
 
 
複雑な姿勢をとることでバランス能力が向上します。縦横だけでなく様々な方向に体を使うので、体全体体幹を使うことになります。
 
 
・ぶらんこ
 
 
体のコントロール力がつき、平衡感覚の発達にもつながります。
 
 
・だるまさんがころんだ
 
 
ピタッと動きを止めていることで体幹が鍛えられます。また、どんな不安定な姿勢でもそのままの姿勢でいないといけないのでバランス能力が向上します。
 
 
 
 
昔ながらの外遊びは、色々な体の使い方をしてバランスや体の協調性を学んでいるのが分かりますね。
 
 
こういった部分が発達することは、発達障害ADHDの子どもの姿勢にも良い影響があるそうですよ!
 
 

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3.子どもの発達に何よりも大切なのは「楽しい」記憶を残すこと!

 
 
ここで大切なのは運動を無理なく楽しんでやること!脳は楽しいと感じることで発達するのです。
 
 
発達障害ADHDタイプの子どもたちは、脳の特性により「できない」という失敗体験をさせると逆効果になってしまいます。
 
 
ちょっと頑張ればできそうな遊びにすると楽しめると思うので、子どもが無理なくできそうな遊びをお母さんが選んであげてください。
 
 
そして、遊んでいるときもよく観察しながら、楽しめるようにサポートしてあげてくださいね。
 
 
そうすれば、発達障害ADHDのお子さんにとってお母さんと一緒に遊ぶことがとても楽しい記憶になります。
 
 
そして、体を動かして遊ぶことが「楽しいこと」として記憶に残れば運動量も増えていきますよ。
 
 
 
 
昔ながらの外遊びはすぐに取り入れられるものばかりです。
 
 
発達障害ADHDのお子さんに外遊びが好きになる記憶を与えて、体を動かすことにより脳も発達させる!
 
 
こんな一石二鳥の時間をぜひ、お子さんと一緒に過ごしてみてくださいね!
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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