発達障害・グレーゾーンの困った行動にはパターンがある?「スルー」を上手に使って「しつけ」にさようなら!

やんちゃな発達障害・グレーゾーン男子。ガミガミ怒っても困った行動はますますエスカレート。でもちょっと待って。パターンを分析して「スルー」を上手に使うと「しつけ」にさようならできますよ!
 

1.発達障害・グレーゾーンの困った行動にはパターンがある?

 
 
こんにちは!私は二人の男の子のママです。
 
 
長男は小学校4年生。注意欠陥多動性障害(ADHD)のグレーゾーンです。次男は年長さん。たぶん発達障害ではありませんが、とにかく2人ともやんちゃで自由で個性的!
 
 
今でこそ子育てを楽しめるようになった私も、数年前は彼らに振り回される典型的な「ガミガミ母さん」でした。
 
 
「静かにしなさい!」
「走っちゃダメ!」
 
 
でも、私がガミガミすればするほど、子どもたちの困った行動はエスカレート。毎日困り果てているところに発達科学コミュニケーションに出会いました。
 
 
そして学びを深めていくうちに、あることに気がついたんです。それは何だと思いますか?
 
 
それは子ども達の「困った行動・やめてほしい行動」はズバリ、2パターンに分かれる!ということ。
 
 
ちょっとご紹介しますね!
 
 

◆①ダメって知ってるけど、気がついたらやっちゃってるパターン

 
 
これは我が家の長男タイプ。ADHDタイプのお子さんで、理性のコントロールが未熟な場合、ダメって知ってるけど、気づいたときにはもうやってしまっていた、ということが多いです。
 
 
また、「これをしたらこうなる」というイメージする力も弱いので日常生活で怒られる確率がグンとあがります。
 
 

◆②ダメって知ってるから、気を引きたくてやってるパターン

 
 
これは、我が家の次男タイプ。わざと自覚してやってるときと、気づかずやっているときがあるのですが、このケースはまさにお母さんの「反応待ち」。
 
 
ここでいう「反応」とはお母さんの「リアクション」。実は怒られたことでさえ、子どもにとっては「自分に注目してもらえた」という「ご褒美」なんです。
 
 
 
 
いかがでしょうか?あなたはこれらの「困った行動・やめてほしい行動」をやめさせたくて、しつけていないでしょうか?
 
 
そんなこと言ったって…しつける以外方法があるの?というお声が聞こえてきそうです!
 
 
はい、その方法あります!それは 「スルー」すること。困った行動は見ているけど、まるで何も見ていなかったかのように振る舞うんです!
 
 

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2.我が家のリアルを公開!「スルー」を上手に使って「しつけ」にさようなら!

 
 
どういうことかというと…お母さんが良くない行動をスルーすると、子どもは「あれ?お母さん、注目してくれないの?」と、自然に悪い行動をやめたり、良い行動を取りはじめます。
 
 
お母さんが反応するのはこの「良い行動」を取りはじめてから!
 
 
このタイミングで「よくできたね」と褒めると「こうすればお母さんは注目してくれるのか」と学習し、良い行動が定着する、こういうしくみなんです!
 
 
ではここで我が家のスルーの実践例を公開したいと思います!
 
 

◆長男の場合

 
 
先日、長男が前から欲しがっていた虫あみを買ってきたときのこと。予想通り家の中で虫を捕まえる練習をはじめました。その瞬間、バキッという音をたて、虫あみが折れてしまったのです。
 
 
こんなとき、どうすればいいかというと…
 
 
小学校4年生なら家で虫あみを振り回したらどうなるか予想がつきそうですが、これは脳の特性上、本人がコントロールできない部分。ですから怒るのはNG。
 
 
むしろ、怒られることで傷つき体験になってしまう可能性があります。なのでここはぐっと我慢。すぐにテープで補修して「家の中では使わないよ」と伝えました。
 
 

◆次男の場合

 
 
朝からTVが見たかった次男。でも登園の時間だったので「幼稚園から帰ってきたらね」と伝えたところからグズリがスタート!
 
 
「今すぐ見たい!」と泣きながら、畳んであった洗濯物を蹴散らします。
 
 
でも私が取り合わないので泣き声はさらに大きくなり、ますます行動はエスカレート。
 
 
こんなとき、どうすればいいかというと…
 
 
私は雑誌を読みながら素知らぬふりです。すると数分後、落ち着きをとりもどした次男が「ママ、ごめんなさい」と言ってきました!
 
 
そこですかさず「よく言えたね!」と褒めて抱きしめました
 
 
 
 
スルーって大好きなお母さんに反応してもらえないので一時的に激しくなることがあります。しかしそこも我慢してスルーすると効果が出ます!
 
 
いかかでしたか?少しでもイメージが湧きましたか?
 
 
こんなふうにお子さんに合った方法で「スルー」を実践できれば、ガミガミ母さんから卒業できますよ!頑張るあなたを応援しています!
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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